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週末の障害戦回顧(4/20,21)


土曜 福島4R 未勝利


ここは、戦前に予想されたとおり、走破時計の遅い平凡な決着に。前々でスムーズに運んだ各馬が、上位を独占する結果となりました。


勝ったメイショウキョウジは、何より森一馬Jのエスコートが完璧すぎましたし、この勝ち時計ならこの馬でも走れるというところで、キッチリとワンチャンスをモノにした印象でした。

2着ガイフウカイセイは、マイペースの逃げに持ち込んで自分の力は出し切った印象でした。ただ、レース内容は淡白で、あまり上昇度は感じられませんでしたね。

3着アメリカンピースは、水沼Jが非常にうまく乗ってきた印象でしたが、それでも終いは甘くなってしまいました。

5着プラチナムレイアーは、まだレースぶりに粗削りなところが残っている印象。この馬も、素質ほどにはまだ走れていません。

8着キタノブレイドは、襷で脚を使ったにしてもガッカリな内容でした。今回はややテンションが高かった印象もありましたけど、敗因はそれだけとは言えないのではないか、と。

9着スズカワールドは、鼻出血のアクシデント発生という残念な結果に終わってしまいました。


土曜 福島5R オープン


ここは、先行2頭が激しく競り合う展開になったことにより、後続各馬の立ち回りが非常に難しくなったという印象が残りました。


勝ったサクセスエースは、前受けして一旦は後続各馬に交わされながらも最終障害を飛んでから差し返す好内容で見事に勝ち切りました。

上野Jがめずらしく喜びをあらわにしていたように、好騎乗あっての勝利だったのは間違いありませんが、この馬のしぶといレースぶりにも拍手を贈りたいと思います。


2着ホウオウヴォーヌは、道中の乱ペースに惑わされることなくマイペースを貫いた伴Jのエスコートが見事でした。

3着ロードトゥフェイムは、ゴール前で甘くなるのはいつものこと。ほぼ力は出し切っているのかな、と。

4着ネビーイームは、前2頭の走りに鞍上が惑わされてしまった印象でした。もともと器用さに欠けるタイプだけに、他馬の仕掛けに合わせる形だとキレ負けしてしまうのは致し方ないのでしょう。

7着ワールドスケールは、レース序盤からあまりに行きっぷりが悪すぎました。鞍上が4Rで落馬した影響があったのかもしれませんが、ちょっと不可解な負け方になってしまったな、と。

9着オメガエリタージュは、スローペースの団子状態からひと脚使うのが持ち味だけに、ハイペースになって隊列が間延びしてしまうと、この馬の良さはまったく生きてきません。よって、この馬に対する今回の評価は完全なこちらの判断ミス。素直に反省です。


日曜 福島4R 未勝利


ここは、カラ馬暴走の影響でモロにあおりを受ける馬が出てしまったり、前後の馬の動きで位置取りが下がる馬がいたりと、残念ながら力どおりの決着とはなりませんでした。

ただしそれでも、前日の未勝利戦よりは勝ち時計が速いわけですから、いろいろあった中ではありましたけど、一応、メンバーレベルの高さを示すレースになったのだろうとは思います。


勝ったパワータイショウは、井上Jの執念を見たような大激走でした。

ハナに行けたこともそうですし、一旦下がってから盛り返したシーンもそうでしたが、こういった障害レースは数年に一度あるかないか、でしょう。これを読み切るのは、今の私の実力では無理でしたけど、とてもイイものを見せてもらえたことに、ある種の充実感みたいなものはありますね。


2着スマイルスルーは、最初の障害の着地で挟まれる不利がありましたし、勝負どころからは前の馬がフラフラして大外に持ち出してから追い上げざるを得ないなど、まあいろいろありすぎました。

ただ、その中で2着を確保したのは立派でしたし、時計面も含め、「次はさすがに勝ち切れるだろう」という走りを見せてくれたのが、このレース唯一の収穫だったと思います。


3着ノアチェリーは、前半の位置取りが悪くなってしまったのが痛かったですけれど、終いの伸びはさすがでした。とは言え、どう乗っても勝ち切るところまでは行かなかったようにも思われますので、最も得意な福島で2戦連続勝ち損ねたとなると、次はちょっと危ないかもしれないな、と。

4着シゲルヒラトリは、まあこんなものでしょう。この馬なりの走りはできましたけど、今回はやはり相手が強かったですね。

8着クラウンセトは、見せ場は十分つくってくれましたが、後続に早めに来られると、終い厳しくなるのは致し方なかったでしょう。よく走ってくれたと思います。

11着トラファルガーは、ハナに行けずにこの馬のいいところがまったく出ませんでした。

13着アルマドラードは、襷でカラ馬に進路を塞がれてジ・エンド。不運としか言いようがない敗戦となってしまいました。


いや~、今週もまさかの3タコ。まあ、ここまであれこれと不運や誤算が重なれば、結果につながらないのは当然のことではありますからね。

こういう時は、何をやってもうまく行かないものですから、気持ちをしっかりと切り替えつつ、得意の新潟戦に臨みたいなと思っています。

では、引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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