「◯選手のひとつ前の背番号は何番？」
「◯◯の２軍監督の名前は？」

この問いに正解できないとにわか扱いされることに震えている、自称野球好きの私です…！！！

件のネットニュースに関しては、もともとのキャラやいろんな状況も相まってのいじりだというのはわかっていますが、実際にこれ答えられる人って男女問わずどれくらいいるんだろう？とふと疑問に思いました。

例えば私の好きな福田選手（#37）は2014年だけ背番号31だったのですが、一瞬背番号違ったよなーという記憶はあっても、何番だったかまでは調べないとパッと思い出せませんでした。

これだけ溺愛していても、好きな選手の背番号の系譜を覚えていない私…。
もしかして私の愛、足りてなさすぎ…！？

ちなみに、ホークスの二軍監督も何度もニュースで目にしてるはずなのにパッとでてきませんでした。（正解は「水上さん」です）

もちろん私自身の熱量が足りない部分もあるのですが、月に1、2回はコンスタントに球場に足を運ぶレベルのファンですらこんなもんなので、世の中で求められる野球女子のハードルって随分高いんだなあ、と…。

もしかして私のレベルで野球好きとか言ってたら、いろんなところからお叱りがとんでくるのかもしれない…。

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毎年セ・パそれぞれから計2チームのリーグ優勝がでるわけですが、そのたびにこのニワカ論争が起きているような気がします。

かくいう私も去年までセ・リーグはどこも満遍なく好きだったのですが、ヤクルトがリーグ優勝するかも！？という雰囲気になりはじめたところから神宮に足しげく通うようになり、あれよあれよというまにファンクラブに入るまでになりました。

私自身もともとはホークスファンなので、昔から熱烈に応援していた人にしてみれば優勝した年からファンになった人に対して「どうせ今年だけでしょ」という気持ちになるのもよくわかります。

実際に、翌年からまたパッタリ球場に足を運ばなくなる人もたくさんいます。

でも同時にそんなニワカの中からガチの野球ファンも一定数誕生します。

そこで古参vs新規の構図で争いを起こしていると、ファンとして定着するものも定着しないという現実があります。

球団や選手が一丸となってファンを増やそうと努力している中で、ファン同士のいざこざが足をひっぱるなんてとてももったいないこと。

きっかけが優勝への便乗だとしても、イケメンな選手がいるからだとしても、野球という競技に興味をもち、プロ野球というエンターテイメントを一緒に楽しめる仲間が増える機会をつぶす権利が誰にあるというんだろう。

こういう古参vs新規のいざこざはあらゆる分野で起きているけれど、一部のガチ勢だけではなく大多数のゆるいファンが業界を支えているのだという意識は、ガチ勢であればあるほどもつべきものなんじゃないかと思います。

私はいち野球ファンとして、これからもっともっと野球ファンの裾野を広げていきたい。
事前の知識なんてなくても、球場に行ったら誰でも楽しめる、そんなプロ野球界であってほしいなと思います。

「野球女子」の定義は、「野球が好きな女性」のこと。

知識量や熱量をはかって、比べて、「あなたは野球女子じゃありません」と断言する権利なんて誰にもありません。

これからはじまる日本シリーズをきっかけに、男女問わずちょっとでも野球に興味をもってくれる人が増えますように。

カープと日ハムの熱い戦いを期待しています！