目標とモチベーションのカンケイ

2017年の幕開けとともに今年の目標をあれこれ考えた方も多いのではないでしょうか。

同じように会社でもこの1年で達成すべき目標やノルマを改めて確認したのではないかと思います。

目標を紙に書き、常に目にするところに置いておくというのはよく言われることですが、そもそも目標の立て方が誤っているとただ自己嫌悪に陥るだけになってしまう気がしています。

私が個人的な目標を立てるときに大切にしているのは、数字を無視すること。

会社ではなかなかそうはいきませんが、自分自身が達成したいことを考えるときは数字よりも絵や写真、映像でイメージします。

そのあとに「この規模だとこれくらいの数字が必要かな」とふんわり意識だけもって、参考程度にチェックするようにしています。

なぜならば数字を追うということは本末転倒を起こしやすいからです。

例えばダイエットを例にとると、ただ体重を減らすだけであれば筋肉を脂肪に変えることで数値上は痩せたことになります。

しかしこれでは本来目指したかった体型に一歩も近づいていません。

数字の間にはたくさんの行間が隠れているのです。

そして数字を意識することのもうひとつの問題は、追い立てられる意識は人のモチベーションを下げるということ。

このことはダニエル・ピンクの有名なTEDトーク「やる気に関する驚きの科学」の中でも言葉を尽くして語られています。

科学が解明したのは
1. 20世紀的な報酬― ビジネスで当然のものだとみんなが思っている動機付けは、機能はするが驚くほど狭い範囲の状況にしか合いません。
2. If Then式の報酬は、時にクリエイティビティを損なってしまいます。
3. 高いパフォーマンスの秘訣は報酬と罰ではなく、見えない内的な意欲にあります。自分自身のためにやるという意欲、それが重要なことだからやるという意欲。(「やる気に関する驚きの科学」より)

この中で特に注目すべきは「If Then式の報酬は、時にクリエイティビティを損な」うということ。

一般的な企業が行っている目標予算を達成したらボーナスをだす、昇格させるという「If Then」方式のマネジメントは人のやる気を奪い、パフォーマンスを下げてしまうのです!

ではモチベーションを高めるためには何をすればいいのか?

その鍵は彼の著書である「モチベーション3.0」の中で「自律性」「マスタリー(熟達)」「目的」の3つであると表現されています。

つまり社会に貢献するという「目的」をもち、「自律性」をもって「熟達」していくことこそが人のやる気を引き出すのです。

目標への到達度を測る際はどうしても数字で表すのがわかりやすいのでつい頼ってしまいがちですが、本心から「自分が価値を感じる分野で力をつけることができた」と感じられれば必然的に数字という結果もついてくるもの。

それで数字がついてこないのであれば、場所を変えた方がいいということになります。

もちろん売り上げが立たなければ事業を継続していけないし、最低限必要なラインというのはあると思います。

しかし同時に、人は意義を感じられない数字を追いつづけることもできません。

数字はあくまでペースメーカーや羅針盤。

頭で考えて弾き出した「やった方がいいこと」より、自分が心から「やりたい!」と思ったことに力を振り向けるのが重要なのだと思います。

(Photo by tomoko morishige)
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私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

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最所あさみ

現場からは以上です。

「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたこと。組織や働き方、伝え方、モチベーションといったワードに関心があります。 (photo by tomoko morishige)
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