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土曜日の障害戦(4/6)


福島4R 未勝利


ここは、過去に障害戦で3着内の実績のある馬が2頭しかいない低レベルな組み合わせとなりました。

しかもその2頭ともが、「次は順番」というほどの確固たる地位を築いているわけではないため、実績面は最低限尊重しつつも、「一定の確率で紛れる可能性が高い」という心づもりだけはしておいたほうがいいレース。そんな認識が適当な気がしています。


ということで、中心には⑭レストアを推します。

この馬の前走は、「太目残り&慎重な飛越&初障害戦ならではの安全運転」の結果、目立った成績を残すことはできませんでしたが、前半の行きっぷりの良さからすると、ここは鞍上がその気になればハナに行き切れるのではないか、と。

もともと平地時代から先行して好成績を残してきた馬でもありますので、積極策に出て多少なりとも飛越に進境があれば、ここは勝ち負けに持ち込めてもおかしくない。そんな判断となりました。


2番手は、④テンメジャーガール

こちらも前走が初障害で、前半は慎重に乗って中盤で一気に勝負圏内まで浮上。勝負どころで一瞬「オッ」というシーンはつくったものの、最後はスタミナ切れして失速するという内容でした。

ここは小野寺Jが前半のロスを最小限にとどめる乗り方をしてきそうですし、前進気勢が強く道中も自在に動けるタイプの馬でもありますので、今回も終いが甘くなる可能性を一定程度視野に入れつつも、ここはこの位置に抜擢するだけの価値がある。そう考えています。


3番手は、⑨ケンハービンジャー

この馬の前走は、スタートダッシュひと息ながらセンスのいい飛びを見せていましたし、阪神における初障害戦が3分23秒台前半での走破なら、一度使った今回は、、、ということになります。

今回はコースが福島に替わりますので、スタートはしっかり決めたいところですけれど、コース形態自体はむしろこちらのほうが合っていそうですから、この馬にも上位争いに期待をしていいのかな、と。


4番手は、⑩エクセレントラン

この馬の前2走は、草野Jによる恒例の終始大外ブン回し。それでいて終いまでキッチリと走れてはいるのですから、上野Jに乗り替わるここは、一気に馬券圏内突入まで考えておいたほうがいいのではないか、と。

器用さがない分、勝ち切るところまでのイメージは持ちづらいですけれど、おそらく人気以上には確実に走ってくる。そんな想定をしています。


その他、抜けた一番人気が予想されるヴァレッタカズマは、持ち時計上位で末脚は堅実。加えて、鞍上も安定感抜群の森一馬Jですので、消すのはやり過ぎかと迷ったところもあったのですが、テンについて行けず中団からの競馬になることが予想されるここで、はたして最後に差し届くのか、と。当研究所的には、福島の開幕週で取りこぼす可能性が十分にあるとみて、今回は思い切って消してみることにしました。

ジローは、2走前の福島戦の内容が良く、体調面が戻ってきていれば怖い一頭には違いありません。ただ、ヴァレッタカズマを消してこちらを拾う根拠に乏しいのも確かではあり、ここは一戦様子見に徹してみようかな、と。

カイトレッドは、襷を抜けて順回りに入るところからがカギとなりそうで、例に漏れず少しでも外に張るような走りになってしまうと、好勝負に持ち込むのはやや厳しいのかなと考えています。


福島5R オープン


ここは、「前走オープンでしっかりと結果を残した馬に対し、ここが昇級戦となる馬たちがどこまで戦えるのか」という全体構図となりました。

ぶっちゃけ、どこからでも狙える組み合わせですけど、開幕2戦目であることに加え距離の短い2,750m戦でもありますので、「いつも以上に前が残りやすい」というイメージだけは、必ず頭の片隅に置いておくべきなのかもしれません。


ということで、中心には⑦ルリアンを推します。

この馬は、初障害戦を勝ち切った前走内容が秀逸で、「すぐにオープンも勝てるのではないか」というパフォーマンスをすでに見せてくれている点を強調すべきでしょう。

素材的にも、おそらくこの馬が最上位。ただし福島コースの経験がなく、気性的にバンケットの下りをスムーズに降りられるのか、その点に少し不安を覚えるのは確かですけれど、その反面、先行争い巻き込まれるリスクが少ないという意味で恵まれそうな感触も。ならば、この馬を中心視するのが妥当な判断なのだろう、と。


2番手は、①ヴェイルネビュラを推します。

この馬は、前2走の取り口が安定していて、福島コースをすでに経験している点も強調材料と言っていいのではないでしょうか。

ルリアンには素材面で見劣る印象もありますが、ほぼ確実に上位争いを期待できる高い堅実性はやはり魅力。草野Jから小野寺Jへの乗り替わりも、プラスこそあれマイナスはないでしょうから。


3番手は、⑥メモリーズオブユー

当研究所的には、ここ3戦、高評価を連続で裏切られ続けているこの馬なのですが、ペースが速くなりそうなここは折り合い面に進境が見られそうなことと、距離短縮で多少なりともスタミナ面での不安が解消されるであろうことを踏まえ、今回も大きな割引まではできないと判断したところです。

クセをよく知る難波Jに鞍上が戻ることも、おそらくですがプラス方向に作用する気がしますし、、、


4番手は、⑤ブリエヴェール

おそらくこの馬は、前走同様に前半からペースを緩めず気分良く走らせることに終始するのでしょうから、それがうまく行けば昇級のここでも残れるだけの力はありますし、反対に道中をリズム良く運べないようだと、惨敗の目もあるという極端な評価になります。

よって、割り切って消してしまうのも一考ではあるのですが、この組み合わせだと逃げ残りの目を排除してしまうのはさすがに怖いので、やや玉虫色の判断とはなりますが、最後のひと枠で拾っておくくらいがちょうどいい。そんな結論となりました。


その他、ヴィジュネルは、ここでも通用するだけの力を秘めていると思いますが、前走内容にややもの足りなさを感じたので、ここはあえて選外扱いとしました。

ゴールドパラディンは、立ち回り次第で馬券圏内のチャンスはありそうですが、その少ない確率に賭ける価値はないと今回は判断しました。

ベレヌスにとって今回は展開が厳しくなりそうですし、鞍上もテン乗りと条件的に楽ではなさそうですので、今のこの馬の完成度ではちょいとまだオープンでは厳しい気がしています。

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