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真の黒子力とは、人に自信を持たせる力

コミュニティマネージャーは黒子である。

常にそう考えてコミュニティに向き合っている私ですが、ではいい黒子とはなんぞや?と考えてみると、単に「目立たない」だけでは価値になりません。

目立たずにどんな価値をつくるのか。そこで作り出された価値こそが、黒子としての真の力量になります。

コミュニティマネージャーに限らず、この世はほんの一握りの役者と、多くの黒子によって作られています。

フリーランスとして働いている私ですら、自分の名前で表舞台に立つ仕事は全体のごく一部で、ほとんどの時間を黒子として過ごしています。

それでもときどきやってくる表舞台に立つ仕事の中で、「この人とはやりやすいなぁ」と感じる人の共通点は、相手が私に自信を持たせてくれるかどうかなのかもしれない、と気づきました。

たとえば、編集者なら書き手に「私、もしかして天才かもしれない…!」と思ってもらうこと。

モデレーターなら、ゲストに「俺、今めっちゃいいこと言ったなぁ」と思ってもらうこと。

華やかに見える経営者という仕事も、働いているメンバーに「自分はなんて能力がある人間なんだろう!」と感じてもらうことが仕事だと思えば、ある意味黒子的な立場かもしれません。

ではどうすれば相手に自信を持たせられるのかというと、一番大切なのは「本人以上に相手を理解すること」です。

「わかってもらえた」という安心こそが自信につながり、本人が思っていた枠を飛び越えるレベルのアウトプットにつながるのです。

そのためには、誰よりも深く相手の言いたいことを理解した上で、少しだけアップデートしたエッセンスを加えなければなりません。

ただうまくまとめるだけではなく、少しだけ角度を変えたり、一歩先を見せることで、「こういうのもあるよ!」と内に秘めたまま言葉として固まっていなかった言葉がでてくるきっかけになるのです。

人は褒めれば動くという簡単なものではなく、やりたいことや言いたいことを「理解してもらえた」と感じたときにこそ動くもの。

数字の上昇や現場の改善など、目に見える現象だけを褒めても、とってつけたようにしか感じられず、逆にシラケてしまうことすらあるものです。

だからこそ、黒子として動くときは「褒める」ではなく「理解する」ことに注力する。

本質を見抜く力こそが、黒子に求められる最大の価値なのかもしれません。


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(Photo by tomoko morishige

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最所あさみ

Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたことを書き連ねていきます。 (photo by tomoko morishige)
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コメント1件

はじめまして、都内で編集者兼記者をやっているスガイと言います。
note拝見させていただきました。
とても共感する部分が多く、特に
“たとえば、編集者なら書き手に「私、もしかして天才かもしれない…!」と思ってもらうこと。”
の一文は、常日頃自分が頭を悩ませてる部分です。
“相手を引き出す力”について再認識させていただきました。ありがとうございます😌
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