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私の自信の育て方

「その自信はいったいどこから…!」

本人にあまり自覚はないのですが、私は人よりやや自信過剰ぎみな性格のようです。

これまでの入試も就活も転職も何もかも「私を落とす方が悪い」という生意気なスタンスで生きてきたので、その強靭な(?)メンタルはどこからきたのかを自分の中で考えていたところ、最近読んでいる「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」の中にこんなフレーズがありました。

「しかし、自信というのは結局のところ、誤ったビジネス上の意思決定をしたり、不適切な行動を取ったり、提案などを上から否決されたりしても、それで死んだ人間はいないじゃないかと腹をくくるところからたいていは生まれてくる。」

ここを読んだ瞬間「それだーーーーーーーーーーー」と自分の中ですっきり腹落ち。

ことあるごとに読み返している「ダントツになりたいなら、『たったひとつの確実な技術』を教えよう」の中にもでてくる「最悪の場合どうなるのかを想像することで不安が消えて冷静に正しい選択ができる」という話とも繋がり、自分の中で深い納得感がありました。

人が自信をもてなかったり決断を先延ばしにするのは、最悪の状況を想定できていない場合がほとんどです。

チャレンジをした場合のそれぞれの "底"が見えないからこそ、自分の選択に自信がもてずに現状維持という "選択"をしてしまうのです。

必要以上に決断を恐れている人は、そこで失敗したら死ぬしかないという恐怖に取り憑かれているように思います。

でも実際には自分が思っているほど人は自分に興味をもっているわけではないし、多少の失敗は織り込み済みでGOがでることの方が多いはず。

不確定な未来に対してAかBかの決断を迫られるときというのは、それが会社レベルであれ個人レベルであれ最後の最後は「これで死ぬわけじゃなし」という開き直りが必要なのです。

そして若いうちは失敗しなさいという教えもきっと、この「死ぬわけじゃない」を腹落ちさせる意味があるのだと思います。

言葉が通じない国にひとりで行ったって、案外死ぬわけじゃない。

サービスを作ってみてうまくいかなくても、案外死ぬわけじゃない。

いざ決断を迫られた時に「でもあのときですら死ななかったしな」と思い出せるエピソードは、そのままその人の胆力につながるように思います。

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また自分のこれまでの決断への自信を振り返ってみて思うのは、
①最悪の場合を想定して開き直る力
に加えて
②積み重ねてきた努力への自己評価
③勝てる場所の選択
の2つも大きいということ。

②に関してはいかにかたちに残すかということ、③に関しては他己評価を取り入れることとでかなり解決できるはず。

私より能力が高くてがんばっている人はたくさんいるのに、自信がないというだけで力が発揮できていないのはもったいないとよく感じるので、ぜひ正しく自信を身につけてほしいなと思います。

がんばったらがんばった分だけ、自分を信じてあげること。

まずは自分が自分を認めてあげることが、新しい挑戦への第一歩なのではないかと思います。

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(Photo by tomoko morishige)

私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

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