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集中の反対は反集中/Voicy山田崇ラジオ#187

2022/12/02
Voicy山田崇ラジオ#187
集中の反対は反集中
話し手:山田崇さん 島田龍男さん 殿脇菜央さん 
書き手:石井恵里

山田崇ラジオnote | 文責 殿脇菜央さん

山田崇さんProfile


Check inー サッカーW杯見ましたか?

殿脇菜央さん
今日は兵庫県淡路島から参加しています。このラジオが終わってから急いで神戸に帰る予定です。昨日はブラックフライデーのキャンペーン中に家具を買おうと思って朝2時まで起きていたのでサッカーは見れていません。

島田龍男さん:
今日は京都に来ています。ホテルの窓から空と山並みが見えています。サッカーは見ていません。今日もよろしくお願いします。

山田崇さん:
今京都市のホテルにいます。昨日から京都に入っています。サッカー私は後半のアディショナルタイムから見ました。Twitterを見ながら終わった後の様子を見ていました。体調、目覚めとてもいいです。


感動を共有したい

島田さん:
日本2-1で勝ったのすごい事じゃないですか。でも見ておけばよかったとも思っていないのが…過去のワールドカップは確かに見てたんですけど、自分が感動できなくなっているのかなと思っていました。

山田さん:
見ておいた方がいい立場の人もいるよね。職場で挨拶をする人とか。見た見た!って言ってコミュニケーションをとるためにも見るのかもね。勝った時に話が出来るよね、感動について。でも、今日はなんか起きれなかったんだよね。

島田さん:
夜遅くまで起きていましたからね。

山田さん:
パって起きて思ったのは、やっぱり見ておけばよかったと思って。日本嬉しいっていうよりも、だったら最初から見ておけばよかったと思って。今abemaで全試合放送していて1800万人視聴してるんだよね。ダイジェスト見たいと思ったんだけど、90分葉見る気がしないよね。やっぱり見てたよって共有したいからなのかな。
小学校の頃、国民全員がドリフを見ていて、昨日あれみた?っていうのがあって、友達と話すから見るっていうのはあったよね。今日の話のテーマがサッカーだったら前提として。

集中の反対は反集中

山田さん:
京都大学の「創造と越境の125年」の展示を見てきました。

龍男は7回目、私は2回目でしたね。昨日は、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之さんにも会えました。次男の名前も「問生」としたぐらい私は塩瀬さんの影響を受けているんですよね。
京都はすごく居心地がいいですが、色んな方に出会えるんですよね。塩瀬さんから特定非営利活動法人ミラツク代表の西村勇也さんをご紹介いただきました。
そして、西村裕也さんがさらに色んな方を繋いでくださって、また京都に行きたいと思えるんですよね。

今日は埼玉で講演をしますが、タイトルを「これからの地域と企業で求められる両利き人材とは」としました。知の探索と知の進化には私も関心があって。探索について私と龍男で考える中で、西村さんから、集中の反対は拡散ではなく反集中だと伺って。集中の反対は集中していないじゃないっていう視点が私にとっては新しかったんだよね。

「反集中」は、ボーっとしていて集中していない「反」じゃなくて普段意識を向けていないことにも目を向けてみるってことなんですよね。
昨日コンビニ行ったときに、普段全然フォーカスしていないものに半集中しようといってトマトジュース買ったんだよね。で、気づいたのが、自分に関心のあるものしか見てないんだよね。ドリンクコーナー行くと先にお酒見ちゃったりしてね。アンチフォーカスのやり方を習ったことがないからね。トマトジュースの選択もいまいちだったんだよね。今は飲めるようになったけど、幼少期は飲めなくてね。だからアンチフォーカス、半集中でそれを選んだんだけど。

島田さん:
なぜ半集中が必要なのか、ということですよね。バックキャスティングを考えると、今やるべきことがすごい狭い選択肢になるように考えてしまうんだけど、横の広がりまで考えるとバックキャスティングすることでさらに広い未来に繋がるかもしれないと思いましたね。

山田さん:
バックキャスティングで未来を想像するときに、未来から今に選択肢や領域を狭めるのではなく、広い未来の領域そのままストレートに今に目を向けられるといいんですよね。

島田さん:
バックキャストすると今の自分を規定しちゃっている気がしていたんですけど、そうじゃなかったんですよね。

山田さん:
リベラルアーツに可能性があったり、図書館とか本屋さんのように自分が関心のあること以外にも目を向けられる手段があるんだよね。これをオンラインでドコモgaccoでテクノロジーを使ってどんなことが出来るかを考えたいよね。
半集中ーアンチフォーカス。全集中からの半集中。何かに集中しなさい、ってこともウィルハラ、どうありたいのかって言われること自体がハラスメントって言われちゃうからね。集中してって言われると自分にレディーの無い状態で決めなきゃいけない状態になってしまうんだよね。

島田:
大学に行きなさいはそうかもしれないですね。選択肢が増えるという意味で。

山田さん:
大人になってからのリスキリングってやったほうがいいのは分かっているんだけど、どれだけスキルが身に付いたかが分かる場が少ないんですよね。だから半集中して学べる場をドコモgaccoで作りたいですよね。


Check out

殿脇菜央さん:
龍男さんは1年半しか知らないですが、興味のないことが多いじゃないですか。だからエンターテイナー精神の私は、どうにか興味を持ってもらいたい、どうしたらサッカーに興味を持ってもらえるかを考えていましたね。
あと、私朝起きた時にはワールドカップを興味なかったんですけど、勝ったっていう事実に見たらよかったっていう感情を持ちましたね。あとは、この選択が人生を決めてしまう、ということは刺さりました。新しい環境で新しい人に出会うことで、知らないって怖いなって思って。この分野を選択してしまうと他の物が選べなくなるんじゃないかってことが不安になりますよね。

島田龍男さん:
半集中面白かったなって思って。でも自分がサッカーを見なくて後悔もしないっていう自分を見直して、未来に希望を持つっていう考え方をしたいなって思いました。

 山田崇さん:
塩瀬隆之さんの良い問は仲間を作る、よい問いはコミュニティーを作る、というそのプロセスが半集中に近いんじゃないかなと思って。正解が決まっているものってテストとかで多いんだけど、nanocaをやってて思ったのが、問いを立てることが難しいんだよね。だからトマトジュースも嫌いっていう視点があったからそれを選んでしまった不甲斐なさはありましたね。


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