「誰のことも攻撃しない」という戦い方

先日書いた記事に、こんなありがたい感想をいただきました。

誰も攻撃をしない
これは私が文章を書く上で、いつも大切にしたいと思っていることです。

あらゆる価値観を否定はしない。その価値観を一度受け止めた上で、それでも私はこう思う。そういう主張の仕方を常々意識しています。

甘いと言われるかもしれないし、八方美人だと批難されるかもしれませんが、煽ったりけしかけたりしても、なかなか真意は伝わらないと思うからです。

私はもともと負けん気が強い性格で、昔から言語化能力だけは高かったので、人を言い負かすことは得意でした。

しかし、言い負かしたところで相手が自分の思い通りに動くわけではありません。

正論で人は動かない」というのは、散々苦労した末に行き着いた私の中の教訓です。

マキアヴェッリが「現実的な考え方をする人がまちがうのは、相手も現実的に考えるだろうからバカなまねはしないに違いない、と思ったときである」と言ったように、人は常に現実的に考えられるものではない。これを腹落ちして理解しているかどうかで、人への対応や言葉の使い方は大きく変わるように思います。

ちなみにこれは、現実的な人と感情的な人という区分があるという話ではなく、同じ人でも感情的になってしまう瞬間もあれば、理性的に考えられる分野もあるということ。

もちろん、私も常に合理的に考えられるわけではありません。

だからこそ、他人の感情に対しても慎重に対処すべきだと思うのです。

偏った主張をしたり、何かを下げて別の何かを褒めることで人の感情を刺激する方がたくさんの人に届くことが多いですし、内容によってはそうした伝え方の方が影響を与えられることもあると思います。

未だに「保育園落ちた、日本死ね」というフレーズをすぐに思い出すことができるように、感情に訴えかける文章はよくも悪くも人を動かし、記憶に残り続ける効果があるからです。

だけど私は、急に何かが動かなかったとしても、雨だれが石を穿つように少しずつ、でも確実な、そんな変化が起きればいいと思う。
だから、できるかぎり人を攻撃せず、私の意見と違う考えをもっている人にも「そんな考え方があるのね」と知ってもらうきっかけになるような、そんな言葉を紡いでいきたいと思う。

私がこうしてインターネットの端っこで何かを書き連ね続けることで起きる変化なんて、取るに足らないものかもしれないけれど、蝶の羽ばたきからハリケーンが生まれるように、広大なインターネットという海に投じる一滴一滴の言葉たちは、できるかぎりクリーンに保っていきたいなと思っています。

誰のことも攻撃しない
これが、私なりの戦い方なのです。

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(Photo by Kazuna.H

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最所あさみ

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