谷根千

【私のおでかけ帖】本をめぐる谷根千の旅(2016.11)

実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけプランを勝手に発表するシリーズです。

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春はあけぼの、秋は谷根千。

と勝手に思っているくらい、秋になると谷根千散歩をしたくなります。

お寺が多く、古民家や昔ながらの商店街など時間が止まっているかのような温かいまちの雰囲気。

まち全体のモチーフにもなっている猫がいたるところにいるので、道端にいる猫と戯れながらゆったりした時間を過ごすことができる大好きなエリアです。

まずは朝ごはん!HAGISOの旅するモーニング。

(Photo by HAGISO HP

谷根千エリアには行きたいところがいっぱい!ということで、休みの日でもちょっと早起きして行きたいもの。

このエリアでの朝ごはんといえばHAGISOの旅するモーニング!

季節ごとに様々な地方の朝ごはんをいただくことができます。

このHAGISOはまち全体をホテルに見立てるというユニークな発想で人気のhanareの中核を担う施設でもあります。

hanareの利用料金にここの朝ごはんも含まれているので、世界中の旅人との思いがけない出会いもありそうです。

谷根千といえば猫と、本。

(Photo by ブックス&カフェブーザンゴ HP)

谷根千エリアのアイコンといえば猫ですが、最近ではおしゃれなブックカフェやこだわりの古書店が増えており、本好きにとってはわくわくするまちのひとつです。

個人的に巡りたいブックカフェ・古書店はこちら。(これでも厳選した方なのです…!)

ブックス&カフェ・ブーザンゴ
谷根千のブックカフェといえば!的な存在。
大好きな小説「喋々喃々」にも登場するので、個人的にも思い入れのあるお店です。

ひるねこbooks
店名に「ねこ」が入ってるだけあって、猫関連の本やかわいい北欧系の絵本、雑貨など女子の心をくすぐるものがいっぱい!

古書バンゴブックス
まだ行ったことはないのですが、ECを見ながらその選書センスの高さにかなり行きたい度が高まっている本屋さんです。古くていい本がたくさんつまっている…!

タナカホンヤ
本好き界隈の中ではかなり有名なお店なので、行ったことがある方も多いのでは!私はまだ行ったことがないので行ってみたい!

古書 信天翁(あほうどり)
谷根千名物・夕焼けだんだんの上にある本屋さんで、一度行ったのですが中で迷子になるのが楽しいお店でした。

調べてみて知ったのですが、不忍ブックストリートMAPなるものがあるらしくぜひとも今度谷根千に行った時に手に入れよう…!と思いました!

谷根千の本屋さんはこじんまりしていて、店主のフィルターが色濃く反映された選書が魅力的だなと思っています。

あと11/26開催のDive in Booksも楽しみなイベントのひとつです。

ランチは谷根千らしい古民家空間で。

谷根千でランチするならやっぱりこのまちならではの古民家空間でおいしいものをいただきたいもの!

私のおすすめリストを公開します。

利さく
昨年行ってファンになったお店。おにぎり専門店ならではのもちもち食感のおにぎりはもちろん、追加料金でつけられるお味噌汁、付け合せの小鉢すべておいしくて大満足!小さなお店なので3人以上でいくとちょっと待つ必要があるかも。

F9(エフナイン)
女性の心をくすぐる店構えとヘルシーなメニューが嬉しいベジカフェ。カレーがおいしそう…!

千駄木露地
まるで人の家に招かれたかのような落ち着いた古民家空間。創作イタリアンのメニューはどれもおいしそうで、夜にも訪れてみたいお店です。

谷根千にきたら必ず寄りたい"朝倉彫塑館"

朝倉彫塑館は彫塑家・朝倉文夫のアトリエと住居だった建物を改修した美術館です。

芸術に興味がなくても、建物内を見て回るだけでもまるでタイムスリップしたかのような感覚を楽しめる場所です。

屋上からは谷根千一帯を見渡すことができ、夕暮れどきにあわせていくのもおすすめです。

朝倉文夫も猫好きだったようで、自分が飼っていた猫をモチーフにした作品も多く、猫好きにはたまらない場所かも。

持ち帰っても、その場で食べても。至福の甘いものたち

(Photo by イナムラショウゾウ HP

イナムラショウゾウ
谷根千の甘いものといえばイナムラショウゾウ!
パティスリーとショコラティエの2つがあるのですが、カフェがあるのはショコラティエのみなのでご注意を。アントルメもプチガトーもショコラも食べましたが、何を食べてもハズレがないのがイナムラショウゾウのすごいところ!

イングリッシュティーハウス ペコ
「本当にこんなところにお店があるのかな…?」と不安になる、住宅街の真ん中にあるティーハウス。外観も内装も絵本から抜け出てきたようなかわいらしい雰囲気で、女子会トークに花が咲きます。スコーンは持ち帰りも可。

和栗や
谷中銀座の中にあり、秋にはここのモンブランを食べるために谷根千を訪れる人も多い名店。秋だけのモンブランやパフェは食べておきたいところですが、残念ながらイートインできなかった場合も持ち帰り商品が充実しているのでがっかりせずに帰れるのが嬉しいポイントです。

小さな空間に広がる独特の世界観 上野桜木あたり

(Photo by 上野桜木あたりHP

この界隈の中でも特にお気に入りなのが上野桜木あたり

古民家づくりの建物の中にはそれぞれビアホールや人気のパン屋さん・萱場ベーカリー、塩とオリーブの専門店など個性豊かなショップが揃っています。

それぞれ独立しつつも調和していて、特に晩夏〜秋にかけてのシーズンは外のスペースに腰掛けてワイワイするのも楽しい施設。

「いつかこういうお店をやってみたい」と思うモデルのひとつです。

しっぽり飲みたい谷根千の飲み屋。

(Photo by すし乃池HP

もうかれこれ5年くらい谷根千散歩を楽しんでいる私ですが、そういえば夜の谷根千をあまり知らないかも、と思いました。

谷根千で夜飲むとしたら行ってみたいところは、「大人でよかった」と思えそうな、情緒あふれるお店ばかりです。

すし乃池
谷根千といえばここの穴子寿司!お店の佇まいも老舗の雰囲気が漂っていて、着物を着て訪れたいお店のひとつです。

鍵屋
ここは厳密にいうと鶯谷なのですが、ずっと行きたい行きたいと思いつつ行けていないお店のひとつ。
なぜならば、女性だけではいけない、男性同伴必須のお店なのです…!

吉原に近い土地柄、もともとは女人禁制のお店だったそうですが最近は男性同伴であれば女性も入れるようになったとのこと。
まるで時が止まったような情緒あふれる鍵屋さん、一度は行ってみたいものです。

五十蔵(いすくら)
将来年をとったらこんなお店をだしたい!と思わせる素敵なお店。
私も着物と割烹着でこういうしっぽりした小料理屋をやりたい…!おつまみのラインナップが飲兵衛好みなのもツボです。

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谷中には本当はもっともっと行きたいところがたくさんあるのだけど、1日で回ることができるのはほんの一部。

たまにしかいけないからこそ、1回1回のおでかけを大切に、ひとつひとつのお店を味わい尽くしたいなと思う次第です。

(そして思いの外がっつりしたボリュームで書いてしまい、今後この感じで続けられるのか不安に思っている私です…!!!)

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