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毎日更新からの、卒業のとき。

はい!唐突ですが、7月から毎日更新縛りを卒業しようと思います。

わざわざ書くことでもないかもしれないのですが、ちゃんと宣言しないとまた『書かないと気持ち悪い』ってなって、結局続けてしまいそうで。

ということで、なぜ2年ほど毎日書き続け、生活の一部でもあったnoteの更新頻度を落とすのかということについて誰かの参考になればと思って書き残しておきます。

『毎日書く意味』とは何か?

そもそもなんですが、毎日書くことは誰からも強制されていない、勝手に自分ではじめたことなんですよね。

毎日書くと何がいいかというと、日々『考える時間をとれること』だと私は思ってきました。

私たちの生活は、インプットなら無意識にやっていて、むしろちょっと多すぎるくらいだと思います。

そして仕事というアウトプットをしているけれど、このインプットとアウトプットをつなげる『考える』という部分は、意外とやっていない人が多い。

記事を書くこともひとつのアウトプットですが、私はそれが評価されるかどうかよりも自分の考えを言語化し、まとめるために『考える』時間を1日1時間もつことこそが大事なのだと思ってきました。

明確なスキルも人脈も地位も名誉も何ももっていない私が、自分の身ひとつで生きていこうと思ったら誰よりも『考える』ことでしか勝てないと思ったから。

そしてそれは独立してからも続き、さらに有料マガジンをはじめ、会社員に戻ってからも合間を見つけながら書き続けてきました。

その時々で毎日更新をやめるきっかけはあったけれど、それでもなんとなく毎日続けてきたのは、やっぱり心のどこかで『書くことでしか私の価値が担保されない』という恐怖があったからなのかもしれません。

糸井さんだってあれほど忙しくても毎日『今日のダーリン』を書いているし、もっと身近なところでいえば鳥井さんもずっと毎日ブログ更新を続けている。

私ごときがちょっとフォロワーが増えたくらいで更新を怠るのは、単なる甘えなのではないかと思うと、たった1日でも更新を止めるのはなんだか怖いような気がして、どんなに疲れて帰っても明日のnoteを書かずに寝る日はありませんでした。

そろそろ私はきっと、フェーズを変えないといけない。

フリーランス時代はそれでもなんとかなったのですが、やはり会社員ともなると昼間は会社の仕事をしているので、必然的に仕事の前後の時間をやりくりしなければなりません。

あんまり苦労話はしたくないけれど、イベントや会食が終わって12時頃帰ってから、2時3時までnoteを書いて寝るという日もたくさんありました。

もちろん楽しいからやっているので精神的には苦ではなかったけれど、体は正直なので気持ちに体が追いつかないとはこのことか…と思うこともしばしば。

せっかく今、やりたいことを任せてもらっているのに、それを動かす前に今日明日のnoteを書かねばという焦りが邪魔してしまうことを歯がゆく感じはじめたとき、『あれ、私なんのためにnote書いてるんだっけ』と思ったのです。

前述の通り、noteを書き始めた時私の武器は『一定レベルの記事を毎日淡々と更新すること』でしかありませんでした。

でも、それがきっかけになっていろんな可能性が広がり、今は最終的にやりたい夢に少しずつ近づいているという実感があります。

私はライターやエッセイストとして書くことを生業にしたいわけでもなく、単に手段のひとつとして『書く』を選んだというだけのこと。

であれば、ゴールから逆算してそろそろフェーズが変わりつつある今、毎日書くことに固執する必要はないのかもしれない、と自然に思いました。

書くのは好きだけど、私じゃないとできないことではない。

私には私にしかできないことをやるという義務がある。

だからこそしばらくは、まずやらなければならないことに注力する環境を整えていこうと思っています。

これから続けること、辞めること

とはいえ書くこと自体を辞めるわけではないですし、有料マガジンも継続していくので実際は週に2、3本くらいは変わらず書き続けると思います。

書きたいこと自体は減らないだろうなとも。笑

ただ、その書きたいことを表現するフォーマットとして、自由気ままに書ける自分のnoteだけではなく、NewsPicksを通して、より中立的にジャーナリズム視点をもって書くことの訓練もしていこうと思ってるという感じです。

そして先月中旬から地味にプロフィールを変えたりしていたのですが、しばらくはメディア出演やイベント登壇も減らしていく予定です。

副業がトレンドになっている今、副業OKの会社にいながらにしてあえて副業をすべて断つという一周回って先進的なんだか何なんだかよくわからない決断ですが、人生には集中すべきフェーズと拡散すべきフェーズとがあって、今はひとつに集中すべきフェーズなんだろうなと私は思っています。

時間と同じくらい、集中力と思考力も限りある資源なので、どこにどう配分するかは常に意識しておかなければなりません。

ある程度かたちになってきたらまたメディアやイベントに出たり、noteの更新頻度を高めたり、メリハリをつけながら自分のやりたいことをひとつひとつ実現していきたいと思います。

繰り返しになりますが、と言いつつも有料マガジンは変わらず更新していく予定なので、これからもよろしくどうぞ。

noteを書く時間が減る分、コミュニティ運営ももっといろいろ広げてやっていきたいなと思っています。

最近、コミュニティメンバーのみなさんとはじめたマガジン。こちらは無料です。

以前機会があって護摩行に参加した時、願い事を書く札に私は『世界一の売場メディアを作る』と書きました。(もはや願い事ではなく宣言に近いのではというつっこみはさておき)

私が立っているのはまだその大きな山の一合目まで来たかどうかくらいの位置ですが、これから一歩一歩の足取りをもっと早めて、自分の天命を全うしたいと思います。

『天を相手にせよ。人を相手にするな。すべてを天のためになせ。人をとがめず、ただ自分の誠の不足をかえりみよ』(西郷隆盛)

まだまだ足りないことだらけですが、引き続きこれからもよろしくお願いします。

2018年7月2日
最所あさみ

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