話したい内容を書き出した付箋の写真

大学での講義を通して、学生の頃と今の自分を振り返った

フェンリルに新卒で入社して2年目になりました。
入社後は、モバイルアプリケーションのUIデザインに関わる仕事をしています。
毎日が慣れないことばかりの連続で、精一杯日々を過ごしていると気付けば1年が過ぎていました。(恐ろしい)

そんな新たな気持ちで2年目となった4月に、母校である岡山県立大学の先生にお声がけ頂いて、学生へ講義をする機会をいただきました。

今回は、その講義の準備〜当日の様子について振り返りたいと思います。
自分が1年間してきた仕事と学生の頃との変化を見つめ直す機会になりましたので、その点も含めて内容を記したいと思います。

授業の内容

日時: 2019年6月11日(火) 10:20〜11:50
授業名: 「フレッシュマンセミナー」
対象:大学1年生のデザイン工学科の学生

フレッシュマンセミナーとは
「世の中にはどんな仕事があるの?」
「卒業した先輩はどんな仕事をしているの?」
という学生へ向けて、卒業生がデザインの仕事を紹介するというものです。授業には、建築 / プロダクト / 情報デザインに興味がある学生が集まっています。

この講義の準備でまず最初に考えたことは、
「学生は仕事の何が知りたいんだろう...」
「1年仕事をしてきたとはいえ、まだまだ経験の浅い自分に伝えられるものってあるのかな...」
「建築やプロダクトに興味がある学生にも興味を持ってもらうには?」

ということでした。

大学生は自分で受講する授業を選択できるので、将来何を目指したいのか方向性を探す大切な時期だと思います。
そんな学生の参考になる話って...?と少し悩みました。

その中で出た答えが次のようなことでした。

自分が学生の時に聞きたかった事を話す

まだ2年目の私にとって、学生の頃や就職活動は昨日のことのように思い出せます。
仕事経験の浅い自分が話をすることの利点は、より学生目線を知った上で話せるということではないかと思いました。

私が学生の時に
強く思っていたことは以下のようなものでした。

「どんな学生生活を過ごして仕事に就いたの?」
実際どの授業がどう役立ったの?」
「どう仕事が進んでモノが出来ているの?」

基本的に、今後どう自分が就職に繋がる情報を得て学ぶべきなのかという不安から来ていると思いました。

この学生の時に知りたかったことを重点におき、話したい内容を整理し構成を作り、プレゼンにまとめて当日を迎えました。

当日

朝から関西を出発して母校へ。卒業式ぶりの母校でした。
大学受験の時のような気持ちで校門をくぐり講義に臨みました。

講義を聞いている学生の写真

講義の流れは、
卒業生の話→  質問タイム という流れでした。

当日は以下の流れでお話させていただきました。

自分のはなし
1.自己紹介
仕事のはなし
2.会社の紹介
3.仕事でのスケジュール
4.研修内容
5.1つのアプリケーションができるまで
6.携わった案件について
振り返り
7.苦労したこと
8.仕事のやりがい
9.今後やっていきたいこと
10.学生時代に悩んだこと
11.こんなことしておくといいなと思うこと

話した内容のスライドを一部紹介します。

講義のスライド内容の画像1

講義のスライド内容の画像2

印象としては、真面目に話を聞いてくれる学生が多く、仕事について少しでも触れる機会になったのではないかと思います。
講義の最後には、多くの質問をいただきました。

質問内容は、
「自分が学生の時どう過ごしていたか」
「ポートフォリオに何を載せていたのか」
「大学で学んだことで今役立っていることは何か」
など
大学生活をどう過ごせば良いかを問う質問が多かったように思います。
すぐ就職活動という時期ではない学生へ向けたこともあり、今どう過ごしていけば未来に繋がるのかを疑問に思っている方が多いのかもしれません。

今回は講義の最後に
「大学生でしておくといいと思うこと」を伝えました。
内容は、以下の三点です。

1.作ったものを講評してもらう
2.普段からデザインを見る目をつけておく
3.自分の強みをつくる

…とは話してみたものの自分もまだまだな部分。
あまり大声で伝えられる立場ではないのが正直なところです。
一応1つずつ少し補足していくと、

1.作ったものを講評してもらう
学生のうちだと、自分の作ったものを他人に見せるのは怖いという気持ちもあると思いますが、それだと自分の中の良いという判断のみになってしまい、視野が広くならないように思います。
一発で良いものを作ることはほぼ無理に等しいと思うので(自分は絶対そう...)フィードバックを受けて「これは良い」「これは悪い」の判断材料を得ることが大切だと仕事をして思いました。
問題を解決するためにデザインを作ると思うので、いろんな人の意見を大切にしてほしいと思います。

2.普段からデザインを見る目をつけておく
学生の頃は、発想がデザインに繋がると思っていた節もありましたが、実際仕事をしてみると、いいデザインを知っているかどうか(考え方も含め)がとても重要であることに気づきました。
知っているものを軸に、いつどこでどう対応すればデザインをさらに良くできるのか判断していけるようになれると、もっと自分のデザインの幅が大きく振れるんだろうなと思います。今のうちからたくさんのものに触れることをオススメしたいです。

3.自分の強みを作る
社会人になって思ったことは、人それぞれに得意な部分を持っている人が多いことです。この人に聞けばこれは解決できるなど、人それぞれ役割をもっている方が多いように思います。
個人的に一つ飛び抜けて見える人は、なにか強みを持っている人の印象があります。また、私はまだ強みといえるものを持てておらず、それが少し不安の1つです。
なので、学生の時間があるうちに自分の強みを作っておくことをオススメしたいです。

講義中の自分の写真

最後に

今回の講義が少しでも業界について知り、そしてフェンリルに興味を持っていただける機会になっていると嬉しいです。4年間自分と向き合って考えることのできる大切な時間だと思うので、色々挑戦してみて欲しいなと思います。

個人的には2年目に差し掛かるこのタイミングで1年前の自分との変化、今何を考え感じているのか考え直し、学生に向けて講義させて頂けたのは良い機会でした。同時にまだまだ学ぶことだらけだと実感しました。

最近は、「仕事に慣れること」は「仕事を理解すること」かなと思えてきていますが、今後も1度挑戦してこれはこうなんだ!ということを知り、理解を深めながら仕事していけたらと思います。

謝辞
最後に、今回の講義の機会をくださった岡山県立大学の先生方、並びに聞いてくださった学生の皆さん、ありがとうございました。今後も学生へ自分の仕事を伝えられるよう、仕事に取り組んでいけたらと思います。


追伸:
蒜山ジャージー牛乳を飲んで新幹線で帰りました。関西にきてほぼ見ないので恋しい。美味しい。