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血中酸素濃度で何が分かるのか調べてみた

満を持してアップルウォッチを購入しました。元々から興味はありました。私は徐脈体質なので心拍数の傾向は掴んでおきたいと思っていたからです。ランニングの測定に便利そうです。ウォレット機能も魅力的です。元々興味はあったものの、腕時計をつける習慣がなかったし物が増えるのに抵抗があったので購入は見送っていました。購入を決断するに至った契機は今年7月の緊急入院です。自身の健康状態を計測して監視する必要があると強く思うようになりました。医療機器ではないので厳密でないのは承知ですが、傾向を掴むには十分だと思っています。

アップルウォッチは今月発売された新機種からは血中酸素濃度を計測できるようになりました。血中酸素はその名の通り血液中に酸素がどの程度含まれているかを指します。腕に各色の光を当てた際の反射具合で測定されるそうです。光の反射だけで測定できるのかという驚きがあります。

血中酸素は95から100%が正常の範囲であり、90%を下回ると呼吸不全の可能性が疑われるそうです。血中酸素を監視しておくことで、肺や心臓の異常を早めに検知できるのだそうです。

血中酸素が少なくなれば息苦しさを感じそうなもので、わざわざ計測する必要もない気もします。一般的には血中酸素の低下は息苦しさを引き起こしますが、それを感じない場合があるそうです。「無症候性低酸素症」です。無症候性低酸素症は「サイレント低酸素症」とも呼ばれるそうで、こちらのほうが直感的に分かると思います。無症候性低酸素症に陥った場合、酸素濃度が50%まで低下していても呼吸が早いと感じる程度で、具合が悪いようには見えないそうです。

COVID19の特徴的な症状として、症状が急激に悪化するという報告をよく聞きました。立っていた人が急に倒れる衝撃的な映像は目に焼き付いています。この状態に陥った人の中には無症候性低酸素症だった方もいるそうです。厳密には医療機器で正確に測るべきではありますが、アップルウォッチの様な機器で早期に傾向を掴んでおくだけでも価値はあります。病気は早期発見と早期治療が大切です。それを助けるのがウエアラブルデバイスです。

ちなみに睡眠時無呼吸症候群も血中酸素濃度を計測することで把握できるそうです。

私のアップルウォッチが届いたのが昨日の昼頃です。1日に満たない程度の時間を装着してみました。とりあえず計測結果を見てみたところ、血中酸素は95から98%の間を推移していました。正常範囲ではあるものの、下振れしており少し嫌な感じです。意図的に深呼吸をする習慣をつけなどで改善はできるようなので、心がけてみたいと思います。

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