自分を大切にする方法について、のはなし

自分受容とか自己肯定感とかまずは自分を愛しましょうとか、とにかく"自分を大切にしよう"というメッセージをよく目にするここ最近。

頭ではわかっているけど、やっぱり不安にかられて人からの評価を気にしてしまうし人に悪く言われるのは怖いし辛い。
自分を肯定するって具体的にどういうことなんだろう、ともやもやしてたのですが、私にとってぴったりな解決法が見つかったので備忘録。

どんなに好きな仕事でも"やらなきゃ"が溜まると辛い

仕事をしていると、当たり前ですが相手のことを考えている時間が圧倒的に長い。

クライアントはもちろん、チームの人間関係だったりパートナー企業とうまくやっていくことだったり。

私は"GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代"という本がすごく好きで、まずは与えることからはじめましょう、という教えにとても賛同しています。
でもこの本の中でも「与える人」の心折れ問題について多くのページが割かれているように、人に与えるためにはまず自分自身が満たされた状態じゃないと絶対に無理なんですよね。

人の期待に応え続けているとはじめは"やりたい"だったものが段々と"やらなきゃ"に変わっていって、自分の生活の中で"やらなきゃ"の時間がほとんどを占めるようになってしまう。
これ、周りを見ていても真面目な女性ほど陥りがちだなと思います。

仕事にはそれぞれの粒度があると思うのですが、たとえば「こんなイベントを開催したいな」という"やりたい"があったとして、それを実現するためには会場を探して企画を立ててスポンサーを見つけて集客して…と無数の"やらなきゃ"が付いてくる。
これが、マクロで見ると楽しい仕事だけどミクロで見ると辛いこともたくさんあるという状態を作り出しているのだと思います。

だからどんなに楽しく仕事をしている人でも、ビジネスのビジョンという大きな粒度の"やりたい"ではないもっと小さな"やりたい"も叶えてバランスをとっていかないとある日突然バタッと倒れちゃうんじゃないかな、と。

小さな"やりたい"を叶えて自分を満たす

そこで最近私がなにをしてるかというと、週1回の「やりたいことしかやらないDAY」。
普段は自分のスケジュールをかっちり決めて休みの日もちょこちょこ仕事してることが多いのですが、週に1回はスケジュール白紙の日を作っています。

これまでは、早く起きてジムに行ってお気に入りのカフェで読書しつつちょっと仕事して、とキツめのスケジュールを組んだものの結局早起きできなくて自己嫌悪…という状態によく陥っていました。
なんで私は計画通りに何もできないんだろう、と。

でも週末のうち1日だけは寝たければ好きなだけ寝ていいし、走りに行きたくなったら走ればいいし、太りそうな甘いものだって食べればいいし、ダラダラTVを見たっていい。
そう決めたら、好きなことだけした反動なのかちょっと停滞していたやる気が勝手に湧いてくるようになりました。

と同時に、これまでいかに自分が"やらなきゃ"に縛られてきたかを痛感しました。何でも好きなことをする日、って決めても意外としたいことが思い浮かばなくて。

やりたいこと自体はもちろんたくさんあるけど、ここに行ってSNSに投稿しようとか来週の仕事のためにこれを読んでおこうとかそういう他人志向ではない"今の自分の心が本当に求めていること"を感じとれるようになるまでは意外と時間がかかるものです。

人のやる気やパワーは地下水と一緒で、ずっと汲み出してばかりいるといつか枯渇してしまう。枯渇しないためには、定期的にちゃんと雨が降ることが必要。
それを誰かに委ねるんじゃなくて、自分の力で自分に恵みの雨を降らせることができる人って素敵だなと思います。


週末の「やりたいことしかやらないDAY」に思いっきり自分を甘やかすことで、平日の"やらなきゃ"の嵐とのバランスが取れるようになってきたかな?と感じるここ最近。

このリズムはまだ私がシングルだからできることで、いつか妻になり母になったらもっともっとたくさんの"やらなきゃ"が待ち受けているのかもしれないけれど。
今私がしようとしているのは"やりたい"なのか"やらなきゃ"なのか、自分の心に問い続ける癖は持ち続けていたいなと思うのです。

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