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格安でログまで取れる、最もコスパの良いパートナーポータルとは?

皆さんこんばんは。
パートナーセールスの葛西です。

直近は関西パートナーセールス忘年会パートナーセールスサウナ会などのイベントレポートが多かったため、今週はパートナーセールスで利用すべきツールについて書かせていただきます。

パートナービジネスをされる中で、皆さんパートナー様向けのポータルページを既に自前で持たれていたり、PRMシステムのポータル機能を活用されていたりする企業様も多いかと思います。一方でまさにこれからパートナー様向けのポータルを作ろうか考えてらっしゃるという方もいらっしゃるかと思います。

今週は私がたくさんのパートナーセールスの皆さんと情報交換をさせていただいた中で初めて知った、最もコスパの良いパートナーポータルについてご紹介させていただきます。


最もコスパの良いパートナーポータルとは

さて、まず最初から結論をお伝えすると、私が考える最もコスパの良いパートナーポータルはNotionSotionの組み合わせで作るパートナーポータルであると考えています。

Notionについては皆さん知っている方も多いかと思いますし、たくさんのnoteも出回っているかと思いますので、ここでは触れません。一方のSotionについては知らない方が大多数なのではないでしょうか?
ここからはSotionとはどんなサービスで何という企業が運営しているのか、Sotionでどんなことができるのか、について書かせていただきます。

Sotionとは

Sotionについてはパートナーセールスの方々と情報交換をさせていただく中で、株式会社クウゼン様のパートナーセールスである桑原さん(X:@kuzen_kuwabara)にご紹介いただきました。桑原さん、ありがとうございました!
※こういう情報が得られるので、やっぱ一次情報を取りにいくのってめちゃくちゃ大事…!

Sotionとは、NotionやAirtable、Adobe Express、Calendly、ClickUp、Linktree などを含む30 以上のプラットフォームのページをドメインに接続できるサービスです。
もう少し簡単にいうと、ドメインに接続することでサイト内へのログイン制限がかけられたり(ログイン時のパスワード入力やメールアドレス入力等)、サイト内への直近のログイン日のログが取れたりするサービスです。以下、サービスサイトのリンクです。

▼Sotion
https://sotion.so/

パートナーポータルでのSotionの活用という趣旨においては、おおまかには

①まずはNotionでパートナーポータルサイトを作る
②Notionで作成したパートナーポータルのドメインをSotionと接続する
③Sotionでログイン制限の設定をする

といったステップを踏んでいただくことになります。
Notionでパートナーポータルサイトを作られているSaaS企業様も多いかと思いますが、Notionのポータルサイトではログイン制限やログデータが取れないため、このSotionと組み合わせることでログイン制限がかけられてログデータが取れるようになるので、最強です!

Sotionの運営会社

イギリスの企業で、まだ少数のスタートアップ企業が運営されています。
ちなみに、スタートアップで少数の企業ではありますが、Sotion内のチャットから質問を投げた後のレスは結構早いです。

Sotionでできること

(1)ログイン制限がかけられる

Notionでパートナーポータルサイトを作成される場合、限定公開のURL(URLを知っている人なら誰でもログインできてしまう)でしか展開できないため、どうしても情報が漏れるリスクが伴います。
しかし、Sotionと接続することでログインの制限をかけることができるようになります。ログイン制限の方法は大きく下記3パターンです。

i)パスワードを入力してログインさせるパターン(Password Protection)
→パスワードを入力し、ログインしてもらう方法です。パスワードでのログインとされる場合、定期的なパスワード更新などのメンテナンスが発生してきます。

ii)メールアドレス入力パターン(Email Sign Up)
→ メールアドレスを入力してもらい、その後ログインURLをお送りしてログインしてもらう方法です。ただ、1つリスクとして、Sotionと接続したポータルサイトのURLを知っている人であればメールアドレスを登録さえすれば誰でもポータルへのアクセス権が付与されてしまう点はリスクです。

iii)事前にドメインやメールアドレスを登録しておくパターン(Restricted Email List)
→これが1番おすすめです。ii)のように誰でもメールアドレス入力したらログインできる仕様ではなく、事前に指定のドメインやメールアドレスを登録しておくことで、このSotionに接続したパートナーポータルへログインできる人を制限することかできます。社員数が多いパートナー様などはドメインで登録、フリーランスは小規模のパートナー様でフリーアドレスしか持ってない場合はメールアドレスで事前登録されると良いかと思います。
その後の流れはii)と同様、パートナー様側にメールアドレスを入力いただき、その後にポータルへのログインURLが送付されるという流れになります。

(2)パートナーの営業担当ごとの最終ログイン日が取れる

上述のii)またはiii)のログイン制限をかけ、ログインURLの送付に当たってパートナーの営業担当にメールアドレスを入力してもらうことで、最終ログイン日のデータを取ることができるようになります。
ただし、最終ログイン日のデータはcsvで吐き出して確認する形となります(ただ、コストがかなり安いサービスなので許容範囲内)。

パートナー様側のメールアドレスを入力頻度は、「分単位」「時間単位」「日単位」「週単位」「月単位」「年単位」で設定できますが、誰がいつログインしているのかというデータを取りたいのであれば、「1日単位」の頻度にするのがおすすめです。

(3)Notionポータルページのカスタムドメインが作成可能

通常、Notionでポータルを作成すると「https://notion.so/●●●」というドメインになり、「notion」というワードが入るため、Notionで作成されたのがすぐにわかってしまうURLになってしまいます。しかし、Sotionを利用することでNotion Web サイトのカスタム ドメインをセットアップできるため、「notion」の文字を消した独自のURLを組成することが可能です。
※ただし、Sotionと接続した後のURLに何もカスタマイズを加えない場合は「●●.sotion.site」というようなドメインになります。

その他にもできることは多々ありますが、代表的なよく使う機能だけ今回はご紹介させていただきます。

Notion+Sotionの組み合わせのコスト

コストですが、NotionとSotionそれぞれ下記の料金体系となっており、月額たったの1〜2万円程度で収まることも叶うかもしれません!

【Notion】
・プラス:$8/月(1ユーザー)
・ビジネス:$15/月(1ユーザー)
・エンタープライズ:要問い合わせ
※1ユーザーIDごとの課金

【Sotion】
・Starter:$15/月
・Pro:$24/月
・Business:$80/月
※1ユーザーごとの課金ではなく、月額の課金のみ(月払い・年払い可能)

ですので、仮に、NotionのIDをビジネスプランでパートナーセールスメンバー5名へ発行、SotionのProプランを利用であれば、

($15/月 × 5ユーザー)+$24/月=$99/月

となるので、なんと月額たったの14,355円(1ドル145円で計算)!

ログイン制限がかけられて、最終ログイン日も取れる、ポータルサイトのカスタムドメインも作成できて月額たったの14,355円なのであれば非常にROI高いサービスではないかと考えています。
※Notionのプラン(1 IDの金額とID数)にはよりますが

まとめ

NotionとSotionを組み合わせて利用することで実現できることやメリット、そして破格のコストについてまとめさせていただきました。

今回のnoteだけではどのように運用ができるのかがイメージしづらい方も多いかと思いますので、次回はNotionとSotionの組み合わせでどのようにパートナーポータルを運用できるのか、実際に取れるデータのイメージなども付けて解説できればと考えております。

また次回の更新をお楽しみに!

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