オムライスを食べた日のこと

こないだどうしてもオムライスが食べたくなって、オフィスの近くでオムライスを食していたとき店内に響いた声。

「あのね、あまり食べられないなって思ったら、はじめに言ってもらえればごはん少なめにするとかこちらも対応できますから。」

思わず顔をあげて見ると、6割ほど残されたオムライスがのったお皿を下げるお店のおばさんと、しゅんとしているモデルのように綺麗なお姉さんの姿がありました。

たしかにそのお店は女性にはちょっと多めで、私の隣に座っていたOLさんたちも「すごくおなかいっぱいになったねー!」と言っていたので食の細い女性が食べきれないのも無理はありません。

とはいえ6割ほど残すのはまあそう言われても仕方ないのかな、と。

もしかしたら口に合わなかったとか急に体調が悪くなったとか事情はあったのかもしれないけれど、とても細身の方だったのでもともと食が細いのかもしれないな、と思いながらその背中を見送りました。

そして同時に思ったのは「やばい。この空気、完食するしかない。」

ちょっと無理して完食して、恐る恐るお会計を差し出すとさっきのおばさんがめちゃくちゃ笑顔なんですね。

商売人として当たり前っちゃ当たり前なのですが、そのときの私にとってそれがとても印象的で。

ああ、この人もこうして笑いかけてくれるんだ、と。

そして同時に、食べ残してしまったお姉さんも、はじめから少なめを頼んだ上でそれでも残してしまったという状況だったらきっと帰り際にこの笑顔に出会えたんだろうなと思うと、なんだかもったいない気持ちになったのです。

でもきっと私も知らず知らずのうちにお姉さんの側に立っていることがたくさんあるのだろう。

嫌なやつだなとか、むかつく人だなとか感じた場面も、はたから見たら発端は私の行動のせいだった、というような。

相手の反応は自分が引き出しているもの。

忘れがちだけど、改めてそんなことを感じたランチタイムの一コマでした。

(Photo by tomoko morishige)

私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。


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最所あさみ

Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!

現場からは以上です。

「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたこと。組織や働き方、伝え方、モチベーションといったワードに関心があります。 (photo by tomoko morishige)
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