支え合って、生きるということ #スイスイ林の全力解決

ちょうど2ヶ月前のこと。一読者としての何気ない希望をツイートしたところ、

お願いがすごい勢いで実現した…!!!

上記のツイートをした際にも言ったのですが、私が普段唯一読む「お悩み相談コンテンツ」がスイスイさんと林さんの記事なんですね。

それぞれアウトプットの温度感も空気感も違うけれど、自分の経験を押し付けるんじゃなくて、相談者の状況や心境に丁寧に寄り添いながら回答されているのが伝わってくるんです。

なので、お二人が同じお悩みに答えたらどうなるんだろう!?と純粋に興味を持って上記のツイートをしたわけなのですが、実際にコンテンツになってみたらやっぱり面白かった!

お悩み相談コンテンツって、大事なのは回答者が出す『答え』じゃなくてそこに至る『道のり』なんですよね。

なぜなら、質問者以外にとってはまったく同じ状況が起きることはほぼないので、別のシチュエーションだけど本質的には近い悩みにぶちあたったとき自分で解決できないので、『考え方』のナビゲーションがうまいのがいいお悩み相談コンテンツだと思っています。

そして期待通りとても面白い記事を公開してくださった2人を讃えていたら、『言い出しっぺの責任を持ってお前も書け』とのお達しが…!

2人の『答え』を読んでしまった後だと何を書いてもレベルが低く感じてしまうのですが、私なりに思ったことをつらつら書いてみたいと思います。

今回の相談文は下記の通り。

どん底を経験した長男
29歳の長男がバツイチでシングルファーザーです。
大学中退で塾講師をしており、帰りが遅い仕事なので、実質私と嫁で孫育てをしています。
腹が立つこともありますが、どん底を経験しそこから立ち直ってきたので、仕方ないと思うところもあります。
今後、強引にでも結婚相手を探した方が良いのか、自然の成り行きに任せた方が良いのか分かりません。
(K・58歳・男・歯科医)

結婚したこともない20代の小娘がアドバイスできることなどないのでは…!?と思いつつ、『私なら』の意見を書きたいと思います。

両親はなぜ『結婚しろ』というのか

この相談文を読んだとき、性別や置かれた状況は違うものの、『うちの両親が質問したのかな!?!?』と思いました。

というか、未婚アラサーは性別に関わらず両親から少なからず『お前まだ結婚しないのか』のプレッシャーを感じるものだと思います。

たぶんこのプレッシャーを感じてる人、日本だけで30万人くらいいる。(数字は適当)

ちなみに私は20歳の誕生日の時点で父から『あさみは仕事や勉強が好きだから結婚に興味がないと思うが、家族をもつのもそれはそれでいいものなので、可能性を捨てないように』というものすごく先回りしたメールをもらうレベルで心配されてきたので、プレッシャー累積量(?)が人より多い自信があります。

なので、だいぶ昔から『この人たちはなんでそんなに結婚を勧めてくるのか』と考え続けてきて、最近やっと気づけたことがあります。

それは、両親からの結婚プレッシャーの根底にあるのは『この子には、自分たちが死んだ後に頼れる人がいるのだろうか』という不安なのだということ。

自分の友人たちが父になり母になり、子を想う気持ちを同世代の口から聞くようになったことで、親というものは子供の人生に対して無限責任を負っているというか、『この子が幸せに生きていけるかどうか』を、自分が死ぬまでではなく子供自身が死ぬまでの超・ロングスパンでみているのだということを学びました。

私の両親はちょうど相談者さんと同世代なのですが、60の大台が見えてくると自分の寿命を意識し始め、自分が死んだ後に我が子を託せる誰かを見つけなければと焦ってしまうものなのだな、と両親をみていても思います。

そして、『我が子を託せる誰か』の選択肢は、両親世代にとって『結婚』以外ないのです。

『自分がいなくなってもこの子は大丈夫だという確信がほしい』

その愛情こそが、両親世代が私たちに『結婚しなさい』というプレッシャーを与える理由なのだと思います。

私たちができる恩返しは、『幸せに生きること』

ちなみに我が家は結婚プレッシャーの開始が早かったからか、娘の結婚への諦観を得るのもよその家よりだいぶ早かったように思います。(我が子の反抗期について語る親みたいな語り口だなw)

一応まだ心の底では『起きろミラクル』と思っているとは思いますが、表面的には『好きにしなさい』という感じで接してくれています。

でもそれは単に結婚できないだろうという諦めではなく、何をしているのかはよくわからんがとりあえず楽しそうに働いていて、よい友人に囲まれ、幸せに生きているからまあよし、という感じなのだと思います。(最近は「とりあえず税金と保険料を自分で払っていればそれでいい」というめちゃくちゃ低いハードル設定になった)

