Rooney's nico Workshop

『アイディア』という甘美な響きに酔いしれたり、 『ものづくり』の尊さに撃ち抜かれたり…

Rooney's nico Workshop

『アイディア』という甘美な響きに酔いしれたり、 『ものづくり』の尊さに撃ち抜かれたりしている様子を残していきたいと思っております。 ルーとニーの2人でやっています。

マガジン

  • ルーのしかるべき 今更。

    ポップカルチャーは好きなつもりだけど、「え?嘘?そこ通ってないの?」と言われるところを通っていないことが多い。 なので 流行・旬は無視して 今更なタイミングの感想などをたくさん書いたりします。 時に時事。ほぼ今更。

  • ニーの葛布マガジン

    葛布のつくりかたを紹介するマガジンです

  • もののあはれ

    何事にまれ、感ずべき事にあたりて、感ずべき心を知りて感ずるを、もののあはれを知るとはいふ

最近の記事

赤い公園とぼく

赤い公園 というバンドが大好きだ。 とりあえず赤い公園とは なんたるやをWikipediaより部分的抜粋。 (多少 こちらで編集してます) 2010年1月4日、高校の軽音楽部に所属していた 津野米咲(ギター・コーラス) 藤本ひかり(ベース) 歌川菜穂(ドラムス・コーラス) 佐藤千明(ボーカル・キーボード) の4人により結成。 藤本と歌川が友人たちとバンドを始める。脱退したボーカルに代わり 同級生の佐藤が加入。 その後、ギターも辞めたため、サポートメンバーとして一学年上

    • 出町座で『この世界の片隅に』を観た。

      10歳の娘に そろそろ『この世界の片隅に』を観てもらおうと思い、上映中の映画館を調べた中で、『出町座』の存在を知る。 2017年12月28日にオープンしたばかりの新しい映画館だった。 さらに調べると 立誠シネマプロジェクトから誕生した映画館だった。 http://risseicinema.com/archives/21926 ずっと 立誠小学校で映画を観てみたいと思いながら 結局実現出来なかったので、 出町座に俄然 興味が湧いた。 当日。映画を観るのは僕と10歳の

      • 星野源とぼく

        SAKEROCKが大好きだった。 SAKEROCKに出会う前は 人にどんな音楽を聴くのか尋ねられても困ってしまうぐらいに浅く広く聴いていたので、SAKEROCKに出会った時は この出会いのために今まで音楽を聴いてきたんだと思った。 なので、SAKEROCKが解散を発表した時は 今まで経験がしたことのない感情が芽生えた。 『喪失』なんて言うとカッコつけすぎかもしれないけど、本当にそれに近い感覚。 モヤモヤした気持ちが溜まった時に 相談できる唯一の友人が 気軽に電話も出来ない ど

        • 岡崎体育とぼく

          少し前にニューアルバムが発売されたタイミングだったり、 さらにもう少し前に感情のピクセルがバズったりしていたのに、 今更感が顕著すぎるが『MUSIC VIDEO』への思いを書き記しておきたい。 この曲がテレビなどで紹介されるときはさも「面白い映像が」というような説明がされ、 『MVあるあるの羅列によるネタ曲 』であるとか、『よくあるMVをディスっている 』という類の評価のものがほとんどだと思う。 そりゃあ、もちろん岡崎体育自身も笑かしに来てるところは多々ある。 という

        赤い公園とぼく

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        • ルーのしかるべき 今更。
          5本
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          5本
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        記事

          3人目のオードリーと言っても過言ではない。

          オードリー若林のことが好きすぎて困る。 西加奈子が好きすぎて困る。 『オードリーのオールナイトニッポン』の西加奈子ゲスト回や、『ご本、出しときますね?』の西加奈子ゲスト回を見ていると、それはもう悶える。 西加奈子の書籍や、ゲストで出演したものを追っかけていると 例え話の異常な鋭さが浮き彫りになる。直木賞をとった作家さんなのだから そんなことわざわざ言葉にしてしまうことの方が失礼だとは思うけど、比喩表現の芯を食ってる度合いに感嘆する。 さんまのまんまゲスト回で、さんまのこ

          3人目のオードリーと言っても過言ではない。

          葛つぐり

          葛苧(くずお)まで進めば、次は『葛つぐり』というものを作っていく作業になります。 まずよく乾燥させた葛苧を、細く割いていきます。 この割くこまかさは、織り上げる布の種類や用途によって変えていくのですが、僕は何もよくわからんので1~2mmの細さに割いていきました。 後に判明しましたが、1~2mmというのは葛布の中でも一番細かいくらいらしく、初めてやるには難しかったです。 でまぁ、簡単に言うと細く割いた繊維同士を結んでながーくながーく繋げていくだけなのですが、これが

          葛苧

          10日間の発酵を経て、ムロに寝かせた葛ツタを回収しに行きます。 あんまり人が立ち入らなさそうな場所とはいえ、10日間も普通の河川敷に放置してたので無事なのか心配でしたが、10日前と変わらずそこに居てくれました。 被せた雑草を取り除くと、なんか発酵してる感がありました。 表面はヌメヌメして、よくわからん虫がちらほら沸いてたのでだいぶ気持ち悪かったですが、ゴミ袋に入れて持ち帰ります。 写真は撮り忘れてしまいました。 持ち帰ったツタは円形状にするために括っていたヒモを

          葛の採取~発酵

          さて、というわけでシーズンを半年近く過ぎた10月末に葛の採取にいきました。 工程の写真はほんと少ないのですが、できるだけ載せていきながら説明します。 葛のツタはできるだけその年に新しく伸びた真っ直ぐな若々しい緑色のものを選びます。 太すぎても細すぎても扱いにくいので、ええ感じの太さのツタを選び、葉っぱとそれについてる細枝を切り落として、何本かまとめて40センチくらいの輪っかにして数カ所をヒモでくくっておきます。 最初はお試しのつもりだったので少量。 ツタの太さと

          葛の採取~発酵

          葛について

          葛布づくりにあたり、まずは葛の事を調べました。 葛(くず)という植物は最も代表的な雑草の一種です。 もともとは外来種だったそうだが今は国内で見れない所はないくらい全国に分布しています。 河川敷や空き地などによくはえていて、ススキ・ブタクサと並び日本三大雑草に数えられる事もあるそうです。 どこにでも根を張り茎を伸ばす生命力の強さから、古来中国などではその根を粉にし、漢方薬として利用されていました。 その漢方薬を葛根(かっこん)といい、それをお湯で溶いたものがかの有名な『

          ゼロから始める葛布づくり

          2015年秋に、たまたまテレビで見かけた葛布。 ちょうどその頃、幼なじみの親友が結婚するという報告を受けて葛布で何かを作ってプレゼントしようと考えました。 葛布自体はネットで買うこともできたのですが、せっかくなら葛布づくりから始めてみようと思いました。 知識も技術も何もない状態でしたが、勢いで始めてみることにした葛布づくり。 様々な失敗や挫折もありましたが、知れば知るほど奥が深く楽しいものでした。

          ゼロから始める葛布づくり