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Upside Down/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。


第118弾は

Upside Down

2013年3月6日発売のアルバム
VOYAGERに収録されている曲。

パーカッシブなピアノが印象的な
ロックサウンド。
真っ逆さまに落ちていくような
渦巻くような曲調も
間奏の壮大感も印象的な曲です。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

これも時間かかりました。(金澤ダイスケ)

あのさ、別にそこをトピックにしなくていい (笑)。(山内総一郎)

ーーこれは基本鍵盤が主役で、ひたすら弾き倒すみ たいな曲ですけれども、どういうところから始まりました?【インタビュア】

ピアノのリフみたいな、 パーカッシブなところからのスタートですね。(金澤ダイスケ)

ーーしかも曲の後半ではどんどん押せ押せの展開をしますよね。 曲を作っていくときにどの辺りから完成形をイメージしていたんでしょうか?【インタビュア】

2011年からあったんじゃない?(山内総一郎)

あったね。 そのときは構成とかは違いましたけど。完成は、やっぱりスタジオで詰めているときに 「ああ、これだ」って思う部分があって、それは例えばドラムのBOBOさんと加藤さんのリズムの感じとピアノのリズムの感じがいい感じになったときですか ね。ちょっとダンスミュージックのようであり、ロックでもありっていう部分が出せたときというか。(金澤ダイスケ)

ーーなるほどね。 この曲は内田さんのチェロが入っていますよね。もう1曲チェロが入っている “春の雪” はある種すごく必要なところに置いてる感じがするんですけど、この曲のチェロって少し実験的というか。【インタビュア】

そうなんですよ。 うっちーがくる日に「もう1曲なんか弾いてって」ってことで僕が提案して。 試しながら入れられるところは入れとこうみたいなところで。ハマらんかったら入れなくてもいいと思ってたんで。 で、この“Upside Down”の中間部、 ピアノで広がるパートのところで、Aメロからサビまで AC/DCかのごとくドラムとベースががっつりいってて、そこから解き放たれたときにチェロみたいな弦楽器が場面を広げるのはすごくよかったなと思います。 まあ経緯としてはたまたまですけど(笑)。(山内総一郎)

ーーこの曲も、“自分勝手エモーション” みたいな曲もそうですけど、今回のアルバムは曲の終わり方が すごいですよ。 曲の終盤にプレイがどんどん自由に なっていくという。【インタビュア】

適当になっていくというか(笑)。 どうなんやろね。曲にもよると思うんですけど、 ダイちゃんとか結構カットアウトみたいな終わり方好きなんですよ。でも、なんかね、俺は結構ふわーっと終わらしたいと ころがあって。(山内総一郎)

ーーこういう曲ってライヴでやるとまたその場その場で変わりそうな感じもしますね。【インタビュア】


変わるかもしんないですね。 ダイちゃんはこれもう、指の骨折れるんちゃうかという感じだと思うん ですけど。 かなりハードだと思いますね。(山内総一郎)

手が痛いです (笑)。(金澤ダイスケ)

MARQUEE Vol.95より

ーー「Upside Down」 は鍵盤がフィーチャーされたアグレッシブな曲ですが、 これはどのようなイメージで弾きましたか?【インタビュア】

これはダイちゃんの曲ですけど、突進系のピアノの バッキング・リフがあったから、最初はそんなにギターはいらないなって思ってたんですよ。 キーがAmだから、5弦のAをずっと単音で弾きながら、あとはワウで表情を付けるっていう。ディジュリドゥみたいなイメージでしたね。(山内総一郎)

ーー途中でギターが暴れまくりますが、あれは山内さんのスタイルのひとつですよね。【インタビュア】

うん、なんかなっちゃう、 グチャグチャに (笑)。 ただ、 最近はAmの曲で普通にAmを弾けなくなっているところはあるかな。(山内総一郎)

ーーと言いますと?【インタビュア】

絶対はずれてるんですけど、あえてCmで弾いてみ たり。あの曲で普通にAmを弾いてオーソドックスなプレイをやっても、全然おもしろくないっていうのがあったので。そういうのは常に考えてますけどね。 前にやったことは、自分が飽きますから。(山内総一郎)

ギターマガジン2013年4月号より


ーー5曲目の「Upside Down」 はダイちゃんの曲で、攻撃的なピアノのリフが最高に刺激的でカッコいいロックナンバーでさ。【インタビュア】

 これは実は『STAR』の頃にすでにあった曲で、 スタジオで合わせた時にBOBOさんと加藤さんがすごくアグレッシブに絡んできてくれてカッコよくなって。ジャンル的にはピアノロックなんでしょうけど、もっと渦巻いているというか、跳ねているというか。(金澤ダイスケ)

