見出し画像

ルーティンの"こだわり"

*森さんのAdvent Calenderに参加しています。12月4日担当です。

こんにちは。
初めましての方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に自己紹介を。

コンタクトジャグリングをやっている、まゆこと申します。98世代、Malabaristas所属です。あとはJuggloriousを作った張本人です。よろしくお願いします。

私は今年の学祭ルーティンを例にとって、こだわりについて書こうと思います。
本番動画はこちらから。


《コンセプトと一回性》

今回のコンセプトは「10代最後」というところから始まりました。
実は今日誕生日なので笑、今年の学祭が本当に10代最後の舞台でした、だからせっかくなら好きなことをしようと思ったのです。
そして、駒場祭への出演が決まってから、ここでしか出来ないルーティンをやろう、と決めました。

曲を決めるときは、原曲ではなく、10代の自分に似合うと感じたアイマスのカバーにしました。試聴できます。しきにゃんラブ。

あとは、道具係を使った演出(後述)も、駒場祭だからこそ出来たことでした。
この、今の場所/状況/自分にしか出来ないという、舞台における"一回性"は、私の中で結構大事な要素だと考えています。
少しでも意識してみると面白いかなと思います。


《衣装》
今回は、肩の部分がレースになっている白のトップス、下はアシンメトリーのアクア色ロングスカートという、キラキラな感じ。
ベルトとブーツは黒で統一。
可愛らしく, 似合う色で。かつ、今の自分だから着られるだろうなと思って選びました。

自分の大学の学祭は衣装に制限があったけど、駒場祭では思い切り自由に決めることができたのでうれしかったなあ

そして髪ですが、インナー部分をブリーチして青緑っぽくしてみました。スカートとお揃い!髪の毛の色で遊べるのもきっとこの先ないなと思って。
カラーコンタクトも青っぽい色味が入ったものをつけました。

このように衣装も一回性を意識しているところがあるので、自分らしくできたのかなあと思います、アイディアをくれた人たちに感謝です。


《世界観》
私はルーティン=作品だと思っています。だから作るときはいつも世界観というか、何かしら設定のようなものを考えて自分らしさが出るようにしています。

今回は水色と白の衣装にしようと先決したので、それが不思議の国のアリスみたいだなと感じ、"未知との遭遇"というキーワードを思いつきました。
そこで、道具係の力を借りて、私は何も持たずに登場し、舞台上でクリスタルを手渡してもらおう!と決めました。

そしてそこからパントマイムのような動きをしてルーティン本編に入るという構成にしました。
この一通りの流れをやることで、ただの技見せではなく、少しだけ展開のあるルーティンに出来たかなと思います。

ちなみに、クリスタル=未知、という解釈です。
道具をどう捉えて、どう表現したいか?の意識も世界観に入ると思います。
天気の関係上濃い紫のクリスタルを使ったのも、林檎みたいで透明なものより更に未知感があって良かったかなと(本当にたまたまですが)。

あとはウェーブしたりタットっぽい動きを入れたりして、私らしさをゴリゴリに詰めました。
自分の強みを認識して使えるようになるとだいぶ強いと思います。歴が短いと難しいかもしれませんが、色々試したり、フィードバックをもらって客観視しているうちに見えてくるかと思います。


《表情、目線》
言葉を使わない身体表現において、表情は非常に大切な要素だと思います。
今回は演出の一環として、また拍手ポイントを作るために客席を意識して表情を作るようにしました。

私はどうしても無意識だと怖くなってしまうので(インスタの動画とかみていただければよく分かる)、そうならないために頑張って笑おうと思いました、その結果本番ではとても良い表情ができたかなと思ってます。どの写真見てもいい感じだし。

あとこれは表情に入るのか分からないのですが、ラストのエルボーストールの時の「Give you kiss to me now?」だけリップシンクをしてみました。所謂口パクです。
ストールって流れ止まるし、問いかけててセリフっぽいし、いいかなあと思って。何がどう変わったとかじゃないけどこだわりポイントです。



このように、コンセプトやテーマを考えたり、衣装に"こだわる"と、些細なことではありますが、世界観や自分らしさを作れると思います。
あくまで私の考えですので、色々なアプローチの仕方があると思います。
誰かの参考になれば嬉しいし、これを読んで「自分はもっとこうだ!」と感じた方がいたら発信して欲しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?