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アフターコロナでお勧めしたいシェアサイクル

最近、シェアサイクルの利用が増えました。理由は電車やバスの利用を避けているからです。雨で自転車を利用できない場合のみ、電車を利用しています。

私は東京都板橋区に住んでいるのですが、池袋に行く機会が多くあります。緊急事態宣言下においても池袋に行く用事があって何度か行きましたが、その際も電車やバスの利用は避けてシェアサイクルを利用しました。ちなみに池袋までは片道25分程度です。

利用していくうちに電車の代わりとしてのシェアサイクルの良さに気づいてきたので、まとめようと思います。

自転車で街を知れる

シェアサイクルを利用して最も良かったと思うのが、街を知れるという利点です。

電車を利用していると乗車駅と降車駅しか意識をしません。乗車中は自分がどこにいるのか意識する必要なく、せいぜいスマホを眺めたりして時間を利用しています。一方で自転車を利用すると、自分の現在地と景色を突き合わせながら観察するようになります。今までは駅名でしか知らなかった街も、どのような店があってどのような人がどの程度利用しているのかを知れました。

電車移動中にスマートフォンで得られる情報も有益ではありますが、肌感覚で自分が住んでる街の様子を知れるというのも興味深い情報です。

ところでこれは実は災害時に必要な知識にもなります。例えば東日本震災では鉄道が全て止まりました。その際は通信網は機能していましたが、それ自体が遮断されるのも想定していおいて損はありません。(あるいは終電が無くなってスマホの充電が切れたときも?)自身の住居を中心とした脳内地図を拡げておくと、地図ソフトが無くても帰宅できるようになれそうです。

どこに行くのも鉄道という方は、一度でよいので自転車で移動してみるのをお勧めします。

自転車は運動になる

自転車移動することで単純に運動になります。今日も自転車で幹線道路を移動していると、ランニングをしている方々を多く見かけました。やはり実感として増えている気がします。それほど運動不足が気になるか、健康を気遣うようになっているのでしょう。

ランニングというと少し敷居が高い気がします。しかし、自転車はランニングよりも楽です。楽ではありますが、何もしないよりは運動になります。運動のための運動だと重い腰が上がりません。しかし、遊びに行くついでの運動であれば、気が向きやすくなります。

シェアサイクルは安い

以上は主に自転車の利点でした。つづいて「シェアサイクル」の利点です。これはずばり「安さ」が最大の利点だと思います。「安さ」については要点が幾つかあります。

まずは単純な利用料です。私が利用しているハローサイクリングは15分で70円です。だいたい30分で110〜150円が相場だと思います。私が池袋に行くには片道25分程度なので、30分の利用とみなされて片道140円となります。鉄道だと片道360円、バスだと片道210円です。ちなみに鉄道については都営地下鉄とJRを乗り継ぐのでそれなりの値段になるという事情もあります。結果としてはシェアサイクルを利用することで移動料金が半額以下に抑えられます。

私は自転車を保有していないので正確な相場は分かりませんが、シェアサイクルで採用されている自転車だと安くて4〜5万円、バッテリー容量によっては10万円はするようです。毎日のように子供を自転車送迎をしているご家庭であればまだしも、引きこもりを強いられているサラリーマンには明らかにオーバースペックです。その自転車を乗りたいときだけ低価格で利用できるのです。

次に長期的な支出です。物を保有するというのはコストがかかります。単純なメンテナンス費用や充電する際の電力、あるいは月極の駐輪場代だけではありません。駐輪してその場を離れる際に盗まれたり悪戯されないかなどの心配や、台風などの災害時に駐輪している自転車が壊れないかなどの心配も定性的なコストです。特に後者の「心配」は自分の貴重な心の空間を割いてしまっています。

シェアサイクルを保有するのは利用中のみです。メンテナンスや充電は事業者が勝手にやってくれます。使っていない間に自転車にどんな不幸があろうと知ったことではありません。自分の物として保有しないだけで随分と気が楽になるものです。

ステーションのキャパに注意

当然にしてシェアサイクルにはデメリットもあります。例えば利用したい時に自転車が空いてなかったり、返却したい時にステーションが埋まっていたりというのがあります。ステーションとは自転車を借りたり返したり出来る場所です。

乗りたい時に自転車が無いことよりも、返却先が埋まっているというのが結構悲惨です。返却できないと利用料が加算されていくからです。私も今まで駐輪先が埋まってて返却できないケースに当たる機会が何度かありました。その時は幸いにして近くのステーションが空いていたので問題ありませんでしたが、肝を冷やします。

あとはシェアサイクルのステーションがまだまだ少ないのも現時点ではデメリットです。私の生活圏では割と網羅的になりました。肌感覚ですが、繁華街近くのステーションが増えて、かつ倍程度まで増えると利便性が十分になりそうです。

ところで私個人の話になるのですが、会社からの指示で定期券を払い戻しさせられてしまいました。昨今の事情に伴う経費削減の一環なのでしょう。会社の事情はさておき、個人としては今までは定期券があったからこそ鉄道を優先的に利用していましたが、移動における武器を失った状態です。

私がよく利用する都営地下鉄はJRなどに比べたら高めの路線です。今後はシェアサイクルを利用する機会が増えそうです。

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