自分を信じてくれる場所をもつこと #notemeetup 後記

昨日はnoteのmeetupに登壇してきました!

早々にTogetterにもまとめていただき、ありがとうございました!実況ツイート多めだったので嬉しい…!(created by しまこーさん)

当日は100名近くの方が足を運んでくださり、noteの中の人たちの気遣いやあたたかさがそのままリアルに体現された『優しい』空間でした。

最後にnoteへの愛をぶちまけていいタイムをいただいたので熱弁したのですが、noteのいいところはやっぱり『優しい』ことだなと改めて思った次第。

以前「いい人」と「悪い人」を分かつものという記事を書いたことがあるのですが、人は多面的なのでいい人も四六時中いい人なわけではないし、悪い人だってずっと悪い人でいられるわけではありません。

人は鏡と言われるように、自分が相手のいい部分や悪い部分を引き出しているに過ぎないのです。

つまり、noteというプラットフォームは、単にいい人が集まっているだけではなく、さらに人のいい部分を引き出す力を持っているのだろうなと。

自分でも『あ、いま私っていい人だなあ、優しい気持ちでいれらてるなあ』と思える状態というのは幸福度が高いものですし、自己肯定感も上がるので、優しい場所に所属できることは、これからお金には代え難い価値になっていくと思います。

昨日はもしかすると『noteの稼ぎ方を知りたい』という動機で参加された方もいたのではないかと思います。

そういう方にとってはちょっとアテが外れたような気分になる内容だったかもしれませんが、私は全員が1万フォロワーを目指して、毎月マガジンで数十万稼ぐことが幸福だとは思っていません。

細かいTIPSを伝えようと思えば伝えられるけれど、それによってうっかり成功してしまうと、社会からずっとその価値を求められ続けてしまう。

だからこそ、『稼げるか』よりも『ずっとやり続けていたいか』を軸に自分の戦略を定めて欲しいと思っています。

そして、noteはそんな創作意欲を現実の数字的な意味でも応援してくれる奇特な(!)サービスです。

だって、冷静に考えたらnoteにとってはみんなが有料コンテンツを売って、それが買われるのが一番儲かるはず。
それなのに『noteの書き方は公式がやるのでみなさんは売らなくていいです!』と表明しちゃうようなサービスって、相当思想がはっきりしていないとできないことではないでしょうか。

そして今でこそ私も1万人以上のフォロワーが付き、たくさんの方に読んでいただけるようになりましたが、本来私が書いてきたことはわりとニッチな分野です。

小売概論のマガジンだって、はじめは正直たくさんの人が購読してくださるとは思っていませんでした。

それでも、自分の思いや考えを世の中にぶつけてみたくて淡々と書き続けてきた結果、今や2年前には想像もしていなかった場所に立っています。

大切なのは届け方や伝え方といった小手先のテクニックでうまくやろうとすることではなく、どうしてもたくさんの人に伝えたいほどの思いを熟成させて、かたちにしていくことだと思うのです。

よく『それは最所さんだから』と言われることもありますが、私は誰でもこのレベルなら再現できると思っています。

もちろん私は運がよかったのと、お世辞抜きで周囲の人たちに恵まれたので人よりそのスピードは早かったと思いますが、心から伝えたいことを一生懸命にかたちにする習慣は、必ず誰かを惹きつけるものです。

そこからきっかけを掴んで実績を残し、それがさらに評価につながり、また別のきっかけが生まれる…。

日々の筋トレさえ欠かさなければ、この好循環をたくさん回して、想像していたよりずっとずっと素晴らしい自分の居場所を作っていけると思っています。

今回の私のトークが、参加してくださった方はもちろん、興味をもってくださった方、普段から私のnoteを読んでくださっているみなさんが自分の手でそんな場所に出会ったり作ったりするヒントになればこれ以上の幸せはありません。

『優しいインターネット』の住人として、これからも素敵な場所を一緒に作っていきましょうね。

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昨日話しそびれたネタをイベント後記的に。

『毎日発信するコツ』はよく聞かれる質問のひとつで、昨日は『早く反応をもらえるプラットフォームを見つけること』と答えたのですが、私はもうひとつとても大切なことがあると思っています。

それは、『全力で自分の才能を信頼してくれる人に出会う』こと。

こればっかりは時の運なので、出会いましょうと言って出会えるものではないのですが、自分を信頼してくれる人に出会うと、人生は一気に加速することを私は身を以て体験しました。

よく、くすぶっていた作家がいい編集者と出会ったり、売れないバンドマンが敏腕マネージャーがついたことで一気にメジャーになるという事例がありますが、このときの編集者やマネージャーの仕事は、突き詰めると『全力で作り手を信頼すること』なのだと思います。

それは単に褒めるということとはまた違って、信頼しているからこそもっといけるでしょ、という叱咤激励もあるだろうし、あえて口を出さずに見守るというやり方もあると思います。

評価ではなく信頼。

具体的にどう違うのかを説明するのは難しいのですが、世間でもてはやされているからいいというのではなく、逆に何か悪いことがあったときでもそっとそばにいてくれるだろうという安心感があることは重要なのではないかと思うのです。

世間に何かを発信するということは、その数が多ければ多いほど小さな傷が増えていくことでもあります。

思ったよりウケなかったとか、ネガティブな反応をもらってしまったとか、もっとうまくできたはずなのに…という後悔とか。

まわりから見たら何でもないようなことでも、そういう小さな傷によって心が折れて発信を辞める人も多いものです。

だからこそ、いついかなるときも『この人は見ていてくれる』という安心感を与えてくれる人は、チャレンジする上で欠かせない存在だと私は思っています。

ちなみに私もつい最近まで、何かやりたいのに何もかたちにできない、という焦りや自己嫌悪をもったまま生きてきた1人でした。

でもその鬱屈したパワーや焦燥感が熟成されて、解放されるべきタイミングで出会うべき場所や人に出会うものなのだと振り返ってみて改めて思います。

今回、『noteをがんばるぞ!』と意気込んで帰った方も多いかと思いますが、その情熱が続かなくても自分を責めすぎず、自分の才能に全幅の信頼を寄せてくれる人に出会えるまでしっかり温める期間なのだと考えるのもひとつの手。

焦らずゆっくり、息の長い "いいもの"を作る場としてnoteがますます発展していきますように。

最後になりましたが、運営のみなさま本当にありがとうございました!

そして来月のcakes note フェスでもまたお世話になります!

私は6/30(日)の朝にチャーリーさんとコミュニティの話するよ〜!

(あさじゅうじ…私もチャーリーさんも起きれるのか…ふあん。)

チャーリーさんとは昨年みんなで #お仕事旅行 もしていて、勝手になついてるので楽しみ!
対談相手がなかよしお兄さんなので、まったくキリッとしてないゆるい私が見られると思います(?)

みなさまのご参加お待ちしています!

★今日はマイツイートの代わりに、みなさんの#notemeetupのレポートを挿入していきます!

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