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清掃時間労力を半減するぞ!(はじめに)

皆様はじめまして、ゆたかと申します。

現在ビルメンテナンス会社の代表をしております。

NOTEを開始するにあたり、清掃にかかわってきた経歴や自分のしたい事についてお話させていただきます。

父親が自営で清掃業を営んでおり、中学生の頃から準備片付けを中心に手伝いをし小遣い稼ぎをしていました。

家業を継ぐつもりはなく卒業後はクレジットカード会社に勤めました。入社からずっと債権回収部署で督促業務を毎日やっておりました。4年目に精神的に限界がきて、全てを投げすてアメリカへ留学している友人のところへ観光ビザ制限の3ヶ月間逃亡しました。今考えてもどうしようもない人間です。当然お付き合いしていた彼女からは三行半をつきつけられました。

「親父のところ継げばいいや」と軽い気持ちで帰国したところ、最大の取引先から清掃委託費を40%削減要求がきて持ち堪えられず自分の帰国後すぐに倒産してしまいました。姉は家出てたので実家にいる全員がまさかの無職になってしまいました。(笑)

喰わないといけないので日払いの警備員でしのぎながら将来について考えました。前職の苦い経験から「人に喜んでもらえる仕事」で突き詰めていったところ親父と同じ清掃にいきつき縁あって今の会社に入社しました。

入社してから今日まで一貫してるのは「いつ40%の値下げ要求があっても乗り切る準備を常にしておく」です。親父からの教訓です。

清掃業の原価は95%が人にかかわるものです。
粗利の原価計算は簡単で

時給✖️時間✖️付帯経費率資機材費諸経費

のみです。

詳細は割愛しますが資機材費・諸経費はわずかで、ここのみを削減するとあらゆるリスクが新たに生まれる事となります。

よって40%の減額に耐えうるには時給・時間・付帯経費率のどれかを下げる又は複数を下げるしかありません。

時給:
言わずもがな下げる事などあってはならないし、逆に上げ続けなければみんな幸せになれない。

付帯経費率:
社会保健関係は我々にはどうする事もできないし、福利厚生等を下げる事は従業員満足度に直結する事から上げ続けなければならない。

時間:
品質と給与がきちんと担保されていれば短ければ短いほど誰もが幸せになれる。

上記から減額要求を乗り切る為には「時間を削減する」一択となります。
さらに、時給・付帯経費率は上げ続けるシュミレーションとしなければならない事から「いかなる現場でも50%時間を削減する」を生涯のミッションと定め現在にいたります。

清掃作業員、現場責任者、主任、課長、部長、役員、代表取締役とあらゆる立場を経験させていただきましたが、常に上記ミッションを達成する事のみに集中してきました。

しかし、ある意味今までやってきた事を全否定する事にもなるので、お客様の理解、現場の理解共にないと進められない事ですので、沢山の失敗というか失敗ばかりでうまくいったのは10%位だと思います。

今は超人手不足に突入しており減額要請はまずありません。逆に増額してでもやってほしいとビルオーナーから言われても人が担保できず受けれない事も多々あり申し訳ない思いです。

減額の事を考える事は無くなりましたが、最大のリソースである人材が提供できなくなるという最大の危機をむかえていると感じております。

ではこの危機を乗り越えるにはどうしたらよいか?

答えは簡単です。

今までより少ない人数で今までと同等以上のサービスを提供すればよい。

=時間を削減し続ける

いかなる時代でも清掃というものは速く綺麗にする方法を追求し続けるしかないのです。

業界の話しばかりしてますが、家庭はどうでしょうか?
速く、綺麗には誰もが望むところでしょう。給料もらえないのでこれに楽に楽しくも追求しないと続きませんね。

私自身仕事のお掃除はいくらでもできますが、家の家事となると妻に頼りきりでした。ダメ人間プリは変わってないですね。(泣)

今回NOTEで発信する事にしたのは、自分のノウハウを家庭清掃に落とし込んで「楽に楽しく」まで完成できれば、自分と同じような食べて寝るだけ人間が炊事以外の家事はやるようになり家事分担問題解決の一助になり、業界に逆輸入できれば現在かかえている問題解決の一助になりこれから超少子高齢化社会をむかえても、先進国で1番清潔な国日本を維持しつつ、家族友人との触れ合い時間も確保でき誰もが豊な人生を歩める世の中を次の世代に残したいという壮大な夢を皆様と一緒にかなえたいからです。

上記を達成したく失敗も成功も全て発信していきたく、今後以下を投稿する予定でおります。

ご質問ご意見ございましたら遠慮なくコメントいただけると幸いです。

今後の投稿予定
・綺麗、汚いの定義
・現状の問題点
・清掃の4大要素
・ATPとは?
・清掃品質ゴールの設定
・ゴール達成方法の仮説
・実験検証(家庭 風呂編)
・実験検証(家庭 トイレ編)
・実験検証(家庭 食器編)
・実証実験(家庭 床編)
・実証実験(家庭 臭い編)
・実証実験(飲食 客席編)
・実証実験(飲食 厨房編)
・実験検証(ビル トイレ編)
・実験検証(ビル 床編)
・実証実験(ビル ガラス・立面編)
・実証実験(ビル 臭い編)
・実証実験(ホテル 客室編)
・実証実験(介護施設編)


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