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わたしの好きな、山田哲人の11のこと。

好きな野球選手は、と聞かれたときに必ず名前を出すひとりに山田哲人がいます。

23歳にしてトリプルスリーを達成し、今年もすでに18本目のホームランを放つなど今のNPBにおける打のヒーローは山田哲人の独壇場といっても過言ではありません。(※わたし自身がヤクルトファンなので贔屓目バリバリです)

いろんなところで哲人、哲人と騒ぎたてるわたしがなぜ山田哲人のことをここまで好きなのか?
わたしの好きな山田哲人の11のこと。をご紹介したいと思います。
(わかる人はわかるだろうけど、adidasのCMの「山田哲人の11のこと。」オマージュのタイトルです♡)

1.努力する才能

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▲出典:zakzak

わたしが哲人さんを応援するようになった一番のきっかけがこれ。

トップ同士の力のぶつかり合いの中で、当然誰もが懸命に努力をしています。
なにより結果を出し"続ける"ためには常に努力が欠かせません。

そんな努力するのが当たり前の世界でも「練習量がすごい」「人が見ていないところでも努力している」と賞賛される哲人さん。

ミスタースワローズの1番を哲人に渡した青木も「普通なら飽きて続けられないような基礎的な練習をきちんとやりこめるのが山田の強み」と言っていました。

哲人といえば試合前ルーティーンのティーバッティングが有名ですが、ここまでたくさんの種類のティーをやりこんでいるのは他にはいないんじゃないか、といろんな選手が口にしています。

真中監督も「今日はもう(練習しなくても)いいんじゃない、と杉村コーチに言っても『山田がやりたいと言うので』と言われた」というエピソードを披露していました。

本人のインタビューを読んでいると飄々として見えますが、気分の上下なくいつも淡々と努力できるところが彼の才能だと思うんです。

2.自分の能力を客観的に捉えている

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▲出典:sportiva

哲人さんは名門・履正社高校の出身で、甲子園でもホームランを量産するバッターでした。

だからこそ本人もホームランにはこだわりたい、でも体格を考えたらスラッガーを目指すのは難しい…。

そんなときに杉村コーチから「プロで生きていきたかったらホームランバッターになることは諦めろ」と言われて、自分が生き残るにはホームランにこだわってはいけない、と決断したのだそうです。

本人も常にインタビューで「ホームランを打つ技術に関してはバレンティンの方が格段に上。そこを勘違いするとバッティングがおかしくなるから意識しない」と言っているように、周りから期待されるホームラン数はあえて意識しないようにしているようです。

よく「ホームランを狙って打てるタイプ」と「ヒットの延長がホームランになるタイプ」のふたつのタイプがあると言いますが、哲人は後者だという認識で打つことで結果としてホームラン数の結果も残せているんだろうなぁと思います。

それでも今日現在で今季すでに18本。
普通なら勘違いしたり調子に乗ったりしそうなものですが、一貫したセルフイメージを持って打席に立つところも哲人の強さの秘訣のように感じます。

3.ここぞのところで結果をだすスター性

山田哲人がヤクルトファンのみならず、野球ファンみんなから愛されているのは『ここぞ』というところで期待に応えてくれるスター性を持っているからだと思います。

たとえば私が以前立ち会った200号はなんとサヨナラホームラン…!

私が神宮で見ただけでも何度かサヨナラの一打を放っており、たとえ点差が開いていても『哲人に打席が回るなら希望がもてる…!』と思わせてくれる存在です。

実は数字面で見ると得点圏打率はそう高くないのですが、一打サヨナラの場面や競った展開のときに期待に応えてくれるところが、ファンの期待を超えてゆくスター性につながっているのだと思います。

4.先輩からも後輩からも同期からも愛されすぎている

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▲かわいい後輩・樹理ちゃんと。
出典:ヤクルト公式ツイッター

哲人といえば谷内、谷内といえば哲人と言われるくらい仲良しラブラブなふたり。
最近は谷内が怪我で一軍にいないのであまりツーショットを見れませんが、ヤクルトファンなら知らない人はいないくらいいつもセットの同級生コンビです。

そして今年5年目の哲人さんには後輩もたくさん。
特に最近は原樹理ちゃんと仲良しで、樹理登板の日には「今日こそ勝たせてやるからな」と大量援護に貢献してくれました。

こ、こんな先輩いたら惚れてしまうっ…!

有料会員だけが見ることができる選手同士の座談会動画では生意気な発言で川端とハタケをたじたじにさせる一面もあり、先輩後輩同期みんなから愛される哲人さん愛しいなぁと思います。

5.金と女に目がない

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▲いつになく生き生きしている哲人さん。

野球への意識の高さに対して、発言がいちいちゲスなのも哲人の魅力。
お金大好き!女の子大好き!という欲望に忠実な23歳男子なのです。

オフシーズンはテレビにでる機会も多くバラエティにひっぱりだこなのですが、「(山田さんお金好きですね?と言われ)大好きです♡」「女優さんとかと付き合いたい」などもう好青年キャラで生きていかれへん…!という発言の数々。

大谷みたいな優等生もかわいいけど、哲人のような人間味溢れるキャラもかわいいです。

6.その割にフライデーの内容がいつも地味

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▲伝説のフライデー。普通すぎてかわいいと女性ファンからの株爆上げ。

とは言うものの全くフライデーされない哲人さん。
ゲスな発言は口だけ…?

2015年のリーグ優勝の夜には川端、ハタケと3人で立ち食い蕎麦屋に行った姿を撮られたり、珍しく合コン的なものでフライデーされたら上田が「知人男性」と記載されてたものだからネタとして完全にそっちにもっていかれ、浮いた話がなかなか出てこない哲人さん…。

素敵な人がお嫁にきてくれますように!

