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必要なのは、決意よりも環境づくり

独立するとか会社を興すとか、人生の大きな分岐点はそれなりに勇気がいること。

でも実際にそうした大きな決断をした人に話を聞くと、ほとんどの人がそんな気負いなどなく「気づいたらそうなっていた」と言われることが多いように思います。

まわりから見たら驚くような決断も、本人からすれば当たり前の選択肢のひとつでしかなかった、というような。

なぜそうなるかというと、まわりも似たような決断をしている人が多いからです。

起業した人のまわりには同じように起業した人が多いし、移住した人のまわりには同じように移住した人が多い。

望むと望まざるとに関わらず、私たちの価値観や行動指針はまわりの環境に大きな影響を受けています。

大前研一さんの有名な言葉に「人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。」というものがありますが、3つ目の付き合う人を変えると1つ目、2つ目も自ずと変化します。

だからこそコミュニティを選ぶというのはとても重要なことで、理想に近づく第一歩はまわりを理想の人でかためることなのではないかと思うのです。

逆にいえば、清水寺から飛び降りるような勇気を振り絞る必要がある場合は、まだ機が熟していないのかもしれません。

その挑戦を「大きな決断」ではなく「当たり前のこと」として選択できるか。

自分にとってのベストなタイミングというのは、そうやって見分けるものなのかもしれません。

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(Photo by tomoko morishige)

私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

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