【キリスト教】「わたしたちは99%だ!運動」「トランプ・サンダース現象」についてクリスチャンとして考えると、もはやアメリカは普通の国。
と、大それたテーマで今回も書かせていただきますが、
どう書き進めればよいか。。。
これらについては、もはや説明するまでもありませんが、、
「わたしたちは99%だ!運動」は、お金の問題です。。
お金を99%に配分しろという運動です。
そして、大統領選挙で躍進するトランプ氏とサンダース氏。
彼らはこのような状況を作り出した一端を担っている既存の政治家ではなく、そして彼ら自身も富の再分配に強く言及しているのが大躍進の理由です。
アメリカではお金が大事だってことです。
お金の問題が解決すれば、幸せになれると考えている。
そりゃ、アメリカに限らずどこでもお金は大事だろ!!とつっこまれますが、
アメリカはそもそもキリスト教が深く浸透している国のはず。
だからクリスチャンのわたしとしては、ここまでアメリカ人がお金を気にしている姿にかすかに疑問を抱きはじめました。
幸せとは何か?あまりにもベタな問いですが、
これは究極的には、こころの問題だと思います。こころが安らいでいること。
満足感に満たされていること。
人間はこのために活動しているのだと思います。
多くの人は、お金持ちになれば、とか自分の夢が叶えばとか、
たくさんの友達に恵まれば、こころが満たされると考えます。
聖書では、実にシンプルに幸せの秘訣についてこう言っています。
成功に成功を重ね、あらゆる富に満ち溢れていたイスラエルの王ダビデは、
私の願いはただひとつ。主の宮で黙想にふけり、命ある限り主の前で暮らすこと。。(詩編23編4節)
と、主なる神様にすべて任せて、くつろぐ。主と語りともに歩むことが幸せであると言っています。
これで、こころがやすらぐと告白しています。
物質的にも恵まれ、王として常に多くの人に囲まれ孤独とは無縁であったダビデが言うからこそ、ものすごい信憑性を感じるのです。
ダビデ王は何もしていないのにこれだけのものを獲得することが出来たようにも思えますが、実際大変な苦労を重ねた人生でした。
しかし、いつも主とともに歩むことで、乗り越えてきました。
神を第一とし、神の望まれるとおりの生活をしなさい。そうすれば必要なものは神が与えてくださいます。マタイ6章33節
このみことばの通り、ダビデには必要な助けがあり、乗り切ることが出来ました。
聖書は決して物質的なものを否定はしていません。人間にとってとても大事
であることをよくご存じですから、必要に応じて助けてくださいます。
主が養って下さるのです。
聖書は、物質や人間関係によっては真にこころが満たされないといいます。
これが聖書の考え方です。
アメリカはキリスト教の国のはずです。ならば、ここまでお金にこだわる必要があるのでしょうか?
最近の一連の動きをみると、アメリカはもはやキリスト教の国ではない。かなりの人々が聖書を信じていないことが容易に想像できます。
アメリカでも、キリスト教よりも、社会主義的な考えが受け入れられるようになってきたようです。
社会主義は、資本主義とは異なる考えなのではないかと考えますが、
実は、社会主義は形の変わった資本主義です。
お金がみなに平等にいきわたれば、社会はよくなる。
けっきょく、社会主義でも大事なのはやはりお金。
社会主義は広くヨーロッパで受け入れられていますが、アメリカもヨーロッパのような常識的な国になっていくのだと思います。。
アメリカの独自性。別の言い方をすれば、非常識的なところだったのかもしれません。
もちろん、こちらで書きましたが、、アーミッシュのような非常識な人々もまだまだいますが、、非常識なひとがだいぶ減ってきているのだと思います。。
OPERATIONS WORLDの統計をみると、クリスチャンは以前はほぼ100%でしたが、現在は人口の75%ほどに減ってきています。
でも、まだ75%もいれば、まだまだとも思えますが、最近の運動を見ると、
クリスチャン自身の信仰の形骸化が起こっていることは容易に推察出来ます。
最近の
キリスト教は非常識です。
これだけ科学が発達した現在でも、神がこの世界を創造したとして譲らず、
キリストが甦ったなどと信じて疑わない。。
でも非常識は、面白さの源泉でもあります。
普通ではなかなか笑えません。おかしなことをしたときに笑いが起こる。。
アメリカから面白さが消えていくような気がします。。アメリカンドリームもなくなってしまうのではないかと心配です。
最後にキリスト教がアメリカにどのような影響をおよぼしてきたことが分かる本をこちらのページでご紹介しています。
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