見出し画像

週末の障害戦回顧(3/23,24)


土曜 阪神4R 未勝利


ここは、タフな馬場に加えてカラ馬が大暴走。それにより、各馬ともかなりのストレスを抱えるレースとなってしまいました。


勝ったメルテミアは、カラ馬に外から絡まれて苦しいレースとなりましたが、最後は地力の差だけでなんとか勝ち切りました。

事前に想定していたとおり、最終障害で外に斜飛してヒヤリとさせられましたが、その点以外は文句なしの内容だったと思います。


2着イクスプロージョンは、初障害の分とカラ馬に進路を塞がれた分でかなりロスの大きいレースを強いられましたが、最後は平地力の差を生かして伸びてきました。

次走、良馬場かつ標準的なメンバー構成でどこまで走れるのか未知数の部分が残った印象もありましたけど、じきに未勝利を勝てる馬であることはどうやら間違いなさそうですね。


3着オステリアは、レースぶりが良くなって善戦しましたが、この上手な立ち回りができた中で初障害馬に先着を許したということは、現状におけるこの馬の限界を示すものでもあったのかな、と。

4着タマモエース、5着エンジェルラウンドは、どちらも一度使っての良化がありましたね。ただ、次走即勝ち負けというレベルには、まだほど遠い気がしないでもありませんが、、、


日曜 中山4R 未勝利


ここは、地力に勝るファルコニアが淀みのない流れをつくったため、上位は我慢比べの様相となりましたね。


勝ったファルコニアは、パドックでややテンションが高かったこともあってか、鞍上の石神深一Jがハナに行く安全策を選択。終始危なげないレースぶりで、レコードに迫る好時計で見事に勝ち切りました。

まあ、ハナに行って勝ったのが今後に向けてどうか……ですけど、地力はオープンでも通用する馬ですので、昇級後のこの馬のレースぶりには要注目と言っていいように思います。


2着シゲルヒラトリは、上野Jがワンペースで走りがちのこの馬をとても上手に走らせていました。最後は詰めが甘い馬同士の追い比べに勝っただけではありますが、次につながる好走劇であったのもまた確かでしょう。

3着ザスリーサーティは、馬もよく頑張りましたけど、鞍上の坂口Jの立ち回りが素晴らしかったな、と。最後は惜しくも追い比べで見劣りましたが、勝負どころからの立ち回りはほぼ完璧でしたので、馬以上に坂口智康ジョッキーの未来が明るくなったのは言うまでもありません。

4着 オメガリッチマンは、勝負どころでの大きな飛越ミスがすべてでした。あれがなければこの馬の2着は堅かったと思われますので、入障3戦目となる次走は、ほぼ勝ち負けというレベルにはあるのかな、と。

7着アースブレイブは、ちょっとレースの流れに乗り損ねてしまいましたからね。江田勇Jの騎乗なので、このパターンも事前に想像できたのですけれど、ちょっともったいないレースになってしまったのは確かでしょう。


今週の2戦は、どちらも堅い決着となりました。

馬券的な面白味に欠けたのは確かでも、こういった週があるほうがむしろ健全なのかなと当研究所的には思ったりもしています。

では、引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!