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三田キャンパスはすっぴんでいけない!?慶應生のファッション事情 #私たちの買い物白書

店舗閉鎖や撤退など暗いニュースが続く小売・ファッション業界ですが、今後本当に服は買われなくなっていくのでしょうか?

同時に、「若者の○○離れ」など若者世代がものを買わなくなっていると言われていますが、実際その代わりにどんな消費行動をとっているのでしょうか?

こうした議論をする際、いつも「若者」と一括りにされていますが、実は年齢や職業、居住地の違いによって、何に価値を感じ、お金を払うかはそれぞれ異なるはずです。

そこで、大学生やOL、ママといった立場の違いや、IT・非ITといった職業の違い、東京の東側と西側といった居住地の違いなど、それぞれの属性でどのように購買行動が異なるのかを、インタビューを通して探っていきたいと思います。

そんな思いから始めた「#私たちの買い物白書」第一弾は、慶應大学に通う女子3人のリアルトークをお届けします!

【目次】
1.日吉と三田はファッションへの意識が違う!?すっぴんジャージでは行けない三田キャンパス
2.一番時間を使うのはやっぱりインスタ。暇さえあれば、Instagramの「○○」を見ちゃう。
3.おでかけ先を探すときに使うアプリは、満場一致で「○○」!インスタはand検索できないのが不便!
4.もし今3万円もらえたら何に使う?「普段あえて買わないからこそ○○がほしい!」

1.日吉と三田はファッションへの意識が違う!?すっぴんジャージでは行けない三田キャンパス

今回お話を聞いたのは、慶應三田キャンパスに通う3人の女子。

それぞれアプリやEC、キュレーションメディアを駆使して、ファッションを楽しんでいるようです。

Sさん(左)…高校生の頃からファッションが大好きで、暇さえあればWEARやインスタ、ZARAのアプリを立ち上げて見てしまうほど。
Aさん(中央)…最近古着に興味がでてきたので、下北や原宿によくいく。ZOZOタウンで買い物することが多い。
Mさん(右)…ファッション・美容情報は、もっぱらキュレーションメディアから得ている。最近のマイブームはインスタで犬の画像を探すこと。

最所:今日はありがとうございます!早速ですが、みなさん洋服選びで気をつけているポイントなどありますか?

Sさん:三田キャンパスはおしゃれな人が多くて、すっぴんの人なんていないので、日吉から移ってきたときは先輩たちを参考にしながらコーディネートをよく考えるようになりましたね。

Aさん:日吉に比べたら、三田はジャージの人もいないですよね。みんなばっちりメイクして、髪の毛巻いて、っていう。

Mさん:学食とか行くと、巻き髪ばっちりな集団がたくさんいて、みんな何時間かけてるんだろうって尊敬しちゃいます。

最所:へー!巻き髪が多いんですね。すごく意外!いわゆるCanCam系の女子大生ってもういなくなったのかと思ってました。

Sさん:CanCam系っていうと、巻き髪で膝丈スカートで、みたいな…?

Mさん:みんなではないけど、一定数はCanCamっぽい子もいます。やっぱりああいう格好って簡単に「女子大生」になれるから、手取り早いのかもしれないです。

2.一番時間を使うのはやっぱりインスタ。暇さえあれば、Instagramの「○○」を見ちゃう。

最所:ちなみに、洋服は何で買うことが多いですか?

Sさん:私はもともと洋服が好きで、時間があればWEARを見てコーディネートをチェックしたりしています。

でもZOZOTOWNで買うことはほとんどなくて、アプリで見て実店舗に行ってそこで買う、という感じです。

Mさん:一時期ZARAのアプリを見ては、しょっちゅうZARAのお店に行ってたよね(笑)。

Sさん:そうそう(笑)。一番ひどいときは週3で行ってて、「あ、ここのレイアウト変わったな!?」って気付くくらい(笑)。

最所:へー!アプリで見てそのまま買わずに、あえてお店まで行くんですね!

Sさん:そうですね、なんかECで買うのってサイズとか不安だし、あとすぐ欲しくなっちゃって。
まあ、ECで買ってもわりとすぐくるんですけど、もう今買ってすぐ着たい!みたいな(笑)。だからお店に行っちゃうことが多いです。

Aさん:私は逆にZOZTOWNで買うことが多いかも。古着が好きなので下北とか原宿の古着屋さんにも行くんですけど、空き時間にZOZTOWNで見てその場で買っちゃう、みたいな。

最所:え、WEARじゃなくてZOZOTOWNをそんな頻度で見るんですか!?

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