【動画編集】Vrewを使った文字起こし~作成事例~
私がVrewを使って文字起こしをしたボードゲームのレビュー動画をテキストに作成事例を紹介します。
動画(MP4)を読み込み
MKVなどの素材はあらかじめHandBreakのような変換ソフトでH264のMP4に変換しておきます。
画面に表示する文字数の上限を設定
動画を読み込んだ時に出てくるダイアログで「表示する文字数」の設定項目があるので、最終的に画面上で見やすい大きさで表示する最大数が分かっているならそれを設定しましょう。
テロップの位置・大きさを設定
私は画面下段の一番下ピッタリではなく半文字分ぐらい浮かせた一に設定して、スマホでも読める大きさに設定しています。
書式を設定
基本の書式では文字装飾は「輪郭」か「影」しか選べません。
私は2人の人物が左右でしゃべっているようにしたいので、メインでしゃべっているテロップを基本の書式として「青い輪郭」で左端に設定します。
もう1人が喋ったときは「赤い輪郭」にして右端に設定します。
このとき右の人物だけ書式を変更したいのでクリップにチェックを入れてそのクリップだけ書式が変わるように設定します。
言い淀みや喋りのクセを見越してテロップを修正
「あの」「えっと」「ちょっと」「だから」など文字に起こすと文章的に読みにくい文言は削除して”音声とは違うけど文章として読みやすいテロップ”にしていくのがポイントです。
文字の置換機能で読みにくい漢数字などをアラビア数字に一括変換
年号なども漢数字になってしまうようなので読みやすいアラビア数字に置換しましょう。
言い直しなどしている場合は言い間違いの部分をバッサリカット
動画の中で言い直しをしているなら動画編集ソフトでやるよりVrewでカットしてしまった方が時短になると思います。
8秒以上黙って画面の動きが無い場合などは倍速処理
ボードゲームの思考時間って黙ってしまう時間が結構あるのですが、カットしてしまうと葛藤している様子がスポイルされてしまうのであえてカットはせず、8秒以上だったら倍速処理するようにしています。
Vrewでは4倍速まで設定できるので飛ばしたいクリップにチェックを入れてそのクリップだけ倍速するようにします。
逆に無音でも手が動いてる場面は時間経過を見せるために倍速しないようにしています。
波形を見ながらクリップの長さを調整
音の切れ目でクリップを切ってしまうとテロップの表示時間が短すぎて視聴者が読み切れない可能性があるので波形を見て1~2秒程度の無音区間を持たせるようにしています。
複数人物が同時に喋っているものはメインとなる方を優先してテロップを付ける
同時にしゃべっているものは自動文字起こしが失敗するのでここだけは耳で聞いたメインの会話を取るようにしています。
複数人物が笑っているなどの時は専用画像(※下図参照)をあらかじめ作っておいてそのクリップに画像を差し込みます↓
動画を書き出し
私は文字起こしのテロップが付いたj状態で一旦MP4を書き出して、波形編集ソフトで音声の調整、ノイズ調整をしたWAVを別途書き出します。
動画編集ソフトでVrewで書き出したMP4と音声調整したWAVを合体させます。
プラスBGM/SEの音入れとその他の編集をして納品という形にしています。
★Vrewを使う利点
一般語を含む会話はほぼ正確に文字起こしをしてくれる点
ワープロ感覚で上から下へ流れていく作業が文字起こしとしてやり易い
クリップだけでなく文言単位でカットできるのでテンポが出しやすい
波形を見ながら文節を区切れるので改行がしやすい
★気を付ける点
専門用語や造語はアウトなので注意
改行がヘンテコなところでされていることが多いので注意
Vrew以外でやった方が良い事
音声調整は波形編集ソフトでやってあげたほうが良い事
EQ調整=男性の低い声などはローをカットしてハイを上げるなど調整してあげるのがベスト
音量調整=会話の聞きやすさなどを考慮するならラウドネス値が-16LUFS位になるようにノーマライズしてあげるのがベスト
ノイズ調整=外部プラグイン(iZotpe RX8)などでエアコン等の部屋ノイズを取ってあげるのがベスト
・動画編集ソフトでやってあげたほうが良い事
画像や動画の差し込み、合成、フロートマークなど動画中ずっと表示するものなどは動画編集ソフトでやってあげたほうが良いでしょう。
ディゾルブやトランジョン、色調整なども同様です。
倍速処理も4倍速までしかないのでそれ以上の倍速処理したい場合は動画編集ソフトでやるのが良いでしょう。
BGM/SEの合成は横軸のタイムラインで差し込んでいく方が自然なので動画編集ソフトでやってあげたほうが良いでしょう。
最終的な書き出しもYoutubeに最適な画質と容量を設定するなど自由度が高いので動画編集ソフトでやってあげるのが良いと思います。
良ければチャンネル登録してあげてください。
◆「アブな世界」シリーズ
色々なアブストラクトゲームを (自分たちの勉強を兼ねて) 皆さんにご紹介&遊んでみようという企画シリーズ! どれもボードゲーム初心者でもしっかり考えて遊べる、シンプルなルールのものばかりなので是非見てください。
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