オウンドメディアとは別に、社員にマイメディアをもたせるべき理由。

6月からの独立に際して、働き方メディア 「Fledge(フレッジ)」さんで、こんな記事を書かせていただきました。

自分の居場所を作るために。会社員的情報発信のススメ── 最所あさみ

私がnoteを書き始めた当時はまさか独立することになるとは思っていませんでしたが、自分の名前で発信してきたことのメリットは数え切れないほどあると感じています。

そこで今回の記事は、将来独立したいと思っている人だけではなく、複業を含めた新しい働き方に興味がある人や、今の働き方に疑問をもっている人みんなに読んでいただきたいと思って書きました。

記事の中では主に個人が情報発信するメリットを書いたのですが、個人が情報発信することは会社にとっても大きなメリットがあると私は考えています。

企業が社員の情報発信を奨励すべき理由

情報発信によって仕事の依頼がくるようになり、結果として私のように独立してしまうと会社から見たら損失とも言えます。

しかし逆に言えば、社員が独立するということは、雇用というリスクを負わずに業務を依頼できるということでもあります。

独立までいかずとも、複業をこなしている社員であれば会社の業績にあわせて仕事量と給与を減らすといった交渉もしやすくなりますし、今後はそうした柔軟性のある会社が優位性をもつ時代になってくると思います。

また、個人の情報発信はスタートアップこそ奨励すべきものです。

出来立てのサービスはあちこち穴だらけで、お世辞にも使いやすいものとは言えません。

まだ価値という価値を作り出せない状態で、それでも「使ってみよう」と思ってもらうためには、サービスの価値よりもその人への応援の気持ちをもってもらうことが重要です。

そうした「応援団」を作るフェーズにおいては、オフィシャルで書き手の顔が見えづらいオウンドメディアよりも、個人の色が強く出せるマイメディアの方が適しているのです。

オウンドメディアは「仕組み」の資産。マイメディアは「信用」の資産。

だからといって、オウンドメディアが不要なわけではありません。

オウンドメディアは正確性、網羅性を高め、SEOを重視して顧客へアプローチする「仕組み」の資産として非常に効果の高い施策です。

適切にワードを配置して、役に立つ情報を配信することで、置いておくだけで自然に潜在顧客が集まる「仕組み」にしていくことができるのです。

それに対してマイメディアは、あえてSEOは捨てて共感を得ることに注力し、「信用資産」を積み重ねていくという使い分けが重要です。

以前クラシコムの青木さんが「手紙を書くように、毎日ブログを書く」とおっしゃっていましたが、毎日ラブレターを書くことでいつのまにか好きになってもらうことこそが、マイメディアのもつ「信用資産」の価値だと思います。

このように、個人の情報発信は、本人だけでなく所属している組織にも大きな価値をもたらすもの。

今後より多くの人が個人で情報発信をしやすいように、社会全体がその価値を認め、奨励する流れになっていけばいいなと思っています。

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(Photo by tomoko morishige)

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最所あさみ

Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!

現場からは以上です。2nd

「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたことを書き連ねていきます。 (photo by tomoko morishige)
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コメント1件

初めてコメントいたします。最所さんの小売業に対する「想い」の深さや愛情が文章のそこここに現れていて「やっぱり世の中には優秀な人がいるんだなあ」と感心しきりです。私は個人事業主として10年立ちましたが、他人の目を気にしたり気分にムラがあったりで、SNSで毎日気軽にエントリーできないでいました。今回の記事に背中を押された気分なので、今後は「手紙を書くように」ブログを書いてみようと思います。
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