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Catlog®という渾身のプロダクトをひっさげて、プロダクトへの評価を以って資金調達したかった(しました!)

本日、RABOはシリーズAラウンドにて総額6億円の資金調達を発表いたしました。

STRIVE 堤さん・髙田さん、XTechVentures 手嶋さん、三生キャピタル川面さん、みずほキャピタル藤井さん藤木さんが新たにお仲間に!W ventures新さんからも追加出資していただきました。

STRIVEさんXtechさんも、前回ラウンドのiSGSさんWさん同様に最初の出会いは2019年のIncubate Campでした。
その時はCatlogローンチ一週間前で、もちろんトラクションもなく、ただただ「猫様が好きーー!!!!!」と叫んで帰ってきて、「バックグラウンドと事業が完全一致してるあなたがそこまで言うなら必要なプロダクトなんでしょう。ワカリマシタワカリマシタ。」とシードラウンドで新さん五嶋さんに出資いただきました。

そしてそこから約1年ほどでSNS中心にCatlogが世の中に少しずつ少しずつひろまっていき、ありがたいことに熱狂的なCatlogのFANの方も増えていって、サービスとしての成長度合いとプロダクトの仕上がり、そして熱狂的なトラクションが積み上がってきていることをご評価いただいたことで今回の調達となりました。

良いプロダクトとチームで殴りにいく

「スタートアップ」として生きていくことを決めた以上、外部からの資金調達という選択は切っても切り離せません。そのためには企業価値をあげていく義務が起業家にはあります。と思っています。
(※もちろんこの限りではないこともあります。私はファイナンスはまだまだ初心者🐣で、わからなすぎて毎回のたうち回って頭が沸騰しそうな状態ですが偉そうにすみません。)
「なぜちゃんとしたプロダクトがないのに(かつシードでもないのに)この会社はこんなに調達できているのだろう。」と、これまで疑問に感じることがありました。
自分もPdMがバックグラウンドであるということと、弊社はプロダクト開発に長けたチームという誇りもあり、シリーズAという会社の潮目が変わるラウンドにおいては、世の中に認めてもらえる兆しのあるプロダクトを以って資金調達をするのだ!!、と創業初期から心に決めていました。
逆にいえば、良いプロダクトを作り続けていけば、必ず評価につながり資金調達もできるはずだと信じて、ただひたすら”コト”だけに集中してきたつもりです。なので、シリーズAのタイミングも、キャッシュアウトにはもちろん気を配りながら最適な頃合いを見計らっていました。
私のスタンスとして、プレスリリースなどの記載もそうですが、あとはもうリリースするだけ!という状態になるまで極力「予告」的なことは言わないようにしています。プロダクトは世に出してみてからがスタート。予告やハリボテのプロダクトでの評価を獲得したり、それこそ資金調達で過度な期待感を煽ることも私のサムライ魂とは反すると感じるからです。

「良いプロダクト」とは何か?を、弊社のPdMであり、私がもっとも尊敬するプロダクトマネジャー(夫)に聞いたところ、
・シンプル
・かんたんでわかりやすい
・複数の課題を解決する

を常に意識しているとのこと。

資金調達は、「PJ:シリーズAファイナンス」としては私中心に動かしてきましたが、”良いプロダクト”は、私ひとりでは作れません。
RABOには、ものづくりのベースを支えるエンジニャーやデザイニャーや、Catlogの世界観を伝えるうえで欠かせないCSなど、非常に優秀なチームがあり、みんなで創ってきた『Catlog』が今回の資金調達においても評価いただたポイントなので、その意味でも心に決めていたシリーズAでの資金調達のポリシーを遵守できたと感じています。
もちろんまだまだプロダクトやサービスについてお客様からもご指摘いただくこともありますし、足りていない部分も多いと認識しています。各種アップデートも予定しておりますが、引き続き解決すべき課題を解決できるよう、ひとつひとつ真摯にやっていきます。

