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【自分歴史】11

着任が年末。そこから年度の最終決算があり、案の定予算は達成せずに、原因追求しながらも根本解決ができることなく今期を終了しました。

年度が変わるとまたもや定期人事異動です。

若い店舗に、また若い社員が他の店舗から異動してきましたが、こういった新しい風はチャンスだと思っています。

メンバーが変わることは何かを一新するのに適しているので、これを気に「とにかく協力する」ということと、「自分が率先してやる」ということをテーマにしました。
例えばごみ捨て。誰かが捨てるだろう、と思っているうちは、どんどんゴミ袋が増えていきます。気づいたら一人ではとても持てない量になっており、たかがごみ捨てのために人を呼んで捨てさせる、ということが発生してました。

なので、気づいたらまず自分がやる。

ごみ捨ても、電話対応も、コピーも、届いた郵便物の開封も、紙の補充も、在庫の発注も。なんでも全部気づいた人がやる。誰にでもできることは必ず自分からやる。

意外とこれが出来てない。

事務所のティッシュがなくなって、ないね。在庫どこにあるっけ?と聞くと「今日の清掃当番が補充すると思います」みたいな状態から、ティッシュないな、と思った時点で補充にいく、という感じです。今こう書いていれば「そんなの当たり前じゃないか」と思われると思いますが、本当にこんな状態でした。
または、めちゃくちゃ嫌そうに補充する、みたいな。笑
「なんで俺が、私が」という雰囲気と態度で補充されても、気持ちよく使えないものですから。

こういう細かいことですが、少しずつ皆でできるようになってきました。

何かが欠品していることは基本的になくなってきたし、ゴミ袋が放置されることもありません。

ここからがスタートです。

大きなマイナスだったのを、やっとプラマイゼロにしたくらい。ここまでに半年ほどかかりました。

その間に、コロナでの休業があったので店舗経営としては大ダメージですし、スタッフにも苦労かけましたが、これがあったからこそ、一人ひとりと雑談する機会も増えてどんな人かを理解するきっかけにもなりました。

意外と雑談でしか知り得ない情報が多いのですが、営業しているときにはそんな余裕がないものです。みんな一生懸命必死にやってくれてるのに、支配人の気まぐれで「最近食べておいしかったものなに?」とか聞かれても「うぜー笑」と思われて終わりでしょうし。私ならそう思うからです。

コロナ休業では会員さんにDM発送したり、電話応対したりが多かったので、事務所に人がたくさんいる、という状況なのも久方ぶりでなんだか楽しかった😀←そんなこと思ってる余裕なんてないはずなんですが

ある程度の人としてベースができてきて、お客さんの感じやスタッフの人となりを知れて、タイプを知ることができてきたのはやりやすくなりました。

物事一つ頼むときにも、最初の一言に何を言うかを大切にしてました。「作業中ごめん、聞いていい?」という気遣いは、周りにも伝達します。

6月から再度営業再開し、お客さんからも「やっと来れて嬉しい、無くならなくてよかった」と好意的な言葉をもらうこともあり、スタッフのモチベーションもそこまで下がらなかったです。

また、これを機に、わたしは「今まで甘やかしすぎた会員さん」というのを線引きすることにして、要望があっても全てを受け入れて解決する、ということを辞めました。

「嫌なら来るな」というベースを持って対応することにしました。

大型店舗は公平にサービスするにあたって、ごく少数の一部会員の意見に過敏に反応することが多く、そこで店舗全体の調和を乱すことが多いものです。

人が多い場所なので、ある程度はそんな方がいることを前提として、果たしてその意見は全体にとって必要なサービスなのかどうか、を判断していくことを全員にやってもらいたくてお願いしてました。

わたしの店舗理念としては、

この店はお客さん(会員さん)のためにあるが、お客さんのものではない。

が一番のベースです。
それは個人の意見なのか、本当に全体でみて必要なのか。みんなのためになるなら、やるべき。ということです。このみんなには、会員さんはもちろん、スタッフも含みます。

全てがスムーズに行っているわけではありませんが、そういうベースを明確にしておくと、業務としての判断がつきやすくなります。

人を変えることはできませんが、雰囲気を変えることはできます。人は環境の生き物なので、よい環境になればよい動きをします。

整理整頓や挨拶など、基本はやっぱり重要だな。とも再確認しました。

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