メンターは、「作る」のではなく「気づく」もの

起業や独立における「メンター」の重要性は、いたるところで語られています。

しかし「LEAN IN」でシェリル・サンドバーグも言っていた通り、その関係は自ら「メンターになってください!」と申し込むような類のものではないと思います。

気づけばそばにいてくれる。
それが理想的なメンターとの関係だと気づいたのは、私自身が理想のメンターと出会えたからです。

理想のメンターとは、利害じゃなく好意でつながっているもの

私がメンターとして勝手に慕っているのは、「SAC about cookies」の代表であり、あーちんのママでもあるサクちゃんさん。

以前noteユーザーのイベントでお会いしてから一気に意気投合し、まだ出会ってまもないものの、仕事の話からプライベートの話まで、あらゆることを相談させていただいています。

私はもともと人に弱音を吐くとか相談するのが苦手で、嵐が過ぎ去ってから報告するスタイルなのですが、サクちゃんさんは自分で「私は保健室みたいなものだから」とおっしゃっているとおり、思わずぽろっと悩みを吐露してしまいたくなる雰囲気のある方です。

▼前につぶやいたこのツイートはサクちゃんさんのこと。

フリーランスというあらゆる不安と戦わなければならないタイミングで出会えたのは、きっと神様からの独立祝いだったんだろうなとしみじみ思います。

でも、サクちゃんさんに相談したりお話したい!と思うのは、彼女が経営者だからとかnoteでも有名な人だからといったステータスによるものではありません。

あらゆるものに愛情を注ぐ温かい強さと「大丈夫だよ!」と背中を押してくれる明るさが、自分もこうなりたいという理想そのもので、きっとサクちゃんさんがどんな仕事をしていても出会ったらファンになってくっついていっただろうな、と思います。

この人は仕事をくれるからとか、付き合っておくといいことがありそうだからとか、大人になるにつれて、そういう利害から関係を作ろうとする機会が増えるものだと思います。

でも、「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるように、利害の上に成り立つ関係は、どこかで切れるタイミングがくるものです。

逆に、単に人として好きで、虚勢をはることなく素直に悩みを打ち明けられる人との関係は、時間がたってもずっと続いていくように思います。

そうやって弱音を吐かせてくれる相手は、応援してくれる人や支援してくれる人に比べると見つけるのが難しいものですが、自分の感覚に嘘をつくことなく常にアンテナを磨いておくことで出会う確度をあげることはできると思います。

見た目のステータスに惑わされず、自分が「素敵な大人だな」と思う感覚を信じて関係を構築していくうちに、ある日ふと「あ、メンターってこういうことなんだ」と気づくタイミングがくるものだと思うのです。

人との関係はいつだって、「枠」じゃなくて「中身」が先。

ここまで書いて思ったのですが、これって親友や恋人にも同じことが言えるのかもしれません。

好きだな、素敵だなと感じる体験を重ねていくうちに、関係性に名前がついていく。

はじめに「メンター」「親友」「恋人」という枠があってその型にあわせて中身をつめるのではなく、すでにできあがっている関係に名前をつけるとしたらこれなのかも、と選ぶ感覚。

私は人と付き合う上で「今日から恋人です」という契約を結ぶことに違和感があるのですが、それは枠が先にくると「私とあなた」の関係が変質してしまうような気がするからです。

どんな関係もきっと、「作る」ではなく「気づく」もの。

私も誰かにとって、気づけばそばにいる人でありたいなと思います。

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(Photo by tomoko morishige)

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最所あさみ

Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたことを書き連ねていきます。 (photo by tomoko morishige)
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