父さん、灰皿はボーリングのたまではないよ。


父と母が、私が中学生の頃前の晩ケンカしたらしく、翌朝私は朝早く起きて階段から降りて一階の廊下に差し掛かった時、長い廊下の父の部屋の前からすごい勢いで、ガラスで出来ている大きな灰皿が私の足のそばにダダダーと、ボーリングのたまのように転がってきて、お勝手のドアにガーンとぶつかった。後少し私が早く歩いていたら私の足はたぶん足クビにひびが入っていたと思う。母に何かあったか尋ねたらケンカしたらしいけど、物を投げるのはやめてほしい。

朝から灰皿が、廊下からすべってくるなんて誰も想像しないよ。

夫婦喧嘩して、自分の肌着を手でビリビリに破って怒った時もあったね。

本当に不思議な夫婦だったね。

子供達は苦労したよ。

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