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#20代マーケピザ の広がりをマーケティング思考で紐解いてみた

こんにちは。Ryotaro(@kaurnvosu)です。

普段はデジタルマーケに携わっています。
なぜか世界を意識して英語名にしちゃったんですけど、書きづらくて後悔しています。

さて今日は、最近話題になっている #20代マーケピザ が、なぜ広がりを見せているのかをマーケティングの切り口から考えてみたいと思います。

切り口のキーワードは「ULSSAS」

僕の思考訓練、アウトプットの側面が強くなっているので「いや違うんじゃね?」とか「こんな切り口もあるんじゃね?」というご意見あればぜひコメントください。

#20代マーケピザって

#20代マーケピザ は、Moonshotの菅原健一/すがけんさん(@xxkenai)が主催する若手マーケッターの成長と活躍を応援するイベントです。

イベントの様子はこちらのレポートがおすすめです。

最近は「20代マーケッターに力と光を」をキーワードに #20代マーケピザ養成所 も立ち上がり話題となっていました。(一期目の応募は終了)

先日行われた「#20代マーケピザ 女性の活躍編」で初めて参加したのですが、みんなの真面目さに驚くとともに、同世代マーケッターの熱量を感じることができました。

そんな中感じたのが「あれ、#20代マーケピザって、ULSSASで回ってるんじゃね?しかもめちゃ綺麗に」という気づきでした。

ULSSASってなに?

ULSSASとは、SNSが普及した現代のカスタマー行動をモデル化したものです。
AISASなどの従来モデルと大きく違い、ユーザーのコンテンツを起点にサイクルが回っていくのが特徴になっています。

モデルの仕組みは、ホットリンクのムロヤさん(@rmuroya)がまとめているnoteがとっても秀逸なのでぜひ。

#20代マーケピザに当てはめると

このULSSASモデルを #20代マーケピザ の流れに当てはめてみると、

U(UGC/ユーザー投稿コンテンツ)
#20代マーケピザ では
・マーケピザ参加者の呟き
・マーケピザ養成所のみんなの投稿
がハッシュタグ付きで流れており、これらのUGCがサイクルの起点となっています。

L(Like/いいね)
SNSに投稿された内容は、みんなののいいね・リツイートで広がっていきます。
ここで着目したいのが、すがけんさんのいいね・リツイート量。

高いインプレッション数を持つユーザー(ここではすがけんさん)が積極的にいいね・リツイートをしていくことでSNS上での情報流通量が増えていっています。

この仕組みで情報流通量を増やしてる代表例は、田端さん(@tabbata)やホリエモンさん(@takapon_jp)でしょうか。

それにしても1.2万ツイートとは。すがけんさん、なかなかにツイ廃。

S(Search/SNS内での検索)
流れてきた交通量を起点に、様々なカスタマーがハッシュタグでの検索を実施していきます。

S(Search/SNS外での検索)
興味を持ったユーザーによって、SNSの外でもnoteやPeatix、記事を見ることでマーケピザについての検索行動が行われていきます。

A(Action/行動)
深掘りした結果、自分もイベントへの参加を決意。
参加せずとも#20代マーケピザ のハッシュタグを継続的にフォローしていく人が増加。

S(Spread/拡散)
イベントに参加した人は感想やつぶやきをSNSに投稿。
イベント運営側もそうした行動を促進するために、会場内でのアナウンスを行なっています。

さらに登壇者や運営がその場で積極的にいいね・リツイートをする事でSNSへ投稿する空気感を醸成していたりしました。
それにより冒頭のU・Lへと循環し、さらなるUGCと拡散が生まれているんですね。

このように、冒頭でも触れた通り#20代マーケピザ では綺麗なULSSASのフレームが回っているのが見て取れます。

今後の予想

まさに現代のユーザー特性にマッチして広がってきている #20代マーケピザ ですが、今後どのような広がりを見せるのか。
マーケッターたるもの、振り返りだけでなく見立ててみなければですね。

今回のテーマである「ULSSAS」で捉えると、鍵になるのは良質なコンテンツ提供。例えばこんな切り口での広がりがあるのではないでしょうか。

その1:養成所から生まれるコンテンツ
1つはやはり #20代マーケピザ養成所 。ここで行われる取り組みが拡散されると、学びを必要としているカスタマーによってULSSASモデルが回っていきそうです。
また、ここからスタープレイヤーが誕生していくと、世の中への情報供給がさらに増えていくのでは。

その2:養成所外で生まれるコンテンツ
養成所の外でも、#20代マーケピザからの派生コンテンツが増えていくのでは。
以前Satoshi Onoderaさん(@satoshi_gfa18)が呟いていた #30代マーケピザ やすでに行われているスポピザのような領域特化系などが生まれてくると、それに合わせて良質なUGCが増えていきそうです。


いずれにせよ #20代マーケピザ の世界観を保ったまま、良質なコンテンツが増えていくことが重要なんですね。(だからこそハッシュタグ付けた投稿はマスト&とっても大事)

が、UGCゆえに流れてくるコンテンツのクオリティコントロールは難しそう。ここは今後の課題になるやもしれません。


そんなこんなで #20代マーケピザ と「ULSSAS」についてのマーケティングトレーニングでした。

お付き合いありがとうございました!

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