7.意外とバラエティ慣れしてない

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▲「スギヤヒダリデウテヤ」と謎に片言だった哲人さんかわいい。

チームメイトとの座談会とか見てると強気でイケイケな感じなのですが、意外とバラエティ慣れしてなくて正直あんまりおもしろくないんですよね。

それが一周まわって面白いみたいな。

プロ野球界のバラエティ班といえばハムの杉谷が有名ですが、藤浪もわりとしゃべれるし則本・西の仲良しコンビも慣れた感じ。
最近だと西武秋山もいじられキャラとしてお茶の間知名度があがった気がします。

それに比べると哲人さんはバラエティどころかインタビュー動画でも緊張してるのかおどおど気味。
ヤクルト公式くらいの動画なら元気なのに、全国区になった途端にしおらしくなる哲人さんかわいい。

哲人さんの本業は野球なので、面白くなくたっていいんです。

8.守備もうまくなって完璧超人になりつつある

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▲出典:Number web

打撃より投球より守備派な私としては、スーパープレイの派手さも守備範囲の広さもないながらも堅実な守備をするセカンドとしての哲人も大好きです。

同じセ・リーグに最強セカンド菊池がいるので守備ではあまり日の目が当たることはありませんが、エラー数も少なく確実にアウトをとれる安心感のある守備が特徴です。

2016年の哲人さん打撃タイトルだけでは飽き足らず、本気でGG賞を狙うため球際の強さを意識して練習に取り組んできたそうなのでこれからとっても楽しみです。

実際に去年に比べるとこれまでの安定感ある守備に加えて「それもアウトdにできるようになったの!」というファインプレーが多々でてきてるので、このままいくとNPB至上最強の完璧超人二塁手が誕生しそうです。

守備フェチの私としては、今からMLBのどのショートと組ませたいかな…!という妄想に胸躍らせています。

9.怪我をしない

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▲出典:sportiva

これ、一見地味だけどものすごいことです。

プロ野球の試合は年間144試合あります。
さらに3位以内にはいればCS、優勝すれば日本シリーズと試合数は150以上になりますし、国際試合に召集されることもあります。

打席に立つだけでもデッドボールの危険はあるし、守備の面でも内野を守る選手は走者との接触リスクがあり、いつ怪我をしてもおかしくない環境です。

それ以外にも疲労蓄積だったり、腰や首を慢性的に痛めている選手も多いもの。

だからこそ、1年を通して怪我なく出場し続けるということには大きな意味があります。

体のケアはもちろん、怪我をしない体の動かし方を身につけること。

ホームランを打つことと同じくらい「毎日試合に出続けること」は選手を評価する上で大事なポイントなのです。

10.細身な子にも夢を与える存在

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▲出典:On your mark

哲人の身長は180cm、体重は76kg。

一般男性と比べるともちろんがっしりした高身長の体格ですが、180cm超えは当たり前、190cmもゴロゴロいる野球選手の中では比較的小柄な部類の選手です。

そして何より、このホームラン数をどうやって叩き出してるの!?と思う体の細さ。

昨年同じくトリプルスリーをとり、打順も同じ3番の柳田と比べるとその体格差は歴然です。

本人も「もともと小食で…」とよく言っていますが、高校時代なんてひょろっひょろで心配になるほど。

体質的に太れない人なんだろうなあと思います。

それでも2015年にはホームラン王をとり、今年も現時点でリーグ最多の18本。

パワーがなければスタンドへ運べないと思われがちですが、ボールの力をうまく利用するバッティング技術で軽々とボールをスタンドへ運ぶ哲人の姿は、プロ野球選手を夢見る細身の少年たちに夢を与え続けています。

11.いつどんなときも淡々と結果を残す

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ミスタースワローズ・山田哲人を応援したい!と思うのは、どんな時も期待に応えてくれるから。

プロ野球に限らず、人は結果にしかついてこない。
哲人は日々淡々と期待に応え結果を残すことで、ファンを魅了しつづけています。

どんなにチームが劣勢でも、哲人が打席に立てば球場が湧く。
ここぞというチャンスの場面で大きなアーチを描く打球が飛ぶ。
小さくガッツポーズをつくりながら、哲人が悠々とホームに帰ってくる。

この光景を見るために、ファンは足繁く球場に通うんです。

常に結果をだすというのは想像以上に難しいことです。
相手だってなにも対策をせずされるがままなわけではなく、苦手なコースを研究したり配球を工夫したり、いろんな手を使って押さえ込もうとしてきます。

それすらも跳ね除けるたゆまぬ努力が哲人の輝かしい結果を作っているのだと思います。

凡事をただひたすらに積み重ねる。
非凡な記録を作るにはそれしかない。

哲人さんが打席に立つ姿を見るたびにそのことを思い出して、明日も自分の道をがんばろう、と思うことができます。

ただ結果をだすだけではなく、「出し続けられる人」であるために。
人に見えないところで淡々と努力していこう。

待ち受けにしている哲人さんの背中を見るたびに、いつもそう思います。

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以前インタビューで「最終的に目標としているのはどんな選手?」と聞かれて
「ヤクルト以外のファンの方も含めて、野球ファンみんなから『プロ野球界に山田哲人は必要だ』と思ってもらえる選手。
それがどんな選手なのかはまだ…具体的に想像はついてないですが(笑)」
と答えていたけれど、もうすでにあなたはプロ野球界の大事な宝です。

今年も怪我なく自分らしいプレーができますように。

今年も神宮にいっぱい行くぞ!

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