だよね。そしてどんどん勢いよく音が転がっていく感じがドキドキするというかね。(山内総一郎)

そう!すごくライブ感があるから。これはツアーでやるのが相当楽しみですね。(金澤ダイスケ)

Talking Rock! 2013年4月号より

こちらもダイちゃん作ながら、「Time」とはガラリと違う曲調。激しく叩きつけるようなパーカッシブなピアノが全編を貫き、重厚なビート、骨太なベースライン、疾走感を煽るギターフレーズ、クールで時に不穏なメロディー、挑発的な言葉がカオティックに一体化して嵐のように駆け抜けていきます。例えるならば、まるで夜の首都高を走り抜ける車のデッドヒートのよう。『STAR』制作時に原型があったモチーフを、今回のアルバムに向けて再構築し、新たな曲として完成させました。歌詞も意味よりあえてサウンド感を重視して、ダイちゃんの新たな世界が炸裂しております!

VOYAGER ライナーノーツより

2011年に発売されたアルバム
STARの制作時には原型があった曲。
VOYAGERの制作時に新たに作り直し、
Upside Downが出来たという貴重な
インタビューになっています。

レコーディング風景から
試行錯誤された様子が伺える
内容になっていますね✨


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。


Upside Down 1番の歌詞解釈


君は演奏に惹き込まれ、
感情が顔に滲み出ている。
でも、気づいていないみたいだね。

ここでは感情の赴くままにリズムに乗って
暴れたり、ストレス発散して
気持ちが楽になるならかまわない。

退屈しながらゆっくりと踊っていたら、
夕日ものんびり沈んでいくように、
時計の針が一周するのが遅く感じて、
絶対に損をしてしまう。
だから損しないように
気持ちは最大に盛り上げて、
いつでも行きましょう。

暴れすぎて跳ね飛ばされても、
みんなと一体になって
混ざり合えるような状態になれたら最高だよ。


Upside Down 2番の歌詞解釈


もう皆は踊る準備は整っている。
だけど、自分はどうすれば良いのか分からない。
ざっくりと話してほしいけど、
聞いたところで
自分の中でできる気がしないから、
もう皆とは違うことして
その場しのぎで聴いて
弾け飛んでもいいや。

だけど、思ってもない方向に
皆と混ざりあえたなら
それはそれで最高なのかも。


Upside Down Cメロの歌詞解釈


だいたいこの場で楽しむ
ルールなんてほとんどない。
演奏する側もそんなものだ。
子供のお遊戯に
親が見に来るみたいな気持ちで
楽しめばいいんだ。


Upside Down 3番の歌詞解釈


朝は優雅にジャズな音楽で目を覚ましたい。
でも、そういうわけにいかないから、
とにかくスッキリと目覚めたい。
結局はスイッチが切り替わらず、
カフェインを取り込んで無理やり起こす。

普段の生活の憂鬱な気持ちで
真っ逆さまに弾けとんでも、
そのうち時間と中和され、
混ざり合うはず。
それまでにまた新しい音楽を
また聴かせてほしい。
次は夏に出会うことが出来るように。

・・・

…みたいな感じでしょうか(笑)
インタビューのライナーノーツでは
歌詞は意味よりサウンド感を重視したと
書かれていたので、
解釈には正解はないですが(笑)

なんとなくこの曲を聴きながら、
ライブで盛り上がって
余韻に浸ってまた戻ってきてほしい
みたいなイメージで書きました😅


個人的な話


Upside Downを初めて聴いた時は
全体的なサウンド感が
かっこいいなと思ったけれど、
Cメロに入った時の
ひとフレーズの歌詞が
なんだコレ感が出た印象でした。

“おたまじゃくし”や
“カエル”が出てきて”なんだコレ?“な
状態に陥りました(笑)

ただ、このCメロフレーズがなかったら、
ずっと同じように
ピアノがバッキングしたままの
渦巻いたサウンドになっていたので、
終わりが見えなさそうだなぁと
勝手に思ってました(笑)

VOYAGERツアーのライブで
初聴きした時は
カッコよかったので、
またいつかライブで聴きたいなぁと
思った一曲です✨

Upside Downはライブ映像として
残されています
是非とも手に入れてみてはどうでしょうか


いかがだったでしょうか✨
Upside Down
紹介させていただきました!!

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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