お店を作るとは、「待ち合わせ場所」を作ること。

以前こちらの記事でもお知らせしたとおり、8月から渋谷のBOOK LAB TOKYOのオンラインコミュニティ活性化のお手伝いをしています。

BOOK LAB TOKYOの8月からの変化については、CEOである西村さんのnoteに詳しく書いてありますのであわせてどうぞ。

私からは、オンラインコミュニティ・通称BLOCを運営して早1ヶ月が経とうとしている今、新しい本屋のかたちについて考えたことをお伝えしたいと思います。

変わっていく "お店"の役割

昔から本大好きな私ですが、最近はめっきり本屋さんに足を運ぶ機会が減ってしまいました。

週に2、3冊読んでいる本も、ほとんどがAmazonでポチったもの。

本屋さんに行くよりも、知り合いに勧めてもらった本やSNSで話題になっている本の方が「間違いがない」本選びができるというのはよく言われることです。

では、これからの時代本屋に求められる機能は何なのか。

この1ヶ月の活動を通して感じたのは、お店の役割は「待ち合わせ場所」だということです。

オンライン・オフラインに関わらず、共通の価値観をもつ人同士が集まって、ゆるやかにつながっていく。

その核になるのが、お店やブランドなのではないかと思うのです。

例えば、BOOK LAB OWNER'S CLUB(以下BLOC)の例で言えば、参加者の多くは本が好きな方です。

BLOC内では毎週「#nowreading」という今週読んだものをシェアするコーナーを設けているのですが、いつもユニークな本がたくさん紹介されており、本好きにはたまらないスレッドになっています。(そしてつい買いすぎる)

また、テーマにあわせて推薦図書をあげてもらい、実際にBLTの店頭で展開する「BLOC本棚企画」にもあっというまに10冊以上の推薦をいただき、9/1から展開を予定しています。

こうしたやりとりの面白いところは、参加者とお店という一方通行のやりとりではなく、参加者同士の横のつながりにつながっていくということです。

私たち運営側は「場」を提供しているだけで、その中で自由に楽しんでくださいね、というのがBLOCの基本スタンスです。

これまではいかに価値を創り出し、それを提供するかということがお店の役割でしたが、これからのお店の価値は、オンラインにしろオフラインにしろ、いかに居心地のいい空間を作り、その中で遊んでもらうかということになるのかもしれません。

「あの人に会いたい」と思うきっかけづくり

また、もうひとつ気づいたのが、そういえば今まで書店員さんと本の話をしたことがなかったな、ということ。

「この本はどこにありますか?」という質問や、本の取り置きをお願いしたことはあっても、そもそもこういう本を読みたいという相談や、本の感想を話す機会はほとんどないのではないのではないでしょうか。

BLTで選書をメインに担当してくださっている中村さんにもBLOC内に参加していただいているのですが、プロの視点から推薦コメントをいれてくださったり、グループ内で本の取り扱いリクエストなどにもご対応いただいています。

普段書店員の方と話す機会がないのは、相手の人となりを知らないからではないでしょうか。

『売れる販売員』のルールが変わるとき」でも書いたとおり、これからのお店に必要なのは、会いに来たくなるきっかけをつくることです。

モノがあふれ、ほしいものはお店に行かずともネットで手に入れられるようになった今、私たちがお店に行く理由は「あの人に会いたいから」になりつつあるのではないでしょうか。

最近はアメリカを中心に直販モデル全盛ですが、商品の作り手以外にも、翻訳者・キュレーターとしての「あの人から買いたい」という需要もあるはずです。

そう考えた時、リアル店舗だけではなく、オンラインのコミュニティも持っておくことで、お店に行く前から親密度を高めておくことができます。

10年ほど前からO2Oと声高に叫ばれていますが、ECだけではなく、こうしたコミュニティ活動もオンライン・オフラインをシームレスにつなげていくことがこれから求められていくのかもしれません。

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まだまだBLOCを運営して1ヶ月弱ですが、こうした本屋の未来・小売の未来について、私自身も勉強させてもらっている毎日です。

新しい本屋のかたちに関わってみたい!という方は、月5,000円のライトプランも新設されましたので、ぜひお気軽にご参加いただけると嬉しいです!

▶︎渋谷道玄坂のブックカフェ「BOOK LAB TOKYO」のマイクロオーナーを募集

これからも、さらに面白い企画をたくさん用意していきたいと思っているので、随時私のnoteやBLTのHPでもお知らせしていきます!
お楽しみに〜!

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(Photo by tomoko morishige)

★こちらの記事も、あわせてどうぞ。

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★私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

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最所あさみ

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたことを書き連ねていきます。 (photo by tomoko morishige)
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