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諏訪大社 御頭祭

14日から15日の朝にかけて、泊まりの研修で諏訪に行っておりました。

久々に行くので、まずは諏訪大社に参拝させて頂こう~と思っていたのですが、上社から目的の場所である下諏訪までは20分くらいかかる。

今日はいつもより道路が混んでるし、明日帰りながらの参拝のが良いかな…と、ふと思いその日は下諏訪に直行しました。
(っていうか、研修会のことで頭がいっぱいだったのよね。だから14日の参拝は気乗りしなかったのね)


次の日11時30分ころ下諏訪を出ると、まだ雨が降ってた。天気予報では9時頃あがるとのことだったんですけどね。

湖畔を半周ほどして裏道を通り、12時少し前に諏訪大社に着いた。

小雨模様とはいえ、15日の参拝に来る人は多いはず。
東参道の方の駐車場は混んでるだろうと思い、北参道の方から入る。神楽殿近くの鳥居の前にある整備されてない駐車場に行くことにした。

しかし、この日はここも混んでいた。

日曜日と15日参拝が重なってるから参拝する人は多いだろうけど、車から降りて諏訪大社に向かう人はスーツ姿が多く、なんとなくいつもと雰囲気が違う。

今日は何かあるんだね…

そう思いながら車から降りてみると、傘をさすかどうか微妙な雨になってる。一応持っていこうと考え、傘を探すと、座席の下に折りたたみの傘があった。これなら鞄にはいる。

イザ、参拝へ。
本当は布橋の入り口から入った方がいいのだが、今日は雨なので神楽殿と土俵の間を通って四脚門の前の階段を上がる。

斎庭に御神輿が出されてた。

え?
今日ってお祭り?
(4/15頃ってお祭りするところが多い)
まさか、もしかして、御頭祭とか?

って、一瞬思ったんだけど、自分の記憶があてにならないので、参拝をすませたあとスーツを着た人に訊いてみたら「例大祭」とのこと。

その本宮の例大祭のあとに「御頭祭(酉の祭)」「荒玉社祭」「内御玉殿祭」「若神子社祭」も斎行されるのだそうです。

やっぱり御頭祭…

例大祭が10時からで、御頭祭が1時から始まるらしい。
斎庭にある御神輿を担いで前宮に行き、神事を斎行して戻って来るそうです。

諏訪の10地区の方が毎年交代でお神輿を担ぐので、10年に一度番が回って来るとのこと。(待合所と参集殿の前にいた鮮やかな黄色の衣装の方が御神輿を担ぐ氏子さんね)

以上、スーツの方の談です。

御頭祭(酉の祭)は、諏訪大社上社本宮の年中行事の中で、もっとも重要とされてる神事なのですね。

詳しいことは、こちらを…「御頭祭(酉の祭) 4月15日 (Ver 30.4.15)」 

余談ですが…

御頭祭(酉の祭)で、以前にあった風習っていうのが、日ユ同祖論とかではアブラハムとイサクの話とよく似てる、って言われてる。
トンデモかもしれないが確かに似てるよね。

また75頭の鹿の首を奉納して、その中の一頭の耳が切れてるのが、過越しの祭と似てるとかね(今は2〜3頭の鹿の首の剥製)
過越の祭と祇園祭も似てるのはよく知られてる。

いろいろ調べてみると、面白い符号はたしかにあるのよね。
(そういえば、諏訪湖の御神渡りが、イエスさまのガラリア湖を渡った話と被るとかもあるね)

こじつけたら何でも有りになっちゃう(笑)とか言われそうだけど、何らかの方法でそういうものが日本に伝わってきて(入ってきて)受け継がれてきた可能性がないとも言えないし、トンデモ~トンデモ~と切り捨てることもできないのよね。

地元の人にお祭りのことを聞いて布橋へ戻ってきたら、四脚門が開いてた。

諏訪大明神の御霊代をのせた御神輿(※大祝の代役)はここから出て、この布橋を通って1.6km先の前宮へ行き、十間廊にて五穀豊穣を祈る。

雨の中、段々と人が増えてきてた。
あと1時間ほどで出立だものね。

徐々に人は増えてきてたけど静かだった。
余計な口は聞かずに、みんな斎庭を見つめている。

諏訪大社の敷地内には露店など一つも出されていない。だからってわけではなく(それもあるだろうけど)この神事がいかに重要なのか、みんな分かってここに来てるんだろうね。

あるいは知らずに来ても、それを肌で感じてる。

ここは自ら私語を謹んでしまうほど、玄妙で厳かな世界。
このときの神域の空気は外の世界とはあきらかに違ってた。

私も最後まで見ていきたかったけど、もうここに寄ったタイミングがギリギリで参拝する時間くらいしかなかった(しかもすごい寝不足)
事前に御頭祭があるのを知ってたら、時間作れたのにねぇ😢

ホント勿体ない。

後ろ髪を引かれる思いで、駐車場に戻る。
車に乗ろうとしたら…ふいに背後が明るくなった。

振り向くとお日様が現れてました🌦

御神輿が出立するころには雨は上がるのかな?
やっぱり見たかったな…

そんなことを思いながら駐車場を出る。

そういえば、帰り道は前宮の前を通って行くのよね!
って気づいた(ホントやばいよ今回は、全部頭から飛んでるw)

時間がないので、入り口の写真だけでも撮ろうと、前宮の前にある駐車場に車を入れる。

ここもほぼ満車だったが、なんとか一台だけ停められた。

車から降りると、こちらはいくらか雨はあたるものの、雲が切れて青空が見えてる‼️
(前宮の(はるか)先には守屋山があるよね)

おお、諏訪様、スゴイ❣❣
って、この空を見たとき、思わず言ってしまいました😅

御神輿は上社を13時に出立のはず…ここに着く頃にはスッキリ晴れてそうね。
ああ、こういうタイミングで雨があがるわけか。

素晴らしすぎね…

なんて感動しながら帰って来ましたので、私的には満足でございました。

でも来年は泊まりで行って、14日の宵祭、15日の御頭祭(酉の祭)16日のニノ祭・献詠祭が見たいものです。

一番の目的は、ニノ祭・献詠祭での巫女舞(笑)
⇧⇧⇧ヤッパリ邪ね⇧⇧⇧

Kyrie

※ 諏訪大社の大祝
諏訪明神の依代として諏訪社の頂点に位置した人。
大祝は、御神霊がその意志を伝えようと現世に現れるとき依り憑く、神の代行者。明治維新後に神官の世襲制度が廃止され、それにともなって大祝の世襲も廃止とされ、それに代わったのが御神輿だそうです(さらっと書きましたがもっといろいろ複雑です)

<守屋山>
だと思うんですが…
3月の初めに下諏訪でたまたま撮りました。

朝起きて諏訪湖に行ってみたら、薄っすらと雪をかぶってる山が見えて、思わずパチリ。
写真奥の白く見える山が守屋山だと思います。

もし違っていたら教えてくださいませ。
よろしくお願いいたします。

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