そして以前「私は『家族』をアップデートしたい。」という記事にも書いた通り、私にとって家族は結婚でしか得られないものではなくて、もっと広い概念で捉えていきたいと思っています。

もちろん『この人と結婚したい』と思ったら結婚するつもりだけど、それまでの間『家族』を持てない人生はしんどすぎる。

何かあってもなくても他愛もない話をしながらごはんを食べて、辛いことも楽しいことも共有できる、自分の帰る場所。

これまでは結婚という契約なしにそんな場所を得ることはできなかったけれど、インターネットによって人と人とが再接続されてコミュニティになり、『家族』になっていく、という流れはこれから加速していくと思っています。

実際、両親があるときから急に結婚についてうるさく言わなくなったのは、私が結婚とは違うかたちで自分なりの『帰る場所』を得たからなのかもしれません。

たとえ結婚して子供を産んでも、離婚することだってあるし、クビになったり病気になったり、両親の心配のタネは尽きることがありません。

だからこそ、わかりやすい記号で安心してもらうのではなく、『何があってもこの子はこれからも幸せに生きていけるだろう』と確信を持ってもらうことが、本質的な親孝行なのかな、と私は思っています。

やるべきことは『家族づくり』の応援なのかも

相談内容に話を戻すと、たしかにシングルファーザーとしてずっと1人で生きていくのは息子さんもしんどいでしょうし、実際問題ご両親である相談者さんご夫妻に頼っている状況。

もしお孫さんの性別が女の子だったら、成長するにつれてお母さん的なポジションの人も必要になるでしょう。

ただ、それが『結婚』という関係でしか得られないかというと、そうではないと私は思っています。

前述の通り、今はインターネットと介して自分と興味関心や価値観が近い人と繋がることがとても簡単になりました。

もちろんそれを結婚相手を探すために使うこともできますが、離婚を経験した人がサクッと切り替えて次の相手を探せるか、というと、まずは心を回復させる時間が必要だと思います。

心が回復しないままに寂しさや辛さから誰かに頼ってしまうと、相手に依存したり逆に臆病になりすぎたり、距離の取り方がわからなくなって、自分も相手も傷つくことになるからです。

私は結婚はしたことはありませんが、というかむしろまだ結婚をしていないからこそ余計に想うのかもしれませんが、『結婚したいと思うほどの人を見つける』ってなかなかに体力・気力のいることです。

ただでさえ男手ひとつで仕事と育児を両立するので精一杯なのに、そんなハイカロリーなことに時間も気持ちも割けないのではないかなと思います。

とはいえ、1人で抱え込むと余計に視野狭窄に陥ってパニックになってしまうし、それで相談者さんご夫妻にあたって険悪になったりもしてるんじゃないだろうか、と勝手に想像しています。

そんなときに必要なのは、急に『結婚』といった三段飛ばしの状況をのぞむのではなくて、『まずは"友達"を作ってきたら?』という提案することなのではないかと思っています。

特に男性の場合はなかなか悩みを人に吐露しづらい部分もあるでしょうし、シングルファーザーの絶対数が少ない分、同じ悩みを共有したり、愚痴を言ったりする相手がいなかったり、いても忙しすぎてそういう人たちと会えない状況だったりするかもしれません。

仕事相手でもなくて、血縁上の家族でもなくて、価値観や趣味でつながる友人という『居場所』をもつことは、きっと息子さんの心に余裕をつくると思います。

その余裕ができた先に縁があって再婚することもあるかもしれないし、息子さんなりに結婚に縛られない新しい家族を作ることもあるかもしれません。

結婚ではなく幸せになることがゴールなのであれば、そうやって選択の幅を広げてあげることが、幸せへの最初の一歩かな、と個人的には思います。

ただ、今すでにご相談者さんもいっぱいいっぱいなのかなとも思うので、ベビーシッターサービスを利用したり、他の親戚や友人、公的機関などを頼りながら、お互いに時間と心の余裕を取り戻すことからはじめるのがよさそうな気がします。

その上で、『一緒にキャンプに行く』とか『休日に誰かの家で鍋パをする』とか、家族ぐるみで付き合えるつながりを息子さんが作れるように、サポートしてあげるのがよいのかな、と。

相談者さんの『息子に幸せになってほしい』という愛情が、『うるさい小言』ではなく『嬉しい応援』として息子さんに伝わって、全員の笑顔が増えることを心から祈っています。

相談者さん、息子さん、お孫さん、そしてまわりのみんな全員が、それぞれの自分らしい幸せに気づいて、そこに辿り着けますように。

このnoteが、これからの幸せを考えるための、何かしらのヒントになれば幸いです。

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最所あさみ

もう一度読み返したい素敵な文章

これからの日々の中で、ふとした時に読み返したい素敵な文章に出逢ったとき、追加させていただきます。
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