大人こそ課外活動をするべき理由

"サードプレイス"という言葉が流行してから数年たちますが、実際にはまだまだサードプレイス的なコミュニティに属して活動している人は少ないように思います。

毎日仕事してくたくたになって帰ってくるので精一杯なのに、仕事以外の活動なんてできないよ!という方も多いのではないでしょうか。

でも私はそういう人ほど課外活動をするべきだと思っています。

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人は簡単な方に流されていくものなので、気をぬくとすぐに会社と家を往復するだけの毎日になってしまいます。

そして休みの日は家族や友人、恋人など決まった人とだけ会って、リフレッシュしてまた会社と家を往復して…というループにはまりがち。

もちろんこれもひとつの幸せのあり方だけれども、毎日同じ人としか顔を合わせないというのは大きなストレスの原因になったりもします。

悪いところが一切ない人なんていないので、時間を共有すればするほど嫌なところが目について、気づけば「嫌い」「むかつく」という感情が「好き」「ありがたい」という気持ちを消し去ってしまうことすらあります。

ずっと同じ人とばかり一緒にいると、知らず知らずのうちに愚痴やストレスが増えてしまうんです。

それは自分の性格が悪いとか相手が悪いとかではなく、べったりとつるんでいる環境が悪い。

だからこそ、たまに全く違う環境の人と会うことで"心の換気"が必要なんじゃないかと思います。

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バリバリのスタートアップに身を置いていると24時間365日仕事に向かっているようなイメージをもたれることが多いのですが、私自身は意識して仕事以外の複数のコミュニティに属するようにしています。

特にスタートアップやフリーランスのような「自分でどうにかしなきゃ」という環境は、1日に10回くらい心折れそうになる瞬間があります。

今はオフィスにもちょっとずつ人が増えてきたけれど、半年前までオフィスにぽつんと1人で取り残されて右往左往していることが度々ありました。

そういう環境にいると不必要に思い詰めがちで、今思えば何でもないようなことも、考えすぎてどうにもならなくて1人オフィスで号泣したりもしました。(情緒不安定…。)

そんな時に全く仕事と関係ない人たちの集まりに行くことで、はじめはちょっとシュンとしていても話しているうちにいつものペースに戻ってきて、帰るころには「あれ、何に悩んでたんだっけ」と思い詰めていたことすら忘れてしまったこともしばしば。

こうした自分自身の体験から、友人で苦しそうな子がいたら
「転職とかじゃなくて、まずは課外活動してみたらいいんじゃないかな」
と伝えるようにしています。

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この「仕事以外の場所をもつ」ことの効果は
①セルフイメージをポジティブな方向に持ち直せる
②「与える」成功体験を積み重ねることができる

の2つが大きいと思っています。

まず①のセルフイメージですが、知らない人の集まりにいくと自己紹介の機会が増えます。

その時、自分がやっていることをネガティブに紹介することは少ないし、相手からも好意的に受け止めてもらえることが多いはず。

普段の営業だと相手の顔色を見ながら表現方法を変えたり試行錯誤して、それでも「ふーん、で?」というような反応しか得られないこともありますが、こういう経験は知らず知らずのうちに自尊心が傷ついていきます。

でもコミュニティで自己紹介すると「えー!面白そう!」「それでそれで?」という"興味を持ってくれている"反応が得られやすいんですよね。

自分が普段やっている仕事ってどうしても過小評価しがちで、真剣にやっていればやっているほど本当にこんなのほしい人いるのかな…と不安になってしまいがち。

でもちゃんと興味をもってくれる人がいる、ほしい、便利だ、面白いといってくれる人がいる、そういう状況を定期的に作っておけば、心が折れそうになってもセルフイメージをポジティブな方向に修正しやすくなります。

次に②の「与える」成功体験は、私自身何度も読み込んでバイブルにしている「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」にでてくる考え方です。

本の主旨としては、これからは何かを得ようとするのではなく与えることからはじめようとする人が成功するんだよ、という当たり前のことが書いてあるのですが、ただ与えるだけでは疲弊してしまう、という注意も同時に書いてあります。

ではどうすれば疲弊せずに「与える人」になることができるのか。

本の中ではその答えのひとつとして、"与えた結果がその目で確認でき、そこから元気を引き出せるような別の場所をもつ"という方法が紹介されています。

この箇所を読んだ時すごく納得したのですが、誰かの役に立っていることを感じられる場所は人の幸福の追求を考えた時に必要不可欠なもの。

でもなかなかすぐに結果がでづらい新規事業や、お客様から距離があるバックオフィス部門の人は特に普段の仕事の中で"与えた結果"を感じることが難しいのではないかと思います。

だからこそ別の場所で小さな成功体験を積み重ねることで、心を疲弊させることなく本業でも「与える人」になれるのではないかと思います。

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綺麗な川の流れもせき止められると澱んでしまうように、ずっとひとつの場所にいつづけると心がもやもやしてきて、そこから自己嫌悪に陥る負のループにはまってしまいがち。

「疲れてるな」と思ったら、ぜひ自分に合う「第三の場所」を探しに、外にでて行ってみてほしいと思います。

【補足】
ちなみに私が活動しているのは主に下記の2つのグループです。
ご興味ある方はぜひ一緒に楽しみましょう!

コミュニティマネージャーズ・コミュニティ(CMC)
ソーシャルシフトラボ

最近は九州や福岡関係のコミュニティにも興味があるので、こんなんあるよというおすすめがあればぜひ…!笑

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最所あさみ

現場からは以上です。

「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたこと。組織や働き方、伝え方、モチベーションといったワードに関心があります。 (photo by tomoko morishige)
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コメント1件

読みました!

僕の好きな本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』が引用されていて、自分の気付きポイントと違うところに着目されていたので面白かったです。


『どうすれば疲弊せずに「与える人」になることができるのか。
本の中ではその答えのひとつとして、"与えた結果がその目で確認でき、そこから元気を引き出せるような別の場所をもつ"という方法が紹介されています。』

ここは見落としてましたが、その通りですね。
自分自身、NPOで複業的活動を開始したときに「あ、自分のスキルがこんなに喜んでくれるんだ!」と実感したのを思い出しました。


気付きをありがとうございました。
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