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わに塚の桜と神代桜

八ヶ岳を背にして花を咲かす、樹齢320年のエドヒガン桜。

古墳の上にドーンと枝を広げて、花を咲かせる孤高な桜。その姿は、優雅でゴージャスでございました。

圧倒されるような美しさ、カッコ良すぎ…

この日は八ヶ岳もキレイに見えてた。

この古墳は、日本武尊の皇子の武田王のものかも…と言われてる。

すぐ近くにある、武田八幡宮は嵯峨天皇の勅命で、その武田王の祠廟を遷座して、九州の宇佐宮も合祀したのだそうです。

武田八幡宮は武田家の氏神様。

ホツマツタヱによると、日本武尊が東征の帰路、尾張にて娶られた宮津媛の産んだのが、武田王と佐伯王とされている。

武田王は日本武尊の第二子で、仲哀天皇の皇弟になるらしい。
(仲哀天皇の前は成務天皇、この成務天皇は日本武尊の異母弟)

その武田王は愛知県一之宮の宅美神社の由緒書によると、そこに御所屋敷を構えて開墾したといわれてるらしい。

尾張の丹羽武部君の御祖。

武田八幡宮では、武田王は韮崎のわに塚に御殿を設けて、薨じてこの地に葬られて王仁塚と呼ばれたのだとか…。

どちらの話が本当かどっちも違うのかわからないけど、古墳の下にはどなたかすごい人が眠っているのよね。

この彼岸桜、樹齢320年ってことは18世紀ころ植えられたのかな…。

宝永の噴火のころかな?

ここにいて、この桜は300年間いろんなものを見てきたんだよね。

神代桜

わに塚の桜から15分ほどのところに、有名な「神代桜」もあるので、そこにも行ってきました。

こちらもエドヒガン。

高さ10m、根回りは11.8mだとか…

樹齢は1800〜2000年くらいで、こちらも日本武尊が植えた、という説があるそうです。

日本武尊は景行43年(113年)に亡くなってるので、この樹齢ならこの説ありかも…って考えてしまった😅

日本在来の山桜やヒガンザクラや枝垂れ桜は、強健で寿命が長いのね。ちなみに染井吉野は成長が早く寿命は60年くらいだそうです。

どちらの江戸彼岸桜も毎年キレイな花を咲かせながら、過去に起こったいろんなものを見てきてるのよね。

Kyrie


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