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jQueryオワコンの話に思うこと

Twitterで見つけたまとめ↓に興味深いものがあったので、感想を書き残しておこうかと思います。

【jQueryはオワコンなのか - ウェブアプリ開発者とウェブサイト制作者の大きな溝 - Togetter】< https://togetter.com/li/1240562 >

jQueryとは、ウェブサイトでよく使われているプログラム言語(JavaScriptの中間言語)なのですが、それを使うことの是非がTwitterのつぶやき討論になっていて、それがまとめられていました。

🐣 プログラムをそれほど自作しない層にとって、自分のウェブサイトに組み込むにはjQueryは仕組みがわかりやすくて最適。

🐆 ガチでプログラムしている層にとって、組み込まれたjQueryが開発の邪魔になることが多い。

と、両サイド側の意見がありました。

ひとつひとつのつぶやきに「そうだよね」と共感できる部分があり、作るものと立場が違えば最適な環境は人によりけりで、どれが正しいか?みたいな話ではないのが見てとれました。

それでもまとめを読んでいると、いくつか流してはいけないことが浮かんできました。(ツイートを読んで、自分なりに思うことも加えての文章です。)

🐣 ウェブサイトであれば、jQueryの出番は多い。理由は、導入が簡単でプロでなくても扱いやすいから。わかる人が多いので保守も楽(になるはず)。

🐆 jQueryをウェブサイトで使うのは簡単かもしれないけれど、初学者がわからずに無茶してしまうことで、最適な使われ方をしていないケースが横行しているのが問題。(それを手直しする方は、たいへんなんだよ。)

🐣 BootstrapやWordPressプラグインなど、jQueryが組み込まれているものを捨てて、全部自分で作るとなると、工数がふえるし、しんどいしで、現実的じゃない。(制作時間と費用は、限られてるのよ……)

🐆 ブラックボックス化しているライブラリを使う怖さがある。標準のもので作れる能力があるなら、それにこしたことはない。

🐘 jQueryで実現できる範囲なら使った方が、大がかりになりすぎずにベター。(車輪を再発明する必要はない的な。)

これをひとことでまとめると「使うツールのことをある程度は理解して使おう」ということに尽きるのかなと思いました。

場所を選べば良いツールなのに、使い方が適切でないことで不幸になるケースは、プログラムに限らず、いろんな分野で起こっていることで、悲しいことですよね。

今回の件にかかわらず、「わかってないのにとりあえず体当たり的に使ってことを過ごす」ということは、“喉元過ぎれば熱さを忘れる”の繰り返しになる悪循環かもしれませんね。

初学者に対してウェブ制作のことを教える立場として、「じゃぁ、どこまで知ってれば使っていいの?」というライン引きを考えていかないとなと思います。

🏄🏄🏄

この記事を書くとき出会った、これも読んでおこう!という記事も紹介しておきますね。

【脱jQueryのためにしたこと - ICS MEDIA】
< https://ics.media/entry/17451 >

【プログラマが知るべき97のこと】
< https://xn--97-273ae6a4irb6e2hsoiozc2g4b8082p.com/ >

🏫🏫🏫

今回の発端になったイベント↓は、一般財団法人さっぽろ産業振興財団さんが企画されてるみたいですが、「単独講師で3時間」を全11回開催していて、毎年テーマもさまざまあるみたいです。

【札幌から世界に向けて、クリエイティブコンテンツを発信! サッポロクリエイティブキャンプ2018】
< https://www.ezokitchen.co.jp/scc/ >

ひとつのテーマをじっくりと聞くことができるセミナーって、貴重だと思います。でも、なかなかこの規模で開催しているとこはないよね。今年で6年目というのも、継続がすごいなと思いました。

【実績紹介 - サッポロクリエイティブキャンプ2018】
< https://www.ezokitchen.co.jp/scc/results/ >

実績紹介のページをみてみると、ここ数年の技術の流行もみえてくるようです。

こういうイベントに登壇してみたいな。自分だったら何が語れるのか?を集中的にブラッシュアップしないとだめだとは思いますけれど。

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