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やりたいことをやらない勇気

フリーランスになって気づいたこと。

それは、「嫌な仕事を避けるよりも、楽しい誘いを断る方が難しい」ということです。

会社員時代と違って、今は自分が好きな仕事を好きなだけ、時間が許す限りいくらでも受けることができます。

ありがたいことに毎日大小様々なお誘いをいただき、体がいくつあっても足りない日々を過ごしています。

しかし、比喩ではなく現実問題として

本当に身体が足りない…!

はじめは多少睡眠時間を削ったり、あらゆる効率化をはかってなんとか回していたのですが、最近はそれも限界がきて、もっと根本のもんだなのだと気づきました。

それは、「やりたいことの優先順位をきっちりつける」ということ。

最近は本当にプライベートと仕事の境目がなくなってきて、あらゆるお誘いが「楽しいこと」ばかりになってきました。

私は面白そうなことにすぐ「面白そう!やります!」と言ってしまう癖があるのですが、無限に楽しいことが溢れてくるこの世界の中で、すべてに「やりたい!」と手を上げていたら寿命がいくらあっても足りません。

特に自分の中から「これをやりたい!」という情熱が湧き上がってくる夢組はこの傾向が強く、ギリギリまでがんばっては倒れて迷惑をかけ、謝り倒してリカバーしようと思ったらまたがんばりすぎて倒れ、、、という無限ループに陥っている人も多いのではないかと思います。

「楽しそう!」と思っても脊髄反射で「やります!」と言わないことは、多動力の高い夢組にとってダイエット中に甘いものを断つくらい難しいもの。

私も今年の目標は「やります!」の前に一呼吸おくこと、と決めているものの、つい予定を詰め込んでしまって家でぐったりしていることもしばしば…。

これから1年かけて、「やりたい」を無意識の脊髄反射ではなく、自分が意識して作り上げた軸によって判断できるようになりたいと思っています。

世間では「まず動くことが大事」「チャンスを逃してはいけない」と言われますが、個人的にはこれは最終的になりたい姿と自分自身のフェーズによって変わる気がしています。

常に新しいことを手がけていたい人、「ひとつを大きく」より「小さくてもたくさん」が好きな人は、動き続ける姿勢を大切にすべきです。

動き続けることが居心地がいいのに、規模感のためにわざわざ自分の行動を縛ってしまうとパワーが半減してしまうからです。

このタイプの人はあまり自分の組織を大きくしようとしすぎず、小回りのきく柔軟な組織や環境を作ることが成功につながるし、本人の幸福度も上がりやすいように思います。

一方で、最終的に目指したいひとつの大きなゴールがあるけれど、目の前の楽しいことによって気が散ってしまいがちな人も一定数いて、私はまさにこのタイプです。

ある程度ゴールが明確な場合は、何度かステージを飛躍させなければならないフェーズがきます。

そのときに選択と集中によって自分のリソースにレバレッジをかけられるかどうかが、ステップアップの肝になるのです。

このタイプの人が多動力を発揮しなければならないのは、WHYはあってもHOWとWHATが見つからないときで、解決の糸口への着想を得るにはとにかく動いてあらゆるフィルターを通して仮説検証を試してみる必要があります。

そこで「これだ!」という確信を得たら、確信を得たポイントに集中して一点突破する。

この繰り返しによって、少しずつ大きなステージへと成長していくのではないかと思います。

2017年はいろんなことに手も顔も口も出して「これだ!」という軸が自分の中で定まってきたからこそ、2018年はそれをかたちにすることに集中するために「やりたいことをやらない勇気」を養う1年にしたいと思います。

P.S.:ということで、友人のみなさまにおかれましては、私の付き合いが多少悪くなっても笑って許してね!(すでにわりと悪いけど!ww)

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