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桜並木、二つの傘/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第108弾は

桜並木、二つの傘

2002年10月21日発売の
インディーズミニアルバム
アラカルトに収録。

2004年4月14日発売の
メジャーデビューシングル
桜の季節
カップリング曲として収録。

2010年6月30日発売のアルバム
シングルB面集2004-2009
収録された曲。

フジファブリックの
インディーズ時代の名残が残った
サイケデリック感漂う春の曲。
A面曲とはガラリと変わった
マイナー調の春盤の曲です。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

“桜並木、二つの傘”はAメロの方が早口で歌ったりしてるんですよ。(志村正彦)

あと間奏のディストーションドラム。 (田所幸子)

あ、途中僕がドラムを叩いてる所があるんですよ。 で、そのドラムをちょっと聴いて欲しいですね。(志村正彦)

AメロBメロ、 サビって世界が全然違う事をやってるので、訳解んない感がいい。サビでファンクになったり、最後が妖しくなったり。(加藤雄一)

個人的には一番好きです。この曲が。はい。(田所幸子)

ーーはい。歌詞で「DU DA~」って部分が気になるんですけども。【インタビュア】

ああ、そこですか。 何か僕はちょっとボサノヴァとかも好きでして、何かシャバダバとか色々あの、 変な言葉を歌ってるじゃないですか?そういうフレーズも欲しいなと思って。 そこに入れてみた。(志村正彦)

クイップマガジンVOL.30より

これはかなり前からある曲なんですけど、これも・・・バカっぽい感じで良いかなと思って。 早口 の部分があったりして、早口で何かバカっぽい事を言うのは良くある事なんですけど、 それを真面目な歌詞でやるのは面白いかなって思って作った記憶はあります。(志村正彦)

クイップマガジン VOL.36より

ーーカップリング 「桜並木、二つの傘」でも桜を
モチーフにしていますね。 イントロがとにかくインパクト大なのですが、最初に出た“ダサかっこいいもの”ってこういうこと?【インタビュア】

もう、その通りですね。“つかみ”っていうか。 「なんじゃこりゃー!?」 って思いますよね (笑)。 グルーヴもファンキーで、 詞もまた違った視点からストーリーが展開していきますね。(山内総一郎)

きれいに咲いている桜の下で、どんよりとしている2人の絵が面白いなと思って。 詞は、 実話とフィクションを織り交ぜてっていう感じなんですけど、そういうなんか、いびつなものに魅力を感じますね。 これからもっと咲いていく桜と、終わろうとしている2人、その2人のように桜もいずれは終わっていくみたいな、そういう皮肉っぽいものを書きたいなと思って。(志村正彦)

J*GM ジェイグルーヴマガジン2004年6月号


インディーズのインタビューでは、
間奏のディストーションドラムを
志村さんが叩いていたり、
歌詞では、真面目なことを早口で歌ったら
面白いんじゃないかという
好奇心が伺えますね✨

デビューシングルのインタビューでも、
曲のつかみの話や、
歌詞は実話とフィクションを
織り交ぜているという
貴重なインタビューになっています!

どこまでが実話なのか
歌詞の内容が気になりますね😍


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら
温かい目で見ていただけると幸いです。


いつか昔、偶然街で出会った2人。
僕は君のことが
気になって仕方がなかった。

何度かよく会う場所に
通いつめるたびに
君も僕を意識してくれるようになり、
お互い照れ笑いを浮かべながら
挨拶するようになった。

君に好きという思いを告げたくなった。
ただどこか自信がなく、
僕から思いを切り出す前に
君から告げてくれないかなと
淡い期待をしていたが、
結局こちらから告げて
付き合うことになった。
でもなんだか晴れ晴れしない気持ち。
降り出しそうな空が
まるで2人の気持ちを
代弁してるかのようだった。

でも時が経てば冷めてしまう。
君とは何も進展もなく、
何か少し期待外れの部分を見つけると、
気持ちが離れてしまう一方で…
好きだったはずなのに何故だろう。
そんなことが頭から離れず、
今日も似たような会話で続かず、
苛立っている僕は煙草に火をつける始末。
気まずい空気だった。
だけど強く降り出した通り雨の音が、
二人の沈黙を少し和らげた。

「別れよう」そう告げようと思った。
ただ、僕から思いを切り出す前に
君から告げてくれないかなと
淡い期待をしていたが、
結局こちらから告げて
別れることになった。
でもなんだか晴れ晴れしない気持ち。
降り出しそうな空がまるで
2人の気持ちを代弁してるかのようだった。


「最後に出かけないか?」
そう言ったら、君が頷いてくれた。
桜並木と二つの傘が
綺麗に景色に溶け込んで行く。
他の人から見たら
初々しいカップルに見えるだろう。
僕らがこれから
別々の道を歩むとは知らずに…。


・・・

…みたいな感じでしょうか。
個人的にこの曲の解釈が
難しかったのです😅

歌詞の僕は君と付き合うことができて、
舞い上がるものの、
君が付き合うという意味を分かってるのか?
ってくらいに進展がなく、
本当に付き合っていいものか?
分からなくなる。
次第に君の悪いとこが見えだす。
君は「自分の意見は言わない人。」もしくは
「僕が好きじゃないのに付き合ってる?」
と思い出す。
会っても僕から話しかけるだけで
会話も続かず。
嫌なら僕から切り出す前に
告げてくれたらいいのにと思うが、
結局、最後まで向こうからの
アクションはなく、終わらせるみたいな…。
でも、好きの気持ちはあるから、
最後の思い出に桜並木を歩くみたいな。

一方的に好きという気持ちがある方が
辛い思いをしてしまうパターンという
解釈をしました😂

2人の関係が
自然消滅するパターンも考えましたが、
「最後にでかけないか」と告げてる時点で
お付き合いは解消してるものと思い、
別れは告げていると解釈しました。


個人的な話


紹介させていただいたインタビューで
志村さんが実話とフィクションを混ぜて
歌詞を作ったと仰っていて、
今回、色々妄想して解釈してました(笑)

詳しい歌詞の話はもう聞けないのですが、
きっとこの歌詞の主人公は
志村さんと捉えてもよいのでしょう。

桜並木、二つの傘はシングルの
カップリング曲ではあるのですが、
ライブで披露されたのは
志村さんが存命時に
数少ないライブのみ。

貴重な映像が残っていますので、
是非手に入れてみてはどうでしょうか✨↓


いかがだったでしょうか✨
桜並木、二つの傘
紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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