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プレリュード/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。


第30弾は

プレリュード

2016年12月14日に発売されたアルバム
STAND!!に収録されている曲です。

2番の終わりの間奏と
アウトロに入るスライドギターや、
2番と最後のサビ前に入る
ピアノのグリッサンドが心地良い
フジファブリック唯一のドライブソング。

作詞はベースの加藤さん、
作曲はキーボードの金澤さんの曲です。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューなどを
下記に紹介させていただきます。


珍しくアメリカンだね。皆からそういう風に言われた。自分としては全くそう思ってもいないし、そんな国の事なんて考えながら作ってもいないのに。何がそう思わせたのだろう。しいて言えば、デモの段階でギターを弾いたくらい。それと、ドライブミュージックを作りたいなと思っていたくらい。確かにギターと車って、アメリカ感あるっちゃあるか。ちなみに自分、アメ車よりヨーロッパ車の方が好きです。(金澤ダイスケ)

アルバムSTAND!! ライナーノーツより

構成としては非常にシンプルですよね。作曲者のダイちゃんとしてもそのまま仕上げたかったようなので、ギターもダブルにせず、シンプルなプレイやフレーズを心掛けました。アコースティックギターに関してはギブソンのJ-50ですね。僕の持ってるアコギの中で明瞭なサウンドです。(山内総一郎)

Player No.661  2017年1月号より



皆でドライブの曲だよねって話していたのでそれを膨らませて作りました。ただイメージが最近の車ではないのかなと思ったので少々出てくるワードがタイトルを含めレトロかも知れません。分からない方は年上の方orインターネットで!皆様も運転する際には是非聴きながら!(加藤慎一)

アルバムSTAND!! ライナーノーツより

3人とも車を持ってないんですよ。だから乗ってない人の歌でもあるという(笑)。(山内総一郎)

Talking Rock! 2017年2月号より

しかも、最初は少しトーンの低い印象の歌詞だったんですけど、それを作曲者に見せたら「もっと明るくキラキラと!」と言われて、書き変えて。(加藤慎一)

Talking Rock! 2017年2月号より

この二人の会話はいつもおもしろいので(笑)。僕のいないところで、どんな会話があるのかをしりたくなるんですよね。でもホントに男心を見事に捉えた歌詞ですよね。(山内総一郎)

Talking Rock! 2017年2月号より


男連中がキュンキュン(笑)(金澤ダイスケ)

Talking Rock! 2017年2月号より

車の中は密室ですからね。その状況と、男心の内面を重ね合わせて書いた感じです。(加藤慎一)

Talking Rock! 2017年2月号より


メンバー3人がドライブソングだと決めながら、
曲を作っていく過程がインタビューの中で、
よく分かりますね✨

金澤さんが曲のデモを作る上で
ギターを弾いたという貴重な曲。

ギターはシンプルにストロークし、
鍵盤をはじく音色が綺麗なフレーズになっていて、
青空広がるハイウェイをドライブしているような、そんな曲調になっていますね✨


歌詞について

鍵を差して回したら 音が漏れて騒ぎ出す
軽く踏んで確かめる あとは遠く どこか

いくつも過ぎて行く 見慣れた景色離れ
優しさ足りていないのか? 台詞が頭を巡るよ

終わりが見えぬこのストーリー
後悔なんかしてもさあれは
何だった?ってさ 
綺麗な想い出に変わるかな
ステレオからは慣れたミュージック 
街並み眺め進むビートが
転がってんだよ 
ここで楽しまないと損だって言えるぜ

プレリュード1番のAメロ、Bメロ、サビの歌詞

曲に出てくる車は古い型だと
インタビューで仰っていましたが、
出だしの歌詞からそれを物語っています(笑)

車を発車させ、見慣れた景色を通り過ぎ、
思い出す後悔に自問自答しながらも、
流れる音楽に耳を傾ける。

感傷に浸るくらいなら、
今はドライブを楽しまないと
損だという気持ちに
切り替えようとしているのでしょうか。

ここの歌詞の注目は
“街並み眺め進むビートが転がってんだよ”
車の走る音も、時折ある騒音も、
街から流れる音も、
すべてドライブで楽しめるビートだと
このフレーズに込められてるのが良いですね✨

反射 照らす 月明かり ミラー越しの夢ばかり
忘れそうで時は経ち それはそれでいいさ

ふとした事を思い出して
なんだか少しヘッドライトが
目に沁みちゃったな 
誰も見てなくて良かったよ
だからね過去も振り返るよ 
あの時言えず飲んだ言葉は
どうなったんだろう 
声に出してみたら今と違うかな

プレリュード2番のAメロとサビ部分



月明かりに照らされた車内。
ふとしたことを思い出すと同時に
反対車線から来た車のヘッドライトが眩しくて、
フラッシュバックしたかのように
過去を振り返る様子に変わっています。

今は会うことのできない誰かに
あの時言えずに飲んだ言葉を
言えなかったことに後悔してるのか、
もし言えたとしたら、
今はどうなっていたのかを想像している。


左へ右へハンドルは流れ行くままに 
でも胸騒ぎ止まらない何がそうさせるんだ 


終わりが見えぬこのストーリー
後悔なんかしてもさあれは 
何だった?ってさ 
綺麗な想い出に変わるかな 
帰ろう今日は違う道で 
思いはそっと置いてさよなら 
バイバイ今度は 未来を連れて同じ場所で会おうぜ 

プレリュードCメロと最後のサビ

1番とほとんどサビは似ているが、
2番のサビの過去の後悔の自問自答を完結しないまま、“思い”も置いて帰るサビになっている。
“思い”は恐らく過去。


“未来を連れて同じ場所で会おうぜ”
というフレーズは確信のある未来が見えてるから
書けるんだなと思っていて、行き当たりばったりにハンドルを動かしていたドライブだけど、もう今回で覚えたからまた来れる。“思い”という過去を置いてさよならしたから、次は明るい気持ちでこの道に
また来るよと言ってるんだなと。

そういう勝手な解釈です(笑)


この曲の2番の過去を振り返る歌詞が
ものすごく共感したというか、
すごく普遍的に感じたんですね。

過去を振り返ってもどうしょうもないけど、
それがあるから今があって…みたいな
自問自答を必ずあると思うんですよ(笑)
それは後悔だけじゃなくて前向きな時もある。

個人的にアルバムSTAND!!の曲の中なら
プレリュードが1番共感する曲で
聴きやすいなと思いました。



いかがだったでしょうか✨
プレリュード
紹介させていただきました✨

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださったらとても嬉しいですし、
あながち私の言うてること間違ってないな〜なんて思ってもらえたら幸いです♡

また次も気まぐれで一曲ずつ紹介と
思ったことを投稿したいと思います☆


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