引き続き良いプロダクトを創り、猫様ヘルスケアという新たな産業を切り開いていくためにRABOでは仲間を募集しています!
MLエンジニャー
フロントエンドエンジニャー
組み込みソフトウェアエンジニャー
CS/QA
マーケティング

今回新たに募集を追加した職種としては、
HR(採用/採用広報)
SCM
経営企画/ファイナンス

です。詳細は弊社リクルートページをご覧ください。

VCも、会社と事業を成長させる大事なチーム

今回新たに株主になっていただいたみにゃさまとのご縁のきっかけや、プレスリリース用にいただいた投資家コメントのアンサーソング的に以下ご紹介したいと思います。
スタートアップエコノミクスにおいて霊験あらたかな錚々たるVC陣に株主に入っていただき、安心感につつまれています。

なお、プレスリリースのコメント欄写真は、それぞれの方にあった猫ヒゲを実際の猫様の写真からお借りして、猫様化させていただきました。おかげで常軌を逸したプレスリリースになったと思います。投資家の顔に猫ヒゲつけてプレスリリース出した会社は弊社が初めてではないでしょうか。もちろん、デザイニャーzomiさんの作品です。

↓猫ヒゲ元の猫様との比較の図。みにゃさんよくお似合い♡

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STRIVE堤さんは、Incubate Campのランチタイムで、ガッチガチに緊張してる私に「リクルートなんだね!」と一番最初に爽やかに声をかけていただき、終了後も「グローバルにいけるプロダクトを探している。猫様の行動は万国共通というのはなるほどと思った。時がきたら!」とお声がけいただいてからのご縁です。私は言われたことはすべて信じて行動する性質のため、シリーズA動き出すタイミングですぐにご連絡しました。もともとご実家にきなこちゃんという猫様がいらっしゃる堤さんですが、猫好きというだけでなく事業や私たちのチームにも共感いただいて投資委員会にむけては、すぐにこちら側としてアドバイスをいただきました。リクルートOBということもあり勝手にいだいていた親近感と、お会いされた方はわかると思いますがなんともいえぬ穏やかさで、ついていきます!!!!感しかありません。

STRIVE髙田さんは、今回の調達タイミングで堤さんより「猫好きキャピタリスト」としてアサインいただきました。なんと弁護士キャピタリストで、3回目くらいの面談からは、もうむしろ“チーム髙田“と勝手にお呼びして頼りきりました。毎日のようにメッセでサポートと、私がぶちまけるアホな質問も恐ろしいホスピタリティと頭の良い人しか繰り出せないわかりやすい説明で(かつ5秒で即レス)、何度FBメッセンジャーのリアクションに『神』がほしかったことか。弊社のことを話すときに早いタイミングから「ウチとしては〜〜」とおっしゃっていたのも印象的でした。新さんからは、「髙田さんいるから、何かあったらガンガン訴訟しましょう!」と焚き付けられています(謎)

XTechさんはICで西條さんとお話させていただいていましたが、新さんから改めて手嶋さんをご紹介いただきました。最初は、手嶋さんは絶対弊社とか猫様とか興味ないだろーというポーカーフェイスで、でもメルカリ社を上場に導いた立役者というのでお名前もちろん知っていましたし、半ばダメ元でピッチしました。ところが、秒で「一週間後の投資委員会にいれてほしいけどどうですか。」となり(実際には予定合わず二週間後)、投資委員会終了後1時間で出資意向と条件をいただくという恐ろしいスピード感。「ペットっていう概念が好きなんですよねー」とまたポーカーフェイスでおっしゃっていて、「Incubate Campからの成長に驚いたし、出資して後悔しないと思ったんですよねー」とこれまたポーカーフェイスでおっしゃっており、このポーカーフェイスは調達リリースの写真撮影のときにも全力反映されていました。

