第46回 上方漫才大賞 2011.4.16

※こちらの記事は
 2011年4月末に書いたものとなります。
 当時大学2年生。
 まだ私は「配慮」という言葉を
 知りませんでした。
 不適切な表現が多々出てきますが、
 敢えてそのまま転送いたします。
 まさか尼神インターが解散するとは。
 あとブラマヨ…今は殆どネタやってないよ。

第46回 上方漫才大賞を拝見。

MCは
大平サブローさん
関純子さん(関西テレビアナウンサー)
原田年晴さん(ラジオ大阪アナウンサー)

審査員は
プロデューサー・評論家・記者・大学教授の
皆様…計9名。
うん。素人であれこれ言うなと
思われるかもだけど
良くも悪くも
昔ながらの大阪の賞レースという感じ。

新人賞候補は以下の5組。

1.     モンスターエンジン
漫才:旅館、仲居さんのオバケ
まずモンエンの漫才って聞き取りやすいよね。
元々私は早口の漫才に
そこまで好感がもてないから
モンエンくらいのスピードの漫才が
丁度心地良い。
ネタのストーリーも近代落語っぽくて私好み。

2.     尼神インター
漫才:妹の彼氏
初見の女性コンビ。
妹の彼氏に恋をしてしまうというストーリーが
個人的に溜まらなく好きでした。
恋愛ネタはやっぱり良いね。
見ているこっちもキュンキュンする。
ただブスいじりのくだりがあったけど
誠子さんが言うほどブスではない、
仮に小学校の授業参観の保護者席に
誠子さんが混じっていたら
普通に上位に入るくらいの見た目なのにな…
っていうところが個人的に気になりました。

3.     銀シャリ(新人賞受賞)
漫才:ことわざ
昨年のM-1で漫才を拝見し
一気に好きになったコンビ。
「三度目の掃除機」親父ギャグレベルなのに
鰻さんが発するとニヤニヤしてしまった。
間と声質がいかに大切かが
身に染みてわかった。
個人的には
「マイナスを聞いてプラスを知る」が
1番好きだった。

4.     さらば青春の光
漫才:NASA
毎回思うけど松竹っぽくないよな。
良い意味で。
(松竹はベタ漫才かリズムネタのイメージが勝手にある。)
「NASAに?」「NASAより?」
「ローソンにも?」の繰り返しが
しつこくてしつこくてクセになった。
テンポが軽快で聞き心地も良かった。
ただ最後のオチが「死ね」だったのが
個人的に残念だった。

5.     天竺鼠
漫才:変な事
キングオブコント2008で
「結婚式のスピーチ」のコントを
拝見してからずっと
気になっているコンビ。
漫才は記憶が正しければ初見。
漫才中にショートコントを放り込むという
ネタの運び方が斬新だった。

ここからはゲスト枠。

6.     千鳥(奨励賞ゲスト枠)
漫才:大悟が生まれ育った島、スポーツカー、歌が下手
序盤オンバトで
469KBで受かったネタ!
469KBで受かったネタ!
あれはたしか岡山大会だったはず。
すっごい懐かしかった。
後半の「歌が下手」ネタ。
拝見するの2回目だったけど、
「クセがすごいっ!」
「サチャンハネ~」がクセになった。
納得の奨励賞。
ただ賞金の60万円という
中途半端な数字が気になった。
他の賞レースで50万円のところが
あったはずだから
そこと差別化をつけたかったのかな?

7.     夢路いとし・喜味こいし(追悼VTR)
幼き頃からベテラン漫才師の中で
1番大好きだったいとし・こいし。
ベテランになると
同じ漫才を繰り返しやり続ける
漫才師が多い中、
常に新しいネタをおろしつづける姿勢…
本気で尊敬する。
ゆったり進む
お2人の息がばっちり合った漫才
大好きでした。

8.     ブラックマヨネーズ(大賞ゲスト枠)
漫才:お見舞い
久々にブラマヨの漫才を拝見。
今でも覚えている。
M=1グランプリ2005で
ブラマヨの漫才を初めて見たときの事。
私はブラマヨの漫才に出逢うまでは
オンバトの結果が全てだった。

オンバトで結果を出している芸人=面白い
逆に
オンバトでオフエアだった芸人=面白くないと
いうレッテルを貼っていた。

ブラマヨは2005年夏、
オンバト地方収録・愛地球博EXPO大会で
265KBでオフエア。

だから大した事ない、
大阪吉本中堅枠(そんな枠は実際無い)で
勝ち上がってきた芸人なんだろうなと
思っていた。

ところがM-1グランプリ2005・1stラウンドで
漫才「ボウリングの球の扱い方」を拝見し
度肝を抜かれた。

父ちゃん(紳助)も4分の使い方抜群と絶賛。

さらに大竹まことさんも
あまりオーソドックスは好きじゃないけど、
オーソドックスの凄さにびっくりした。
別に新しいことをやらなくても十分面白いんだと再認識した。

私もこれぞ漫才というものを見せられて
同時に「オンバトの結果が全てじゃない。」と
新たな気づきを得る事が出来た。

今回の漫才「お見舞い」も
オーソドックスではあるけど
2人にしか出来ない、
吉田さんの「気にしずき」キャラが
見事に生かされた漫才だった。

最近はネタ番組よりも
バラエティ番組で見かける事のほうが
多くなったが、
漫才は今後もやり続けてほしい。

将来NGKを支えていくのは
中川家とブラックマヨネーズ
この2組しかいないと本気で思っている。

以上。
最終的に新人賞を獲得したのは銀シャリ。
誰もが納得の優勝だろう。
ただ個人的に1番好きだったのは
さらば青春の光。
好きだったからこそ
オチ台詞が「死ね」だったのが
本当に残念だった。

また結成して
まだ5年も経っていないにも関わらず、
銀シャリ・モンエン・天竺・さらばの
実力派4組と接戦を繰り広げた
尼神インターが今後どう活躍していくのか。
楽しみで仕方がない。

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