見出し画像

【似ているようで違う】愚者(The Fool)と魔術師(The Magician)の相違点~どっちも「始まり」?~

~こんにちは、タロット占い師のりょうです。現在、占いサービスの準備中ですので、それまでの間、タロットカードとの向き合い方を示したブログを公開しています。自分でタロットをしているけどリーディングがわからないという方の助けになれば幸いです。~

愚者(The Fool)と魔術師(The Magician)は、タロットデッキの大アルカナの最初の二枚であり、人生の旅の始まりとその可能性を象徴しています。

ただ、私がビギナーだった時もそうでしたが、この2枚のカードはどちらも「始まり」とだけキーワードが示されているものも多く、その二つがどう違うかについてわからない事も多いと思います。

そこで本記事は、これら二枚のカードが持つ相違点について、日常生活や仕事への応用を交えながら掘り下げていきます。

愚者(The Fool)と魔術師(The Magician)の相違点

1. 準備の違い

愚者は準備なしに旅に出る無邪気さと楽観を示し、魔術師は目的を達成するために必要な道具や知識をすでに持っていることを示しています。愚者は「始まりそのもの」を、魔術師は「その始まりを形にする力」を象徴しています。

2. 自己に対する認識の違い

愚者は自己発見の旅の始まりであり、しばしば自分自身や目的についての無知や無邪気さを象徴しています。一方、魔術師は自己の力と能力を認識しており、意図的に自分の周囲の世界に影響を与えることができます。

3. 目的と方向性

愚者は偶発的かつ流れに任せるエネルギーを持ちますが、魔術師は意図と目的を持って行動します。魔術師は目標に向かって具体的なステップを踏むことの重要性を教えてくれます。

日常生活への活かし方に関する違い

愚者

自分自身を解放し、新しい経験にオープンであることの大切さを思い出させてくれます。恐れずに新しいチャンスを探求し、人生における未知の領域への一歩を踏み出しましょう。

魔術師

持っているリソースと能力を最大限に活用し、自分の目標達成に向けて意図的に行動することの重要性を教えてくれます。

自分自身の内なる力を信じ、現実を形作るためにそれを用いましょう。

このように、愚者と魔術師は、人生の旅において異なるステージを表していますが、どちらも自己発見と成長に関する重要な示唆を与えてくれるカードと考えることができます。

セルフリーディングの際にご活用いただければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?