リリースの写真撮影で、ブリ丸を中心に撮影するため、カメラマンの小田さんから「ブリ丸!最高!!…ヒューマン!!動くな!!」とニンゲンたちには指示を出されたのですが、私の横に座っている手嶋さんからスッと気配が消え、撮影された写真は本当に手嶋さんだけまったく微動だにしてませんでした。撮影後チェックした小田さんも「手嶋さんが微動だにしてなくてやばいです。手嶋さんはどの写真でもいいです。」とおっしゃってました。
↓微動だにしない手嶋さんの証拠写真(※すべて別の写真です。私とブリ丸が比較対象。)

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三生キャピタル川面さんは、去年の夏頃の私&新さん&五嶋さんとのオンライン登壇イベントを聴講されていて、それをきっかけに弊社のホームページのお問い合わせから川面さんみずからご連絡いただきました(驚)。私の専攻していたバイオロギング研究への関心や、事業との結びつきなどに当初から大変共感をいただいて、純粋にめちゃくちゃ応援してくれているのだなと日々のやりとりからも感じています。川面さんと一緒にサポートいただいている三生キャピタル原田さんは猫様飼われ主で、株主定例にもたまに猫様がご出席されます。

みずほキャピタル藤井さんとは、弊社が創業初期からものすごくバックアップいただいてるみずほ銀行渋谷支店からのご紹介で、2年ほど前に初めてお会いしました。ビジネスがとても興味深い&銀行側がイチオシしているということで当初よりご興味もっていただいており、今回フェーズとしてもタイミングが合いご縁いただきました。投資検討のタイミングから藤木さんにも入っていただき、藤井さんと藤木さんのダブル藤コンビでサポートしていただいてます。(たまにどちらからのメールかわからなくなります。)
みずほ銀行さんは、今回のタイミングで大きく融資もいただきましたが、本店のイノベーション企業支援部の福満さん筆頭にオールみずほで応援いただいてて、弊社メンバーで福満さんを知らないひとがいないほどの応援団状況です。
福満さんからちゅーるをいただくCCOブリ丸↓

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そして、W ventures新さん。
今回のシリーズAにおいて、新さんは「RABO臨時ファイナンス担当」として本当に多くのサポートをいただきました。シードラウンドで出資いただいてから、約1年。今では「SNSで夜な夜なCatlogをエゴサしてお酒を飲むのが趣味。」とおっしゃっているほどCatlogのファンであり、VCってこんなに起業家や出資先をサポートしてくれるのか、VCはスタートアップの伴走役なんだな仲間なんだなというのを新さんを通じて実感しています。今回の調達で、動きはじめて即リストアップ&十数社のVCをご紹介いただき、かつすべての面談に陪席、わからないことだらけの私が夜中でもメッセで相談すると独特の空気感での的確なアドバイスや、投資家としてはこう思うよという視点を教えてくれました。投資家は「支援家」なんだな、仲間なんだなと実感し本当に感謝しております。新さんなしには今回の調達はありえませんでした。
同様にシードで出資いただいている五嶋さん筆頭にiSGSさんにも今回の調達に際してよもやま相談からご紹介など多大なるサポートをいただきました。ありがとうございます!

猫様界のAppleに、なる!

徹底的に体験設計も含めたプロダクト開発にこだわり、ニンゲン界にとってなくてはならないプロダクトを創りだしているAppleをお手本に、RABOは猫様界のApple、Catlogは猫様界のiPhoneになりたいと思っています。
いえ、なります!

今年は、夏頃にCatlog Boardのローンチを予定していますが、その他も大規模な機能アップデートや新たな事業の開始や発表を予定しています。
我々が牽引し、まだカテゴリの無い市場、ひいては産業を健全に創っていきます。
ひきつづき、応援いただけると嬉しいです。頑張ります!

最後になりましたが、今回のプレスリリースの写真撮影もCCOブリ丸はお利口で最高でした。私の大切な家族であり、会社のパートナーです。事前に写真をお送りしたメディアの方には「合成じゃないのか?!」と驚かれました。今後もブリちゃんの負担にならない範囲で、ご協力仰いでいきます。

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photo by SEIJIRO NISHIMI

 
すべては、猫様のために。

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