見出し画像

第73回 川崎記念のみどころ


4/3 川崎11R 川崎記念


明日は、川崎競馬場で川崎記念が行われます。JpnIでもありますので、簡単にみどころを書き綴っておきます。


ここは、出走各馬にかなり大きな力差があるように見えますが、ポテンシャル上位馬は揃いも揃って不器用なタイプ。「トリッキーな川崎コースにどこまで対応できるか」が、明確な課題となりそうなんですよね。

その意味で言うと、展開的な紛れを一定程度想定しておくべきなのでしょうから、それでもポテンシャル上位馬が力でねじ伏せてしまうのか、それとも器用さを生かした伏兵がポテンシャル人気馬にひと泡吹かせるシーンがあるのか、慎重に検討しないといけないレースではあるのでしょう。


展開的には、 ライトウォーリアがハナに行き、アイコンテーラーが番手外でガッチリと抑える展開になると、2コーナーまで隊列が大きく動くことはないのかもしれません。

ディクテオンあたりは、2コーナーあたりからマクリをかけるイメージとなりますが、コーナーが急な川崎でどこまで位置を上げられるのか、そのあたりが勝負を分ける分水嶺にはなりそうです。


ということで、ここは⑥グロリアムンディを中心視することにしました。

この馬は、追い切りの動きと実戦でのパフォーマンスがリンクするタイプで、その観点で見ると、今回は久々に良い状態でレースを使えそうなんですよね。仮に100%に近い力を発揮できるようだと、ここではむしろ力上位の存在と言えるわけですし、、、

展開的にも、前2頭を見ながら脚を溜められる位置を取り切れそうですので、外から動いてくるディクテオンやセラフィックコールに呼応する形で追い出せば、ちょうど良いタイミングで抜け出せるような気がしています。


2番手は、②セラフィックコール

この馬は、どの角度から見ても川崎コースが合うタイプには到底見えませんけど、それでも直近の充実度が違い過ぎますからね。

おそらく、道中を完璧に捌いてくることはないのだろうと想像しますが、それでも最後は地力の違いで上位争いまで届いてしまうのではないか、と。


3番手は、⑦アイコンテーラー

脚質と展開だけにフォーカスするなら、「今年はこの馬に勝ってくださいという条件が見事に揃った」という見方もできるのでしょう。

あとは、鞍上のエスコートがどうなのかと、微妙に長いこの距離で最後に甘くならないかが課題となりますが、1周目の3コーナーまでに番手外の位置を取り切ってスンナリ流れに乗れるようだと、この馬が勝ち切るシーンまであっていいような気がしています。


4番手は、⑩ライトウォーリア

ここは、吉原J騎乗での単騎逃げが予想されますので、これまでの中央・地方交流競走の中では、最も走れる条件が揃っているように思われます。

あとは、後続がどこまでこの馬を可愛がってくれるかで、もしも後続のジョッキーが「いつでも捕まえられる」と高を括ってくれるようなら、あれよあれよの逃げ粘りがあってもまったく驚けないな、と。


その他、ディクテオンは、いくら機動力のある追い込み馬であるとはいえ、トリッキーな川崎コースで全馬を力づくでなぎ倒してしまうようなレースにはおそらくならない。そう考えて消します。

グランブリッジは、昨夏に成長が止まってしまった印象が強いので、ここでは良くても善戦止まりと見ています。母の父ダイワメジャーという血統背景も、この馬の早熟性をつかさどっている気がしますし、、、

ノットゥルノに関しては、これまで実績が出ていない左回りでどこまで走れるかでしょう。近走の充実ぶりは素直に評価すべきだと思いますし、若い頃よりは左回りでも格好をつけてきそうですけど、それでもどこまでという評価を覆すには至らないと判断しました。

シルトプレは、日本テレビ盃の走りを再現できればここでも通用する馬ではありますけど、ポテンシャル面の比較では「100%の力を出し切って馬券圏内に足りるかどうか」というギリギリのラインになるのかな、と。そんな力関係の中で、今回は道営所属馬の春初戦でもありますから、さすがにこのメンバーに入ってどうなのかという印象は否めないですね。


マガジン「回収率を劇的に改善させる資金配分法」はこちらから。


サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!