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私の理想のマネジメントは、「旅のしおり」にありました。

おとといの夜、ふとこんなツイートをしました。

そのツイートをえみりさんが拾ってくださり、それに返信のかたちでサクちゃんさんがこんなリプライをくれました。

この「旅のしおり」という表現を見て、私が目指すマネジメントってこれなのかもしれない!と気づいたのです。

数時間の「自由行動」が、旅のしおりの魅力。

私も旅のしおりが大好きで、旅行するとなると張り切って旅のしおりを作るタイプです。(ちなみにしおりづくりの癖は父上ゆずり。お父さんってほんとひまなのかな!)

旅行までいかずとも、週末に友達と遊ぶときも1日のプランを立てるのはもっぱら私の仕事。

毎週書いている「私のおでかけ帖」は、プライベートでやっていることの延長のような感覚なんです。

旅のしおりのいいところは、ツアーパックほどきっちりしすぎず、バックパッカーほどフリーダムすぎず、ゆるい制約があるところ。

私が予定を組むときは、選択肢を提示するスタイルにしていて、予約が関わるもの以外はその日の気分で予定変更もOKというゆるゆるスケジュールを作っています。

せっかく行くならめいっぱい楽しみたいから行き当たりばったりは嫌。
でも、その日の気分で変わるかもしれないからスケジュールは柔軟にしておきたい。そんな思いで作っています。

修学旅行を思い出してみると、旅のしおりには必ず「自由行動」の時間がありました。

自由行動。なんて素敵な響きなんでしょう!

でも、全部が自由なわけではなく、見ておくべき観光スポットはみんな一緒に見た上で、数時間だけ与えられた自由行動だからこそ楽しめるんだと思います。

清水寺はみんなで行くからこそ、あとで共通の話題で盛り上がれる。
その上で「他にどこ行ったの?」「そこ、どうだった?」という違いを楽しめる。

このゆるい制約こそが、旅のしおりの醍醐味だと思っています。

集合場所と集合時間は決めて、あとは自由行動OK。それが理想のマネジメントスタイル。

この旅のしおりのよさは、そのままマネジメントにも生かすことができます。

集合場所と集合時間は、オフィスとコアタイム。

持ち物リストは、日々のチェックリスト。

旅行の注意点は、業務マニュアル。

全員で行く観光地は、研修やOJT。

こうした最低限守るべき決まりを抑えたら、「あとは各々この範囲で自由にしてきていいよ!いってらっしゃい!」と言える関係性こそが、私が理想とするマネジメントスタイルです。

以前書いた「仕事から『確認』を排除せよ」の中でも、確認を減らすために必要なこととして「理念の共有」と「ルールづくり」の2つを挙げました。

この旅行で何を学んでほしいのかを伝え、やってはいけないことのルールを共有すれば、中高生ですらも自分たちで考えて自由行動のスケジュールを組み、集合時間に待ち合わせができるのです。

いちいち先生にスケジュールの「確認」をとって出し戻しするくらいなら、はじめから全員同じ旅程で回る方がましです。

これは、仕事に置き換えてもおなじこと。

旅のしおりだけ渡して、「あとは自由にやっておいで」と言える信頼関係の構築こそが、一番お互いを成長させるのだろうな、と改めて思った1日でした。

旅行したいな〜!

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(Photo by tomoko morishige)

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