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【私のおでかけ帖】お正月気分が抜けなくて。古きよきを感じる柴又へ(2017.1)

実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけプランを勝手に発表するシリーズです。
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気がついたら年が明けていました、改めてあけましておめでとうございます。

2017年はじめのおでかけ帖をどこにするか悩みに悩んだ結果、やっぱり1月上旬は古きよき日本を感じられる場所に行きたいな、と思い柴又エリアをピックアップしてみました。

新年早々渋いぜ!

柴又は1回だけ行ったことがあるのですが、さらっと通りすぎてしまったのとそのあと小林聡美の「散歩」というエッセイを読んで改めて行きたい!と思っていたエリアなのです。

大人のお散歩にぴったりな柴又エリアを探検します!

待ち合わせはあえて松戸駅で。

柴又といえば寅さんの像がお出迎えしてくれる柴又駅で待ち合わせしたくなりますが、あえて江戸川をはさんだ向かい側・松戸駅で待ち合わせたいもの。

なぜならば、都内唯一の渡し場・矢切の渡しを体験できる場所だからです!

私は江戸川を常に往復しているので帰りがけに乗ってもいいのですが、午前の方が混まないらしい&帰りやすさを考えると先に乗って柴又へ向かうのがベターかと。

時刻表などは特になく、「乗るなら出すよ」の精神も古きよき日本ぽさがあって素敵っ…!

土日なら松戸駅から矢切の渡しまで直通のバスがでているようなので、時刻表をチェックしていくのがよさそうです。

名店で下町ならではの味を楽しむ。

(Photo by 川千家

川千家(かわちや)
東京の下町といえばどじょう!うなぎ!というイメージをもっている私。

うな重2,800円〜とランチとしては少々お高めですが、この荘厳な佇まいの中でいただくうなぎ is プライスレス。

2Fのお座敷もまた情緒ある造りで、夜に家族とゆっくりくるのもよさそう。

日曜庵
柴又のそばの名店。

なんと平日はすべて蕎麦の製粉のために費やし、金土日祝のみの営業というこだわりぶり。

柴又帝釈天の脇あたりにあるので、先に矢切の渡しを体験するコースの場合は早めのランチにぴったりの立地です。

かなん亭
柴又駅から参道に入ってすぐのところにあるかなん亭。

昭和の風情が残る店内で、熱々のもつ煮が食べたい!

かなん亭のおすすめがちょっとずつ一気に楽しめるオールスター定食も女子の心をくすぐります。

あんみつや心太などの甘味も揃っており、ランチにも午後の休憩タイムにも使い勝手のいいお店。

まるで気分は「男はつらいよ」。寅さん所縁の名所めぐり。

柴又帝釈天
柴又にきたら必ず訪れたい柴又帝釈天!正式名称は柴又帝釈天題経寺です。

有料で入れる庭園と彫刻ギャラリーが人気らしいので、参拝したあとに足を運んでみたいものです。

山本亭
柴又帝釈天のすぐ裏にある大正末期に建てられた和洋折衷の情緒あふれる建物。

故山本栄之助氏の住居として建てられ、現在では登録有形文化財に指定されています。

レトロ建築好きとしては1日中過ごせそうな場所。

寅さん記念館
実は「男はつらいよ」をちゃんと見たことはないのですが、この記念館には作品をよく知らない人でも楽しめる展示がいっぱい!

個人的には鈍行列車と駅舎のセットで写真を撮りたい…!

古きよき昭和の街並みを体感したい人におすすめです。

食べ歩きもお散歩の醍醐味!参道でつまみぐいを。

(photo by 高木屋老舗

高木屋老舗
柴又といえば草団子!

数ある団子屋さんの中でも、高木屋老舗は「男はつらいよ」にでてくる「くるまや」のモデルになったお店だと言われています。

お団子だけではなくせんべいなど幅広く扱っており、テイクアウトで食べ歩きを楽しむもよし、喫茶スペースでゆっくりお茶をしながらくつろぐのもよし。

昭和にタイムスリップしたかのような店構えは思わず写真を撮りたくなること間違いなしです。

船橋屋
本店は亀戸にある船橋屋ですが、柴又帝釈天の参道にもお店があります。

ぷるぷるのくず餅はぜひ店内でいただきたい!

寒い時期にはおしるこもおいしそうです。

金子屋
食べ歩きといえばおせんべい。

手焼きのできたてを1枚から楽しむことができます。

昔懐かしい「地球瓶」に入ったおせんべいの中から気に入ったものを選ぶのも風情があって◎。

日が暮れたら金町のせんべろでホッピー片手にしゃべりつくそう。

(Photo by もつ焼きブウちゃん

もつ焼きブウちゃん

下町にきたからには夜はせんべろをはしごせずにはいられません!

柴又から金町へ移動し、口コミで大人気のもつ焼きブウちゃんへ。

安くてうまいの筆頭であるもつ焼き&もつ煮込みは1本80円、一品300円という低価格。

生ビールよりも瓶ビールをいただきたいお店です。

山吹
THE・大衆居酒屋な佇まいがたまらない!

そしてビール大瓶380円…!や、やすい…!

ハムカツ、もつ焼きとホッピーという大衆居酒屋の必需品がすべて揃うせんべろ度1000%のお店です。

ゑびす
憧れのコの字カウンターの飲み屋!

こういうこじんまりしたところでダラダラ飲みたい。

写真で見る肉豆腐がおいしそうでおいしそうで…。冬はこういう飲み屋に寄りたくなります。
※営業日は月・水・金のみなので注意

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平成生まれの私は昭和の街並みも知らないし、東京の下町に縁も所縁もありません。

それでもどこか昔懐かしく、「帰ってきた」と思わせるなにかがこのまちにはあるような気がします。

だからこそフーテンの寅さんも時々ふらっと帰って来たくなるのかも。

柴又には、作りものではない地に足ついた昔ながらの情緒と人情を感じます。

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