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2022年のふり返りと2023年の目標

イントロダクション

諸先輩方から「自分が今年何をやったか、何をできるようになったかを忘れないように、転職する気が無くても年末に職務経歴書を書いたり、振り返りをしているよ」と伺ったので、自分も書き出しながら振り返りをしてみます。

一言で表すと今年は「ストレッチ」した1年だったなと思います。意図せずして会社と運命共同体のように過ごした1年となりましたが、チームで何とか成果を残すことができたのはよかったです。一方で、その過程で自分の課題も明確に見えてきたので、来年は焦らずにきちんと地力を伸ばすことに集中しようと思います。

前半戦(1~6月)

2022年の前半戦は、新海老名物流センター移転トラブルの対策事務局メンバーとして海老名に泊まり込みながら、物流・製造・調達といった関係部署や他の事務局メンバーとともに問題解決に明け暮れました。(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC310ST0R30C22A5000000/

サプライチェーンの知識はもちろんほぼ無く、問題解決のスキルも低かったですが、とにかく何とかしなければならない状態だったので、必死に現場を観察し、忙しい方々にヒアリングをさせて頂きファクトを集め、何とか解決するというのを毎日繰り返していたら、気が付いたら数ヶ月経っていた、という感覚です。

トラブルにより非常に多くのお客さまにご迷惑をお掛けしてしまいましたが、その後センターは、出荷再開フェーズ、欠品削減フェーズ、廃棄削減フェーズと徐々に良化し、今では旧センターよりも高いパフォーマンスで稼働ができているのでともかく本当によかったです。

この半年間は、社会人歴の長いリーダーの方々が目の前で大きな問題解決を推進されるのを体感しながら、自分自身が担当する小さな問題解決についても日々フィードバックを頂くことで「なるほど、こうやるのか・・・!」と実地で学ぶことのできた凝縮された期間となりました。

色々教訓はありますが、あえて一つに絞るとすると、自分は割と「Just do it型」でまずやってみるという気合・根性タイプなのですが、それでは手戻りが発生して余計に時間がかかったり、解決しきらなかったりするため、ゴールと道筋をきちんとクリアにしてからそれを検証する形で動き始める「プランニング型」でやるというのがきちんと成果を出すためには大切だなと痛感させられたなと思っています。

後半戦(7~12月)

後半は、前半とは打って変わって自分の所属部署の仕事である、出資やM&A等資本の絡む「アライアンス」を推進する機会がありました。特に印象に残っているのは、戦略コンサル出身の上司のもと、公開買付け(TOB)を無事開始~完了できるようプロセスを進めたことです。なかなかイレギュラーな形となりました。(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC251HE0V21C22A0000000/

この半年間は、コーポレートファイナンスは奥深くて面白いなと専門領域への興味関心が深まるきっかけとなりましたが、それ以上に、社長や上司を見て、仕事ができる人というのは土台となる問題発見/解決能力が高く、その上にたまたまファイナンスやリーガル等の専門知識がサブで乗っかっており、決して専門知識それ単体で成果を出しているわけではないのだと、強く感じるきっかけとなりました。

やったことが無いことや難しいことに直面すると、ついついケーススタディや書籍に頼りたくなりますが、それでは非常に遠回りで、まずゴールとそれに向けたポイントやステップがあり、その上で解決が必要な問い=必要な情報が自然に定義されてくるのだなと、考える力の威力と重要性を強く認識した半年間でした。

前半戦の「プランニング型」と重なりますが、きちんと一つ一つ考える、何となくではなく意識的に考える、というのをやらないといけないなと痛感しています。一方でそれと同時に、頭の回転の速い人には絶対に勝てないし、そこは自分の勝負のフィールドではないと改めて自覚をしたので、土台の力は身に着けつつも、別の強みを育てる必要があるなと思いました。

総括・2023年の目標

気合・根性という自分の特徴をベースに、ストレッチする機会を頂いた1年間になりました。ただそれだけではこの先はやっていけないので、まず基本的な考える力を向上させること、その上で専門知識を身に着けること、また大きい仕事を進められるように自分の人間力を磨くこと、3つに集中して、2023年は頑張りたいと思います。

そして上に書いていなかったですが、12月に無事長男も誕生したので、パパとしてもしっかり頑張ります。

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