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芯があるはずのINFJが道を迷う理由


INFJのみなさん、将来の夢は子供の頃から決まっていましたか?
やりたい仕事はすぐに決まりましたか?
それとも、自分の道を決めるのに苦戦した(今まさにしている)でしょうか。

ここnoteには、人生を迷えるINFJさんがたくさんいらっしゃると思います。

今回は、そんなINFJに一体何が起きているのかについて、
私の考えたことを書いていきたいと思います。


※この記事はINFJの私が個人的な考えを書いたものであり、INFJを代表するものではありません。


16personalitiesで解説されているようにINFJは、強い信念のために行動する性格があると言われていますよね。

提唱者(INFJ型)は最もまれな性格タイプですが、社会に大きく影響を与える人たちでもあります。強い信念を持ち、理想主義者である提唱者は惰性で生きる人生には満足せず、自身が立ち上がり、ものごとを改善したいと感じます。

INFJ型の性格

この解説だと、INFJはまるで子供の頃から目標が明確に決まっていて、確実にそれを成し遂げる性格であるかのようにも読み取れます。

でも、実際にINFJの私が言われてきたのは、「一貫性がない」「やりたいことがないんじゃ将来が心配だ」「そんなこと言って、どうせやらないんでしょ」「またすぐやめちゃうんでしょ」…といった言葉たち。

私自身も今までずっと、人に聞かれれば「やりたいことがわからない」と言ってきましたし、
部活も趣味も仕事も、人生のステージごとにコロコロと変えてきました。


でも、それはあくまで表から見えた私のこと。
私の中では、ずっと一貫して目指してきたものが、あったような気がします。

自分ですら「気がします」としか言えないのですが、今思えばそれぐらい抽象度の高いものだったんですよね。

具体的なものに落とし込もうとすると、どうも必ず違和感が出てくる。
だから正直でいたかった私は、表向きは「やりたいことがわからない」と言わざるを得なかったんです。

本当は、やりたいことがたくさんありました。
でも周りとの調和を保つために、それを押し込めて、半強制的に「みんなから見てわかりやすい」道に進むしかなかったんです。

ある時は「私は〇〇社の社員です」と言い、
ある時は「私はフリーランスのWEBデザイナーです」と言い、
ある時は「私はイラストレーターです」と言い。

とりあえず聞かれるから、それに対する答えを用意していただけ…

そう言うと単純に周りに嘘をついているだけのようにも見えますが、
実はこの時私は、自分にも嘘をついていました。

自分の中に、抽象的な目指すものがあることはなんとなく分かっている。
だけど純粋にそれを目指すなんて、自分がとても許しちゃくれなかった。

そんなんで、お金になるの?説明がつくの?将来はあるの…?

それぐらい、もう自分の心の中にはでっっっかいブロックが出来上がっていたんですよね。

だから自分の芯に向かうために、自分でも周り道をしなくちゃいけなかった。
なんとなく近そうな、既に用意された肩書きを選んで、
だけど当時はある意味心からそれを目指しに行ってたんです。
だからそれになるために、一生懸命勉強して、仕事を獲得して、そうやって形を整えていって…。

それでちょっとずつ自分の芯に近づいてはいたけれど、いつの間にかその肩書きの「形式」「責任」のようなものの方がやたら大きくなって、最終的にいつも押しつぶされてしまっていました。

それで休養生活を送る中で、気がついたことがあります。
それは、INFJは周りの期待に応えるために自分を”具体”に押し込むと、うまくいかないということ。

「具体」があれば、確かに周りは安心します。
周りに安心されれば、自分もなんとなく安心するという人も多いと思います。

だけどそれは真に私たちが目指すところじゃないんです。

16personalitiesによると、私たちは「最もまれな性格タイプ」らしいです。

人と同じじゃ、うまくいかないことが多いはずです。

周りのみんなは、どんどんわかりやすい道を選びとっていくかもしれません。
そんな人たちと自分を比べてしまったり、人から比べられて心ない言葉を投げられてしまうこともあるかもしれません。


ジグソーパズルに例えてみます。

多くの人のパズルのピースは、一つ一つが大きくて、そこにとても具体的な絵が描いてあります。
1ピースを見ただけで、何が出来上がるのかだいたいわかります。
なんなら1ピースだけを飾っても、それなりにさまになったりします。

だから他の人は、その人の少しのピースを見るだけでなんとなく安心します。

対して私たちのジグソーパズルのピースは一つ一つが小さくて、1ピースでは全くなんの絵だかわかりません。

実は自分の部屋に、みんなに見せていないとても立派な額があるんです。
その額に入れるパズルの絵を完成させれば、素晴らしいものが出来上がると私たちは確信しています。

ところが、表立って見えるピースの一つ一つがとにかくわかりづらい。
だから他の人は、「これは一体なんなの?」「何も出来上がらないんじゃない?」と不安がり、時には「お前のしていることは夢想だ」と馬鹿にしてきたりします。

でも、うまいこと誰にも邪魔されず、障害をかわしたり、
理解のある人たちの手助けを借りたりしながら、
手間をかけて、時間をかけて、その複雑なジグソーパズルが完成した時…

そこには誰も見たことのない素敵な世界––––多くの場合、人の人生や生命の本質、人類の平和などを想起させるような何か––––が広がっているんです。

そこが私たちのおもしろい所なんじゃないかと、思います。


私もまさに今、そういった複雑な道のりを歩きながら、
自分の抽象的な夢の実現に向かっているところです。

何も知らない人が見たら、ただ休んでいるようにも見えるかもしれません。

でも他の多くの人が取らない選択をし、自分で新たに道を作ったりしているうちに、
ちょっとずつ具体的な道も見え始めています。

私たちにとって具体的な道は、初めから目指すものではなく、
目指す抽象世界を実現するための単なる手段であったり、
ふんわりした心地よさを求めているうちに結果として行き着くものであったりするのかもしれません。

具体的な道を目指すのが悪いことと言いたいのではなく、
私たちにとって具体はあくまでそういう位置付けであることを忘れないでおくことは、
真の願いからブレないためにとても大切なことだと思うのです。

周りを安心させるために、文句を言わせないために、具体的な何かを無理やり選び取るなんてことはしなくていいのです。

そんなことにエネルギーを割くより、いつか行き着くべき理想に辿り着くために、自分が本当にしたいこと、居たい環境、ありたい姿を、選び取ったり、作り出したりすることにエネルギーを使う方が、ずっと効率的だと思いませんか。

どうかINFJのみなさんが、自分の納得感の得られる日々を、人生を、歩まれますように。



過去にも似たようなことを言っているので、載せておきます。

こちらはもっとふんわりしています笑
よかったら読んでいただけたら嬉しいです。


またINFJが自分の複雑なパズルを完成させるために、
同じINFJの仲間を作ってみるのも一つの手だと思います。

note内ではINFJのコミュニティも作っています。

掲示板でおしゃべりしたり、最近はzoom会やアバターでの集まりなんかも始めました。
よかったらご参加お待ちしています。


上記コミュニティの目指すものについてはこちら。検討される方は是非読んでみてください↓


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


※この記事は今後、メンバーシップ限定閲覧となる可能性があります。


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