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料理キットを使ったことで自炊の何が苦手かわかった話

自分は自炊をあまりしない。

味的にも栄養的にも金銭的にも自分で料理を作って食べた方が圧倒的に良いということは重々承知している。実際に定期的に調味料揃えて「今回こそは」とトライしてみたことが何度もある。けどいつも長続きしない。

で、ふと見つけた生協の「料理キット」ってやつを試してみたんです。

料理キットってのは必要なレシピと食材がワンパッケージにまとまっている商品で、「それとフライパンと油さえあれば1品作れますよ」みたいな感じのやつ。

自分が使ったのは最初から野菜が必要なサイズにあらかじめカットされてたのでただ順番にフライパンにぶっ込みながら炒めていくだけでOK。ものの10分程度で大変美味しい料理が作れてしまいました。

これがもう、「楽」を通り越して「楽しい」まであるレベルで、「あれ? 料理ってこんなに楽しかったっけ?」とすごく困惑してしまったんですね。

で、なんで自分が料理苦手だったのか分かったわけです。


「自炊」でやるのは料理だけではない

あたりまえだけど、自炊って、単に「料理を作って食べる」だけじゃないんですね。

早速箇条書きにしてしまいますが、自炊って、

1. 何作るか決める
2. 材料を調達する
3. 作る
4. 食べる
5. 片付ける
6. 余った材料を管理する

という所まで含めて自炊なんですよね。

で、自分はてっきり〔4.作る〕と〔5.片付ける〕あたりが面倒で自炊できていなかったのだとぼやっと思ってたんですが、料理キット使ってみたことで、その辺はむしろ楽しいことに気づけたんですよ。

自分にとって自炊で何が一番辛いかというと〔1.何作るか決める〕と〔6.材料を管理する〕の2つなんですね。


「何を作るか」を決めるのが大変すぎる

まず〔1.何作るか決める〕の話なんですけど、自分で料理する場合はそれこそ材料とレシピさえあればどんなモノでも作れてしまうんですよね。

一方で外食の場合「どの店に行く」「どの料理を注文する」で、ある程度近場で考えると選択肢って結構限られるんですよね。その絞られた選択肢から1つを選ぶのは簡単。脳内に店のリストが構築されているし、知らない街ならぶらつきながら探せば見つけられる。

でも料理の場合、可能性が無限に存在してて、その中から1つに絞るというのがかなり大変。レパートリーが少ないのもあって、ネットで検索すると色んな料理が出てきちゃう。そこから「自分で作れそうか」「変な調味料や調理器具使わないやつか」「異常に手間がかかったりしないか」なども含めて探そうとすると、相当骨が折れる作業になってしまう。


「余った材料」が次の料理の足かせになる

〔6.材料を管理する〕の辛さは、「中途半端に残った材料をどう処理すればいいのか」考えるのがかなり辛かった。

料理の結果、ナスが2本とタマネギが1個余った。じゃあそれをなんとかしないとな、と考えたときに次に作る料理に「縛り」が生まれるわけです。

上に書いたとおり、技量や手間の問題で作れるものが限られている状況で、そこにさらに縛りが発生すると、次に何を作るかの決断の難易度が一気に上がってしまうわけで、そうなるともう料理初心者にとっては無理ゲーでしかないんですよね。

書いてて気づけたんですが、結局「作る料理が決められない」問題に行き着くんですねえ。


ということで何故自分が自炊できないかの原因が分かった、という話でした。

原因が分かったので、対策も立てようがあるかなと思うんですが…。これ、両方とも「料理キット」使えば完璧に消滅する問題なので、普通に料理キットをガンガン活用していこうと思いました。

実はニカイドウは長文を書くのがすごく苦手で、まともに読める状態にするまでにものすごく時間がかかってます。情報収集や裏取りの時間も含め、1記事完成までに8~16時間かかってます。 すごく大変なやつなので、サポートいただけるとものすごくものすご~くありがたいです!